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一旦ここまでの文学フリマ関連の動きをまとめてみる(2018年10月7日~2025年1月12日まで)

彩ふ読書会のホームページのカテゴリ「文学フリマ出店計画」でまとめているのですが、ごちゃごちゃしているので一旦noteでまとめます。

この記事を読めば、「なぜ読書好きの集まりなのに本を作ることになっちゃったのか」から、2025年1月12日に行われた「大阪同人誌を作ろうの会」まで全て分かります!(ように今から書いていきます!)

一応ホームページのほうのリンクも貼っておきますね。




第一期・文学フリマ初出店&彩宴読書会まで(2018年10月~2021年1月)

2018年10月 文学フリマの本が紹介される

2018年10月7日、大阪で開催した推し本披露会で印象深い出来事がありました。とある参加者の方が、文学フリマで購入した本を紹介してくださったのです。読書会で紹介される本といえば書店やネットで買える本がほとんどだった中、文学フリマで購入した本が紹介されたのは初めてでした。

「文学フリマってご存知ですか?」

という口調だったかどうかはもう覚えていないのですが、なんかそんな感じでした。文学フリマって何となく聞いたことのあるようなないような……という感じだったのですが、紹介者のアツいお話を聞いたことで、紹介された本だけでなく文学フリマの方にも興味度が増したのでした。


2019年1月 初代・彩ふ文芸部が誕生する

彩ふ読書会では読書会に3回以上参加された方を対象としたコミュニティ「彩読LINEコミュニティ」というグループLINEを作っていました(現在は「彩ふ読書会+」がそれにあたります)記録を見てみると休止前は73名の方にご参加頂いていたようで、今思うとなかなか狂っておりますね……。

「彩読LINEコミュニティ」では読書以外の趣味等で繋がる『ブカツ』が派生して生まれていたのですが、その中の一つとしてあったのが「彩ふ文芸部」でした。私が作ったわけではなく、東京の参加者有志で作られた集まりに私も入らせていただくという形でした。2019年1月に誕生し、投稿強化月間などもあったので、ひいひい言いながら小説を書いたのは良い思い出です。

私は一時期小説家を目指して専門学校に通っていたり小説投稿サイトに投稿していたりしていたのですが、この頃は執筆からだいぶ遠のいていました。まさか彩ふ読書会を通して文芸活動が出来るとは思ってもいませんでした。こういった場があるのはありがたいな~と思いつつ、実際書いてみると……これまで言葉に出来ず、忘れようと務めてきた感情や思いが沢山積もっていたんだなあということに気付きました。本を読むのも大好きですが、書いて発信する、表現する、ということもやはり自分の中では大切なことだと、この文芸部活動を通して改めて気付かされたのでした。


2019年9月 文学フリマ大阪に行ってみる

9月8日。文学フリマの本が推し本紹介されて以来、めっちゃ面白そう!行きたい!と思っていたワタクシ。しかし、一人で行くのは不安が・・・・・・。ワタクシ自他共に認めるコミュ障のため、一人で行っても楽しめる自信がありませんでした。しかし、行きたい!という事で「彩読LINEコミュニティ」で「文学フリマに行ってみよう」企画を立てた所、10名くらいの方が希望して下さいました。内、2名は文学フリマに何度か行かれている方でしたが他は初めてでした。熱量のすごさをひしひしと感じ、とにかく楽しい時間でした!!


2019年11月 文学フリマ東京に行ってみる

続けて11月24日の文学フリマ東京にも行ってみました。こちらも東京の方々にお声がけしたところ、私を含めて21名で行くことになりました。振り返ってみるとコロナ前の人数、なんかバグってますね!これだけの大人数で乗り込むなんて何これ読書会メンバーの道場破り?ブハハハハ!!なんて思っていたら会場めっちゃでかかった!!ということは今でも覚えています。

この頃は「執筆も再開したし、いつか文学フリマに出店できたら良いな~」とは思いつつも夢のまた夢という感じでした。


2020年2月 コロナ禍へ

2020年2月、新型コロナウイルスの影響で読書会を休止せざるを得ない状況になりました。彩読LINEコミュニティで行われていた各ブカツについても集まることは難しい状況となりました。そこから鬱屈とした期間に突入するわけですが、彩ふ文芸部では特別企画リレー小説企画などが行われていたりしました(私は不参加)


2020年6月 飲み会で出店申込をする

6月6日、読書会が開催出来なくなってから約4ヶ月。みんなはどうしているだろう?と気になり、オンライン飲み会を開く事にしました。そこで近況報告をしていたところ、文芸部の話にもなりました。

彩ふ文芸部に投稿されたものはどれも素晴らしい作品だったのですが、「彩読LINEコミュニティ」から派生したブカツという性質上、そもそも彩ふ読書会を知っていなければ彩ふ文芸部のサイトまではなかなか辿り着けないのが現状としてありました。そしてその読書会が休止中では新たな広がりも持てません。何か、そういう枠組みを超えた何かはないか!と模索しつつ……の時に!文学フリマが!キュピーンと!繋がったのであります!

そうだ、出店しよう、みんなで、と。

気が付けば文学フリマ東京の出店申し込みをしていました。なぜ読書好きの集まりなのに本を作ることになったのか……答えはお酒だったのでした(笑)読書会で文学フリマの本を紹介されたこと、彩ふ文芸部が誕生していたこと、この二つがあったことで、「文学フリマ東京出店計画」に繋がったわけです。もうこれはやるしかないなと、やるっきゃないなとなったのであります!


2020年7月 のーさん、現実逃避する

申し込みはしたものの、「またビッグマウスをたたいてしまった……!」と後悔したワタクシ。約一ヶ月間の現実逃避を行いました。しかしさすがにやばいということで、7月4日に雑談と文学フリマ打ち合わせを兼ねたZoom会を開催しました。熱い議論で0時超えする事態になりましたが、このとき編集長が決定しました。上に書いた、読書会で文学フリマの本を紹介された方が快く引き受けてくださいました。
一人辺りの文字数、ジャンル、テーマについて等色々と決め、翌日には執筆したい方と事務編集メンバーを募集開始。私を含めて16名で取り組むことになりました。


2020年7月 制作開始

その後は1週間か2週間に1回のペースで事務編集メンバーは編集会議を行い、執筆メンバーは作品づくりを行いました。ざっと時系列に並べます。

『7月11日』第1回編集会議
事務編集メンバーで文学フリマの打ち合わせを行いました。原稿募集の内容やフォーマット、締め切り、提出方法等について話し合いました。

『7月23日』第2回編集会議
編集部内の役割分担や原稿の提出方法、本文等のフォント、同人誌のタイトルの決め方等について話し合いました。

『8月10日』第3回編集会議
ページ合わせの手法の勉強会や、実際の原稿を見て気づいたこと、同人誌のタイトルの決め方等について話し合いました。

『8月13日』
原稿の表記法・体裁について執筆参加予定の方々にお知らせをしました。

『8月30日』第4回編集会議
ページ合わせの手法の勉強会や、実際の原稿を見て気づいたこと、同人誌タイトル等について話し合いました。

『9月6日』第5回編集会議
アンケート結果により、同人誌タイトルが「彩宴-iroutage-」に決定しました!
表紙デザインについても話し合いました。編集長が文学フリマ大阪に参加されていたため、その報告も行って頂きました。

『9月22日』原稿締め切り
この日が原稿締め切り日。私は執筆と編集とどちらも携わっていたのですが、執筆はなかなか進んでいませんでした。書いては消し、書いては消しを繰り返していたのです。でもまあ一人か二人くらいは間に合わないだろうなと思って余裕ぶっこいていました。そしたら当日続々と「原稿提出しました!」の声が。結局私一人だけが提出していないという事態に!え、うそ本当まじうそでしょ!?こりゃやべえ!となり、慌てて全集中で書き上げたのでした。

『9月26日』第6回編集会議
表紙デザインや台割、実際の原稿を見て気づいたこと等を話し合いました。

『9月27日』
著者プロフィールの募集、表紙デザインのアンケートを開始しました。

『10月4日』
表紙デザイン決定!

『10月11日』
著者プロフィール募集終了!

『10月17日』第七回編集会議
台割最終確定、試し読み案検討、コラム等検討を行いました。

『10月20日』試し読み公開
彩ふ文芸部のサイトに試し読みの出来るページを公開しました。


2020年11月 文学フリマ東京31出店

飲み会での出店申込から約5ヶ月後、我々は文学フリマ東京の会場にいました。一般参加ではなく出店側として。12:00になると文フリ事務局の方から開始の挨拶があり、会場にいる全員で拍手!この時の一体感は凄いものがありました!執筆編集メンバーで交代でブースで売り子をやることにし、1時間毎にバトンタッチしていきました。「〇冊売れましたよ」と報告を頂き、すげーなんて感動していました。読書会に参加して下さっていた方々が文学フリマに足を運んで買ってくださってたり、X(旧Twitter)を見て買いに来られた方もおられたり、何だか夢のようでした。途中、顔見知りの方々とお会いして、自然と集まってお話をしたりもしました。読書会が開催出来ない中でしたが、直接会っておしゃべりする楽しさを改めて感じました。
時間はあっという間に過ぎ、17:00になると文フリ事務局の方から挨拶があり、会場にいる全員で再び拍手!この雰囲気はこの時この場にいなければ味わえないものですね。めちゃくちゃ良かったです!


2020年11月 お疲れ様会

文学フリマ東京31から一週間後の11月29日、編集メンバーでオンラインお疲れ様会をしました。この時に何を話したかは……覚えていませーん!!が、11月22日の出店参加の時点で「次は京都に出店したい」と思っていたことは覚えています。


2020年12月 文学フリマ京都に申し込む

2021年1月の文学フリマ京都にも参戦すべく、12月5日に第一回打ち合わせを行いました。今回は日にちもあまりないということで『創刊号彩宴』ではなく『別冊彩宴』として誌面版推し本披露会本を作ることとしました。コピー本を作ったのですが、日にちがないにもかかわらずさくさくと進んだことが印象深いです。無事に完成はしたのですが、新型コロナの感染拡大の影響によりイベント自体が中止になってしまいました。中止にはなってしまいましたが、代わりにBOOTHというサイトで通販を行いました。
文学フリマ東京、BOOTH通販と合わせて『創刊号 彩宴』は30冊、『別冊彩宴』は11冊のご注文をいただきました。


2021年1月 『彩宴』課題本読書会実施

日付が定かではないので2020年12月だったかもなんですが、自分たちで作った本を課題本に読書会を行うという、彩ふ読書会史上初の試みを行いました。どんな感じになるのか未知数でしたが、非常に楽しい会となりました。

これにて第一期「文学フリマ東京出店計画」は終了となったのでした。



第二期・2回目の文学フリマ東京出店(2021年6月~2021年11月)

2021年6月 キックオフでしどろもどろになる

再び文学フリマ東京に出店しようということで彩読LINEコミュニティのメンバーに呼びかけ、6月19日にオンラインでキックオフミーティングを行いました。まだ読書会は休止中だったため予想していたことではありましたが、創刊号のときよりも少なく、6名(最終的には7名)で行うことになりました。
前回よりも少し早めに動き出してるし?一回経験もしちゃってるし?いけるいける!と余裕ぶっこいていました。今後のスケジュールを確認してー、前回はテーマ読書の部と自由投稿の部の二部構成だったから今回のテーマどうするー?みたいな話をしていましたら、ミーティング参加の方から「コンセプトは?」という質問が。あ、コンセプトですか?いやあコンセプトですよねー。うんうんコンセプト。……何も考えてねえ!とは言えねえ!!と、しどろもどろになったのは良い思い出です。だって!一回目は本を作るのに必死だったからあっ!!と言い訳もしたいけれど一回区切ってますからね、第二期に入った考えることになったのは良いタイミングでした。


2021年7月 編集会議でしどろもどろになる

7月3日に第一回編集会議を行いました。前回のキックオフミーティングではしどろもどろどろんどろんしておりましたので、まずはこの企画の目的・コンセプトについて私の方からお伝えしました。それがこちら!

内向け(執筆編集等の参加者向け)
読書好きという一点で集まったバックグラウンドの違う人たちが、それぞれの自分らしさ自由さを存分に発揮し、本作りの準備や当日のイベントを通して交流を深める

外向け(ブースに足を運んでくださった方やこの記事を読まれているあなた向け)
本作りしていることを知った人たちが、自分も書いてみたい、本を作ってみたい、と思わず一歩踏み出したくなるような活動および記録を発信していく。あわよくば他サークル等の書き手との交流

その後は本の全体感の話をしました。「創刊号では挑戦できなかったこと」に挑戦していきたいという私の思いがあり、文庫バージョンを作ることになりました。私自身が文学フリマに初めて行ったときに衝撃だったのが、文庫本の形をしていたという所だったからです。形から入るわけではありませんが、やはり一度は文庫本の形で出してみたいなと思ってました。出店までのスケジュールや次回までにやっておく事などを確認して編集会議は終了したのでした。

その後、編集会議は七回行いました。本文テンプレートの決定、原稿募集内容の決定、表紙デザインの決め方について、編集部内の役割分担、などなどを話し合いました。キャッチコピーも「読書好きが高じて本作り始めました」に決まりました。その他、チラシ・ポスター案の確認や台割案の確認、広報・宣伝についても話し合いました。

5回目の編集会議の際、「同人誌を対象にした文学賞がある」という話題になり、「神戸エルマール文学賞」の存在を知りました(去年『彩宴3』を応募しましたが残念ながら落選しました)


2021年11月 文学フリマ東京33出店

読書会をやっていた時は毎月のように東京に足を運んでいましたが、この日は一年ぶりの東京でした。会場に着くと、出店者入口で検温して、アプリのCOCOA(もはや懐かしい!!)を入れていることを確認してもらい、シールを貼って入場!ブースに到着してからは準備を始めました。一年前は創刊号だけでしたが、京都用に作っていた別冊彩宴も含めて3つの本が並びました。別冊彩宴は完売!創刊号も5冊ほど手に取っていただきました。新刊の『彩宴 -iroutage- VOL.2』は11冊ご購入いただきました!

文学フリマ終了後は居酒屋で打ち上げ!とといきたいところだったのですが、まだまだ感染対策はしっかりとしておきたい時期だったので軽めに食べれるところへ。浜松町まで行ってデニーズに到着。皆考えることは同じなのか、割と混んでおりました。

危うくポテト部が発足するのではないかというくらいポテトを注文し、この時点で来月の文学フリマ京都へも出店しようという話をしていました。しかし、またもや感染拡大により文学フリマ京都の開催が微妙な感じに。店番のシフトまで組んでいて、文学フリマ京都自体も開催することになったのですが、彩ふ読書会としては出店を取りやめることにしました(振り返ってみて気付きましたが、この時は課題本読書会は行ってませんね)

これにて第二期は終了となったのでした。



第三期・2年ぶりの文学フリマ東京出店(2023年3月~2024年1月)

2023年3月 キックオフ!

2022年6月に大阪、10月に東京で読書会を再開しました。まだコロナ禍ということで中止することもありましたが、徐々に賑やかな回も出てくるようになっていました。彩読LINEコミュニティは終了していたので、キックオフミーティングについてはホームページでお知らせをしました。

3月12日の東京で読書会が終わったあと、スイーツ会&文学フリマ出店計画のキックオフミーティングを行いました。飲食を伴うことになりますので積極的にというわけではないのですが、参加してくださったのは12名。私を含めて13名でスタート。ある程度決まっていることや今後のスケジュールについて確認を行いました。


2023年4月 制作開始

『4月15日』編集MTG1
編集MTG1を行いました。キックオフミーティング時には東京と関西でそれぞれ同人誌を制作する構想を練っていましたが、関西では残念ながらメンバーが集まらず、今回は見送ることに。東京では第1部執筆8名、第2部執筆5名、編集広報4名、全体としては11名の方が参加表明してくださり実施確定となりました。お題は「望」でいくことにしました。

『6月11日』編集MTG2
5月の文学フリマ東京に参加した方がいらっしゃったので、参加した際に感じたことなどをご報告いただきました。原稿チェック時の注意点について共有や、原稿チェック担当について等を決めました。

『6月25日』初稿提出〆切
執筆は4月から始めていましたが、6月25日を初稿提出期限としていました。今回も無事全員が初稿提出完了!(拍手!!)15作の創作小説や短歌等、8作の推し紹介が集まりました。今回は初の300ページ超え!読み応え抜群!

『7月15日』編集MTG3
東京での読書会終了後、「文学フリマ出店計画編集MTG3&ごはんスイーツ会」を実施しました。参考文献の表記方法やルビについて、推し紹介ページのフレームや著者プロフィールデザインについて話しました。

『8月19日』編集MTG4&執筆お疲れ様会
東京での読書会終了後、「文学フリマ出店計画編集MTG4&執筆お疲れ様会」を実施しました。7月末までに脱稿予定で、私が飲みたくなったからです。編集MTG4を行ったあとは居酒屋に行ってお疲れ様会を行いました。

そこからは入稿用データの作成をしたりなんだかんだと忙しくしておりましたが、まだ日にちもあるということで一旦1部だけ入稿してみることに。


2023年9月 のーさん、紹介動画を作りだす

朝井リョウさんの『スター』を読んでいたら無性に動画が作りたくなり、『彩宴3』の作品別に紹介動画を作り出しました。私の新たな才能がまた一つ開花してしまいました。


2023年10月 のーさん、別冊彩宴も作りだす

文学フリマ東京に向けて初めて同人誌『創刊号彩宴』を作ったときから、ずっとやりたいと思っていたことがありました。それは一人でも本を作ってみたいということ。まだ当日まで時間があるということで初の単独エッセイ集を作りました。


2023年10月 本が届く

10月8日に入稿を終え、10月25日に本が届きました!


2023年11月 文学フリマ東京37出店

彩ふ読書会としては3回目の出店でした。創刊号彩宴、別冊彩宴、彩宴2、新刊の彩宴3、急遽作ってしまったのーさんのエッセイ集と計6冊が並びました。
今回個人的にやりたかったのは、「広報に力を入れたい」ということでした。前回までの出店はバタバタとしたりボケーッとしてしまったりで広報に力を入れることが出来ず(せず?)、反省点としてあったからです。読書会に参加してくださってる方にもですけども、せっかく本を作るのだから、文学フリマをキッカケにした新たな出会いも作れたなーという思いがありました。結果としては『彩宴3』が12冊(+取り置き1冊)、のーさん本1冊ずつ、『彩宴2』が2冊、『別冊彩宴』が3冊、『創刊号彩宴』が1冊でした。

終了後は田町へ行き、むさしの森Diner ムスブ田町店というお店でお疲れ様会を行いました。2年前よりも規模が大きくなっていたので、人に酔ってしまったのかちょっとぐったりしましたね。


2024年1月 『彩宴3』課題本読書会実施

2024年1月20日、東京で『彩宴 -iroutage- VOL.3』を課題本とした読書会を開催しました。自分たちで作った本で課題本読書会を行うということは『創刊号彩宴』のときにもやりましたが、その時はまだコロナ禍だったためオンラインでの実施でした。『彩宴2』のときもやったような気がしていたのですが、振り返ってみたらやってませんでしたね。ともかく、今回は初となる対面での同人誌読書会でした。また創刊号彩宴のときと違うのは、執筆編集メンバー以外の方も招待していたこと!!

実は文学フリマ東京37で手に取ってくださった方々に購入特典として課題本読書会へのご案内をお配りしておりました。

今回は私含め14名で読書会を開きました。執筆編集等で関わった方の参加が12名、ご購入頂いた方の参加が2名でした。

7名ずつの2グループに分かれて、それぞれ読んできての感想を言っていただきました。私のほうのグループでは執筆編集には参加しておられない方が二名(うち、お一人は当日ブースのお手伝いをして頂いてました)いらっしゃいましたので、まずはお二人から感想をいただいたあと、執筆編集参加者からもそれぞれの作品や構成等について感想を述べました。

創刊号の時はオンラインだったのでそこまでじゃなかったのですが、対面では……褒められると恥ずかしいいいい!!となりました。面と向かって「のののさんの作品良かったです!」と言っていただけると、ものすごく嬉しいのですが、何だか素直に受け取れない。ワンピースのチョッパーなみに悪態をつきながらお茶を差し出したい気分になりました(実際は「ありがとうございます」と素直に受け取りました)というか最早「ありがとうございます」しか返事が出来ない……息が……苦しい……!!

同グループには私を含めて7名中5名の執筆参加者がおられたのですが、皆それぞれで誰かを褒めてはその方のライフを削り、また誰かを褒めてはライフを削り……互いに削り合っていくという消耗戦。もうやめてライフはゼロよ!!と叫ぶ者はおりません。削られつつも嬉しいですしね。いやはや、ありがとうございました。

17:00に一旦締めたあと、18:00近くまではフリートークタイム。引き続きお話される方、隣のテーブルの方へ行かれる方などなど、それぞれで残る時間を楽しみました。お疲れ様会のほうは、執筆編集等で関わった方のみ10名で開きました。

これにて第三期は終了となったのでした。



第四期・彩ふ文芸部始動から文学フリマ東京39(2024年1月~2024年12月)

2024年1月 彩ふ文芸部始動

2年ぶりに本も作れて、文学フリマ東京37にも出店できて、しかも課題本読書会も出来て良かった良かった……といきたいところだったのですが、文学フリマ東京37出店前後から何だかモヤモヤしていました。

当日までも楽しかったし、当日も楽しかったし、終わってからも楽しかった。でも、なんかモヤモヤする……。これについてはまた後述しますが、2023年10月~2024年1月頃はとにかくモヤモヤしていました。そこで行ったのが、私単独でエッセイ集を作ったことと、彩ふ文芸部を再始動することでした。

彩ふ文芸部は彩読LINEコミュニティの派生ブカツとして参加者有志で始まった集まりでしたが、派生ブカツという性質上、そもそも読書会を知っていなければ辿り着けないという状況がありました。コロナ禍となったことで読書会が休止したこともあり、新たな広がりや入部者を設けられないままとなっていました。文学フリマは終わったけれど、いつでもふらっと創作して投稿できる場はあってほしいな〜という思いが沸々とあり、彩ふ文芸部部長とどのように再始動するかを相談しました。

彩宴3制作では関西からの参加者がいなかった(のちにお一人参加してくださいました)ため、まずは日ごろから創作できる場を作りたいという思いもあり、「東京彩ふ文芸部」「大阪彩ふ文芸部」と分けて作ることにしたのでした。


2024年1月 のーさん、公募にハマる

さあ彩ふ文芸部も立ち上げたし、やっていくぞー!と思っていた矢先、私が公募にハマりました(なんてこったい)1月20日の『彩宴3』でもうめちゃくちゃ褒められたのもあるし、そろーっと「私が新人賞に応募するとしたらどこが良いですかね~」と相談したら東京彩ふ文芸部部長から「文藝賞!」と言われたこともあり、あ、これは運命っ……!って思っちゃったんですよね。3月末の文藝賞応募に夢中になり、Xで執筆状況などを報告しながら書いていきました。noteでも報告していると皆さんからスキ!をたくさんいただけたりしちゃったりなんかして、「あ、みんな優しい」となり、文芸公募勢宣言をしました。無事に文藝賞にも応募し、去年は神戸エルマール文学賞に『彩宴3』を応募、群像新人文学賞にも応募しました。


2024年6月 文学フリマ東京39出店の提案をいただく

東京彩ふ文芸部員のへっけさんから、12/1の文学フリマ東京39までに自分で冊子を作りたいとご提案がありました。文学フリマ東京に出店し始めたころから、出店方法は2パターン考えていまして、『彩宴』はAパターンの方法なんですが、Bパターンでやってみたいということでした。先着の組は終わっていましたが、申し込むことにしました!


2024年8月 夢想文学 秘ノ書を読む

8月3日、夢想読書会の中の人から『夢想文学 秘ノ書』を買わせていただいて読みました。実は2024年1月に実施した『彩宴3』課題本読書会のときにも参加してくださっていて、その時に中の人から本を作ること、「挨拶」や「座談会」で『彩宴3』に触れることをお聞きしていたのでした。読書会メンバーで本をつくるという試みはやっぱり良いな~と、『夢想文学 秘ノ書』を読んで改めて思いましたし、「また本をつくりたーい!」となりました。


2024年10月 のーさん、インタビューを受ける

10月14日、東京彩ふ文芸部員のshikada氏から「突然のご連絡すみません、実は「彩ふ読書会の主催者に聞く20の質問」という企画を考えまして…」というメッセージと質問リストがLINEで送られてきました。え、何それ面白い!となり、オンラインでインタビューを受け、私はがんがん喋りまくりました。この時点ではもう文学フリマ東京39の出店も決まっていて、このインタビュー本も本にして新刊として出すことになりました。


2024年10月 のーさん、文学フリマに気持ちが向く

12月10日締切の第41回太宰治賞に応募しようと思っていたのですが、へっけさんやshikada氏が文学フリマ東京39に向けて準備を進めていくのを「楽しそうだなあ」と思っているうちに、気持ちが文学フリマに向いていってしまいました。文学賞への応募は続けていくつもりなのですが、やっぱり孤独な作業ではあるんですよね。
この頃、大阪文芸部の方ではぼちぼちと入部者も増えてきていました。やれるか、今なら去年のようにはいかずにやれるのか!?と思いつつも、まだふんぎりはつきませんでした。しかし、思いました。「そうだ、彩ふ読書会+があるじゃないか」と。


2024年10月 同人誌を作ろう会を追加

6月30日に大阪で読書会の7周年イベントを行ったのですが、そのときに「彩ふ読書会+」という企画をスタートさせました。これは彩読LINEコミュニティのいわば改良版で、定期的に開催している読書会とは異なり、希望される方が一定数集まった場合に開催決定となる不定期企画です。これまでにも「ジョジョの奇妙な冒険を語る飲み会」や「田村由美作品を語る飲み会」「執筆について語る飲み会」「進撃の巨人を語る飲み会」などを行ってきました。こちらは参加者ベースで集まるので、集まらなければ実施しませんが私としても気楽に企画を立ち上げられます。
10月28日、この中に新たに「同人誌を作ろう会」を追加しました。同日すぐに希望者が3名集まり開催決定!!オープンチャットで日程調整をし、1月12日に集まることになりました。


2024年12月 文学フリマ東京39出店

同日私は大阪で読書会を行っていましたが、へっけさんとshikada氏の尽力により彩ふ読書会として文学フリマ東京39に出店することが出来ました。改めてありがとうございました!翌週に東京で7周年イベントを行った際にお話を聞きました。



第五期・同人誌を作ろう会始動(2025年1月~)

2025年1月 同人誌を作ろう会実施

1月12日、大阪で彩ふ読書会+企画「同人誌を作ろう会」を実施しました。
初めましての方同士もおられましたので、まずは自己紹介をしました。普段の読書会のように好きな作品や作家さん、最近ハマっていることに加えて、執筆歴などをお話していただきました。今回同人誌を作るのが初めての方もおられれば、ご自身のサークルで文学フリマに出店経験のある方もおられました。『彩宴』シリーズに参加経験のある方はおられませんでしたので、ある程度私のほうで決めてきたこともありましたが、ある意味まっさらな状態での話し合い開始となりました。「本のテーマ」と「本のタイトル」「執筆スケジュール等の確認」を行い、テーマは「寺」と「走る」になりました。また、文学フリマ大阪13へ出店することも決まりました!



最後に

以上、以前書いたレポートからコピペしたところも多いですが、一万文字超えました。お付き合いいただき、ありがとうございました。振り返ってみればあの時あれがなければこうなってなかったな、みたいなことも結構あって面白いです。

文学フリマ東京39で一旦第四期と区切り、現在進行中の文学フリマ大阪13への出店については第五期としました。というのも、これまでと違うのは「文学フリマに出店するから本を作る」ではなく、「本を作る」ことそのものを主軸にしていることです。本を作る過程を通して、参加者の方同士で交流を深めれたらなと思っていますので、メインはむしろ『同人誌』課題本読書会の方としています。そのため、順番を逆にしてみました。さて、どうなることでしょう。まだ分かりませんが、今後も創作を楽しんでいけたらなと思います。

では!!


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ののの@彩ふ文芸部(彩ふ読書会)
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