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みんなに聞いた!#吹奏楽っていいね
こんにちは!Iris Wind Orchestraです。
突然ですが、皆さんは吹奏楽が好きですか?
中学・高校の部活でおなじみな吹奏楽。
野球応援やコンクールなど、青春の象徴としてイメージされがちですよね。
私達Iris Wind Orchestraのメンバーは、中高(もはや大学まで!)を卒業した今でも吹奏楽を楽しんでいる面々が多数参加しています。
「そこまでどうして吹奏楽に没頭できるの?」
「吹奏楽の良さって何なの?」
きっと読者の方からはそのような疑問も生まれてくることでしょう。
そこで今回は、団員の皆さんに当団のコンセプトでもある「#吹奏楽っていいね」について、聞いてみました。
その①「吹奏楽編成で演奏できるっていいね!」
「吹奏楽っていいね!」と一言でいってもそのアプローチは多種多様です。
まずは、吹奏楽そのものの演奏の良さを「いいね!」と思った方の声をご紹介しましょう。
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色んな楽器が集まりアンサンブルできること。
個性豊かなたくさんの楽器の音がひとつの音楽になる瞬間が好きです。
まず挙がったのは、個性豊かな楽器の音。
吹奏楽は、管楽器、打楽器、そしてコントラバスによる合奏で成立します。
弦楽器の優美さが光るクラシックとの違いは、取り上げるジャンルの多彩さ。
クラシックだけでなく、吹奏楽の始祖とも言えるマーチをはじめ、サンバやジャズやポップス、そして現代的な吹奏楽曲までに至ります。
多彩な楽器があるので1つの演奏会で様々な音楽ジャンル、編成、音色、パフォーマンスを楽しめることが魅力の一つだと思います。
私自身吹奏楽通じてたくさんの音楽を知ることができました!
変に格式張らず、色々なジャンルの曲をそれに合わせた音色や奏法で奏でることができるのが、吹奏楽の楽しみであり醍醐味かなぁと思います。
吹奏楽は、どんなジャンルのものも対応できるので中心的存在だと考えてます。吹奏楽を知らなくてもきっかけさえあれば誰もが興味を持ってくれるはずです。
吹奏楽には可能性があります。どんな音楽だってできるところが魅力です。オーケストラクラシックをやってもいい、映画音楽もできる、ジャズだってできる、吹奏楽クラシックにもさまざまな曲がある。
私は、管弦楽部に入りずっとクラシックしかやらない環境に身を置くようになりました。いま、吹奏楽でさまざまな曲をたくさんやっていたあの頃を思い出すと吹奏楽の良さを改めて強く感じています。
そしてもう一つが、「息のみで奏でる」芸術です。
とある団員は『管楽器ならではの響き・音圧・スピード感がある!』と言いました。
こうした編成では表現や技術の多彩さもまた魅力の一つと言えるのかもしれません。
吹奏楽っていいねとは、吹奏楽に魅力を感じてくれた人の中で「吹奏楽」と言うジャンルが確立した瞬間のことだと思います。
奏者側は、既に確立した曲を吹奏楽という枠組みでどう演奏するのか、はたまた、吹奏楽オリジナル作品での吹奏楽ならではの魅せる表現を求められることに非常に難しさを感じているはずです。だからこそ、演奏する楽しさや追求をすることで正解のない「吹奏楽」の魅力に取り憑かれて今楽器を吹いているのではないでしょうか?
だからこそ、同じ曲でも吹く人、環境、アレンジ等によって違ったテイストにもなります。
自分や団全体の音楽の解釈を広げ、観客の方にも吹奏楽の魅力そのものを伝えたい。
吹奏楽っていいねとは、見ず知らずの人にも、音楽に乗せた思いが伝わる事。
団員には音楽と吹奏楽への熱い愛があるのです。
その②「吹奏楽は人と人をつなぐ橋になるっていいね!」
部活動としても知名度の高い吹奏楽。
学生時代には、吹奏楽を通してたくさんの方と出会い、言語や性別、年齢の壁を乗り越えたという方もいることでしょう。
私自身も、海外で吹奏楽活動を行い、音楽仲間と知り合うことができた一人です。
団員にとっても吹奏楽は人と人をつなぐ架け橋でありました。
吹奏楽っていいねとは、「吹いている側も聞いている側も楽めること」だと思っています。
クラシックよりもとっつきやすい吹奏楽だからこそ、クラシックに全く興味ないけれど音楽は好き、というような人でも満遍なく楽しめることが強みだと思います。
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吹奏楽っていいねとは、話したことがない人とでも楽器を吹けば素敵な思い出が出来ること
楽器を吹けば、誰かとつながる。
楽器を吹けば、一緒に何かが生まれる。
演奏会のたびに絶対に聴きに来てくれる人がいますが、今も音楽を通して繋がるご縁があるのが有難く、素敵だと思っています。
吹奏楽っていいねとは、音楽の楽しさやそれぞれの楽器の音の魅力、それぞれが感じている曲の好きなところや良さをみんなで一緒に演奏で届けられることだと思います。
そして、その「共感」はいずれ「共鳴」に変わっていく。
吹奏楽っていいねとは、色々な人と、その時のコンディションに良くも悪くもドキドキハラハラしながら共鳴できること
団員の言葉を借りるならば、吹奏楽っていいねとは、『ラブアンドピース』なのです。
その③「吹奏楽が届ける"瞬間"っていいね」
私達の生きているこの人生は無限ではありません。
音楽を演奏するこの瞬間も、また一度きりのものです。
吹奏楽っていいねとは、そのときのメンバーでそのときにしかない時間を共有すること!
「音楽は瞬間芸術」という言葉があります。
音楽の一拍、一小節と過ぎ去る刹那を噛みしめることもまた、吹奏楽の大切な魅力の一つでしょう。
そして、その瞬間を楽しんだ先に残るのは「かけがえのない思い出」。
一度演奏した曲のことはそう簡単に忘れるものではありません。
その曲を耳にすれば、いわばタイムカプセルのように思い起こされることもあるのではないでしょうか。
吹奏楽っていいねとは、生きている音を奏でて、みんなで楽しむこと!
その曲を聞けばいつでもその時の気持ちに戻れること!
そういう風に感じられるまで練習を頑張ること!…とか言ってみます(笑)
ふとした瞬間に、吹奏楽曲や楽器のことが頭に浮かぶときに、吹奏楽っていいなと思います。
そんな吹奏楽の思い出が積み重なることで、吹奏楽がますます好きになっていくことでしょう。
自分が初めて吹奏楽部に入ったころ、正直音楽があまり好きではありませんでした。
しかし、楽器を始めていろんな曲を演奏して聞いてを続けていくうちに、「吹奏楽って楽しいな、良いな」と思えるようになりました。なので、今度は自分たちが奏でることによって聞いてくれる側にも、自分が感じたように吹奏楽の魅力や楽しさ、奥深さが伝われば、最高だなって思ってます。
その④「みんなでやれる吹奏楽っていいね!」
吹奏楽っていいね、最後の魅力。
これは、もっとも基本的でありながら大切なことです。
吹奏楽っていいねとは、音楽をそこにいる仲間と楽しめること。
1人じゃできない、合わせることの楽しさを感じられます。
吹奏楽は一人ではできません。
小編成でも、大編成でも自分以外の誰かと合わせて演奏する必要があります。
一人でも音楽は出来るけど、沢山の人とやる音楽は本当に楽しい。
皆で一つのものを創り上げる楽しさが分かち合える吹奏楽っていいね!
指揮者が構え、振り下ろすまでの瞬間。
そして、演奏し終わって、「ほうっ」と息を吐いた瞬間。隣りにいる誰かとブレスを合わせていると思うその瞬間、実は観客も同じ瞬間にブレスしています。ホール全体が呼吸しているのです。
そんな一つになるという感覚を得られるのも吹奏楽の魅力の一つですよね。
やっている側も演奏が揃ったら一つに音がまとまった時の快感を得られるので素晴らしいものだと考えています。
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こうして一致団結した演奏会。
みんなでワイワイ練習し、得られた達成感は他に類を見ないものになることでしょう。
どんなに練習がしんどくても、辛くても、時には面倒だと思っても演奏会が終わった後は、充実感、達成感、(成人してから)ビール飲みたい!!という仕事の達成感とはまた違う気持ちを味わうことが出来、これだから吹奏楽ってやめられないなぁ!!!と感じさせてくれる瞬間が堪らなく好きです。
吹奏楽っていいねとは、吹いたり聴いたりしたあとに明日を生きる活力が湧いてくること
吹奏楽に出会うだけでエネルギーが湧く。頑張ろうと思える。
生きがいに巡り会えたことってとっても幸せなことだと思います。
最後に、「吹奏楽っていいね」とは何かで最も心に残った一言を紹介しましょう。
「吹奏楽に対して、今の自分より一歩踏み出そうとする気持ち」だと思っています。
初めて吹奏楽を聴いた人が「自分もやってみたい!」と感化されたり、過去に楽器をやっていた人が「また合奏したいな」と記憶を思い起こしたり、団員である我々が「次はもっと上手くなってこんな演奏をしたい!」と目標を持ったり。
そんな風に自分や誰かを動かすような演奏ができたらいいなと思いながら参加しています。
吹奏楽を通して、誰かを動かす…他にも多数回答いただきましたが、これもまた大切なことだと思います。
私達の音楽が、誰かを力づける栄養になれることを祈っています。
想いが積み重なったイリスの演奏会をお楽しみに!
ここまで、たくさんの方の「吹奏楽っていいね!」を振り返ってきました。
今回のインタビューに回答頂いた方の数はなんと団員の半数以上!
皆がそれぞれ吹奏楽に「アツい想い」を抱いていたことがわかりますね。
聞き手である私自身の考える吹奏楽についてはすでに記事になっています。
もちろん、これらの考え方のどれもが正解だと思います。
重要なのは、皆が吹奏楽への愛や熱をそれだけ持っていて、それを自分だけでなく皆さんにお届けしたい、と思っていることなのではないでしょうか。
そんなわたしたちの演奏会は、2022年5月28日。
執筆する今現在ではいよいよ一週間前に迫っています。
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演奏会については、下記URLより御覧ください。
私達の精一杯の音楽で、吹奏楽っていいねを感じてみませんか?
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