同書の「Introduction」の最終パートのまとめとなります。
前提とされている知識や理解が不足しているため、行きつ戻りつして
読みながらも「ここでは何のために何についての語義、定義をしているのか?」をすら時々、見失いそうになるのですが…(涙)
進んで行くために、現時点の理解の範囲でまとめてみます。
5.2 Intersubjectivity (P46-48)
この本での「間主観性」の定義はポスト構造主義の考え方に近いものを採用するようなのですが、ここでの定義だけではまだ正確に意味が把握できていません。のちの第3章での事例とその分析の箇所で再度理解を深めたいと思います。
5.3 Subject position(P49-52)
この訳語がまだ検討の余地があるかとは思いますが、
現時点では「主体的ポジション」と訳して理解を進めてみます。
(※言語学での「ポジショニング」の考え方とどのくらい共通点があるのか
併せて調べる必要もあると考えています。)
★前回のパート(⑤)でも書きましたが、追加言語を学習する多言語話者が自らの学びをどのように捉え、味わい、彼らの置かれた学習環境で学習を続けていくかということをKramshの独自の新たな視点で明らかにしようということがこの箇所でも提示されています。
これまでの言語教育観、言語学習者観とは異なる点を理解するために、私自身の人文学領域における言語学、社会学、文化人類学的な知識もまだまだ必要で、読み進めていくのも大変ですが、何とか取り組んでみます!
今回はここまでとします。