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……あれが……。エレノアの本当の姿……|ライトノベル『この世界の顔面偏差値が高すぎて目が痛い』第4巻


獣人の国・シャニヴァ王国。
そこは、肉食獣人が権力を握っており、総じて人間を下等生物と見下している。

そんなシャニヴァ王国から留学生を迎え、エレノアたちの通う学院にも王子、王女たちがやってきた。

友好……どころか、横暴な態度をとる王子、王女たちに学院は一触即発状態。

そんな中、シャニヴァ王国の第一王女・レーニャがオリヴァーに

「そなたに、妾の夫となる栄誉を与えよう。私の『番』として、我が国に妾と共に参れ」

『この世界の顔面偏差値が高すぎて目が痛い』第3巻

と、自分と番うように言ってきた。

勿論、即座に断るオリヴァー。

しかし、王女はオリヴァーが断ったのは本人の意思ではなく、婚約者であるエレノアがオリヴァーを放さないせいだと思い込む。

そして、帰ってきたエレノアたちの元に届けられたのは。

肉食系獣人たちに召使として酷い扱いを受けていた、草食系獣人たちの髪の毛。

それと。

「つい先程、その髪の束と共に、君宛に手紙が届けられたんだ。……差出人は、シャニヴァ王国王族の連名となっている。内容はエレノアに、『娶り』の戦いを申し入れると書かれていた。要約すると、『明日、互いに自分の得意な戦い方で勝負をしよう。そちらが負けたら、婚約者を全員解放するように』……と、そう書かれているね」

『この世界の顔面偏差値が高すぎて目が痛い』第4巻

“娶りの戦い”とは、好きな相手に配偶者や恋人がいた場合、戦いを挑み、勝てば奪うことが出来るという獣人の風習。

レーニャは、エレノアに戦いを挑んできたのだ。
オリヴァーを奪うために。

草食系獣人たちが心配でも。
身体能力そのものに大きな差がある獣人に勝てるわけがない。
オリヴァー、クライヴ、セドリックの3人は当たり前のように、この戦いを断るようにエレノアに伝える。

しかし、エレノアも王子、王女たちの態度、言動にはいい加減、怒り心頭だったのだ。

一発入れてやらなければ気がすまない。

そして、戦いの最中に隙をついて囚われている草食系獣人たちを助け出せるかもしれない。

囮になるのか? と聞くオリヴァーにエレノアは答えた。

「否定はしません。……でも私、負けるつもりはありませんよ? なんてったって、誰よりも大好きで大切な、兄様方やセドリックとの婚約破棄がかかっているんですからね! 私は、みんなの婚約者を降りる気なんて毛頭ありません。死ぬ気で勝ちに行きます!」

『この世界の顔面偏差値が高すぎて目が痛い』第4巻

そして、勝負を受けることにしたエレノアの為に、クライヴ、オリヴァー、美容班たちが動き出したー!

※1〜3巻まではKindleUnlimitedで配信中。


バレた!殿下たちにバレたー!!

アルバ王国の王太子・アシュルと第四王子・リアムは既にエレノアの恋人の座を狙ってオリヴァーたちとバチバチですけど。

エレノアとは知らずに知り合っていた、第二王子・ディラン、第三王子・フィンレーも、自分の知り合った女の子がエレノアだってことに気がついた!

王家対策で不細工に見えるメガネをかけてたのに!!

戦いの為に(美形を見えにくくする&容姿を隠すためだけど)魔力を抑える原因になってたメガネを外した結果。

ギャップ萌えが炸裂したーー!!!

殿下たちは、メガネをかけたエレノアでも好きになったけど、そのエレノアの本当の姿を知ったら……!!

勇敢に戦うエレノアも良かったけど、エレノアを巡って争うオリヴァーたちと殿下たちが面白かったです。

あと、電子版特典の、草食系獣人の移住でモメるアルバ王国の人たちのお話も面白かった!

今回、小説4巻と一緒に雨宮潔さん作画のコミカライズ版1巻も同時発売!

こちらはまだまだ序盤で、オリヴァーとクライヴしか出てこないけど(あとお父さんズとアシュル)。

こちらも早くみんな出てきて、わちゃわちゃしたのが見たいです。


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かおり
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