『このまちが好き』という想いが広がっていってほしい
ぼくたち『NPO法人好きっちゃ北九州』は、様々な活動を実施しています。
ローカルな地域のなかで、その地域の郷土愛を育むことが主な目的です。
子ども達が自分のまちについて詳しく知ったり。
大人たちと自分のまちを見つめなおしたり、考えたり。
地域のなかでのコミュニティを深めたり、広めたり。
ぼくたちは『よそ者』として、その地域に入っていく風です。
地域活動のフィールドに、外から入っていく市民活動です。
小さな、狭い、ローカルな地域での協働です。
だから故に、
ぼくたちの活動っていうのは、とても草の根的な活動とも言えます。
参加人数などは、とても小規模なものばかりで、社会的注目を浴びるような大きなムーブメントにはなりません。
北九州市には、130ぐらいの小学校区があります。
これらひとつずつが、ぼくたちの活動対象ということになります。
各地からお声かけいただき、次々といろんなまちに出かけていっています。
そんなに多くの地域で活動できるわけでもありませんし、
このような『地域愛の育み』というのは、すぐに目に見える成果・効果を生み出すものではありません。
こんな地道な活動です。
とは言え、
NPO法人好きっちゃ北九州は、着々と活動を続けてきて、多くの地域からお声かけをいただいております。
関わった地域は、市内の3分の1ほどになりました。
団体としての認知度は随分と増してきているのでないかと、勝手に思っています。
それぞれのまちを訪れ、
新たな出会いがあり、
『好きっちゃ北九州です』と自己紹介する。
『団体名のとおり、「このまちが好き」っていう想いを育んでいきたいという活動をしています』
そんなお話をします。
きっと、色んな感想をお持ちの人がいるでしょう。
●ぼくたちからそんなことを言われなくても、地域愛をたっぷりお持ちで、日頃からそんな想いを抱いている人もいるでしょう。
●そうそう!その気持ちを育みたいよね!って共感される方もいます。
●ん?たしかに、自分のまちが好きかどうかなんて考えたことなかったな。言われてみると好きかも?みたいな人もいるでしょう。
●け!こんなまちなんて、どこが好きになれるか!っていう人もいるのかもしれません。
ぼくたちの活動は、
そのまちの人たちに、地域愛を植え付けたり、教えたりするようなものではないです。
どちらかというと、
その人の気持ちの中に潜んでいるような、その大切な感情を確認して、抱きしめていただくような活動です。
そんな『きっかけづくり』の活動だと思っています。
ぼくたちが次々と活動を繰り広げていくことは、決して目的ではなく、
そんな『概念』だけでも、どんどん膨らんでいってほしいなと思います。
そう考えると、
こんな地域愛の育みという取組みは、ぼくたちが手中に囲い込んでしまうんじゃなくて、
もっともっと一般的な、足元にあるような概念として広がっていくと良いなと思っています。
ちょっと表現が難しいですが、
団体という箱の中に入ったものじゃなくって、
もっと広くプラットフォームになれたら良いなって思うんです。
これからの、ぼくとしての、好きっちゃとしてのチャレンジにしていけたらと思っています。
北九州の内外に関わらず、この記事をご覧の皆さんに問いかけます。
自分のまちは好きですか?
自分のまちが好き。
そんな想いを確認して生活できることは幸せなことだと思います。
今日もご覧いただきありがとうございます。
<1年前の”今日”の記事★>
とっても大切な記事です。