4.17 ヴェリコス(リトアニアのイースター)
「ヴェリコス(Velykos)」は「素晴らしい日」「重要な日」という意味だそうです。
リトアニアのパパから、リトアニアの美しい水色のリネンが送られてきたので、今年のイースターはリトアニア料理を作りました。夫が。
夫、なぜか前の晩から鼻水が止まらなくなって大変でした。「このままでは脳が鼻から流れ出てしまう!」と心配になるほど。ためしに「“な行”は?」と聞くと、「ぬね……」と返ってきました。かなりヤバいです。検索したら、どうも「寒暖差アレルギー」のようだったので、アレグラを飲んでもらいました。(2日で完治)
リトアニアといえば、唐沢寿明が主演の『杉原千畝』、面白かったです! 予想外の意味で。ヒューマンドラマ映画だと思って観始めたら、スパイ系アクション映画仕立てだったのです。ドキドキハラハラでした。
《本日のメニュー》
・イースターエッグ
・薫製にしんのマリネ
・ライ麦パン
・カッテージチーズのはちみつがけ
・バルシチェイ
・ツェペリナイ(じゃがいも団子)
・シゴナス(イースター・ロマーニ・ケーキ)
イースターエッグは東美教会のイースター礼拝のあとにもらいました。
礼拝で「マルコ福音書では、人々はガリラヤでイエスと会って、ガリラヤでイエスと再会する。そして終わりが始まりに変わって、ずーっと続く」という不思議なお話を聞きました。永遠に続く円環構造……? クラクラします。頭の中に「♪金毘羅船々」が流れました。
薫製にしんのマリネは、いつものように夫が無意識で作りました。
ライ麦パンはリンデのパン。小さいカタマリなのにずっしり重い! 噛むほどに豊かな味が広がります。
カッテージチーズのはちみつがけを乗せて食べました。
バルシチェイはリトアニアのボルシチ。冷製バルシチェイが名物なんだそうですが、寒いので温かいバルシチェイを。うちのボルシチには通常じゃがいもがゴロゴロ入っているのですが、バルシチェイは「じゃがいもは(入れずに)添える」とのことで、炒めた千切り野菜(玉ねぎ、にんじん、セロリ)が入っています。野菜がシャキシャキしていて、いつものボルシチとは一味違った美味しいスープに。どちらにせよサワークリームは必須です。
さて、メインはツェペリナイ。(ツェッペリン飛行船を模したじゃがいも団子)
「リトアニアの郷土料理」なのに「地元の人は作りたがらない」という、ナゾ料理。
マッシュポテトとすりおろしたポテトを搾って作った生地(水っぽい)で、タネ(大豆ひき肉、玉ねぎ、カッテージチーズ)を包んで、飛行船型に成形して、弱火で20分ゆでます。
ゆでている最中に生地が割れて崩壊することがあるそうです。これが作りたくない一番の理由かと……。
20分後、崩壊せずにゆであがりました!
夫の機転で小麦粉を多用したのが(生地にも、成形にも)、成功のカギだったかもしれません。
食感はムチムチです! 餅や団子が好きな人にはたまらないかも。ハバトライ!
味はソース次第。きのこソースは絶品でした! 最後にサワークリームを混ぜるのが秘訣ですね。
しかし、飛行船を見て、「あんな形のじゃがいも料理を食べてみたいなあ!」と思って、実践したリトアニア人がいたわけですよね。変な人たち。(・∀・)
デザートはシゴナス(イースター・ロマーニ・ケーキ)。
いつも夫が無意識に焼いているフルーツケーキとは違って、メレンゲを使います。フワフワしっとりのケーキになりました。各種ドライフルーツのほかに、デーツが入っています。トルコの香りがします。
☆リトアニアのパパよりメッセージ:
リトアニアの「Rugute(小児がん支援協会)」は、ウクライナの小児がんの子どもたちのリトアニアへの避難輸送、ウクライナへの薬品などの空輸を行っています。
ご支援いただける方は一口 1,000円を下記にご送金ください。(ご送金は実名でお願いします)
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日本リトアニア友好協会 寄付専用口座
三菱UFJ 神楽坂支店 普通0054453
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