トップダウン、ボトムアップ、どこからでも変革はしていける!はず。
先日、とても大きな組織のトップまで登りつめた方と、ゆっくりお話する機会があり、とても印象深かったことがありました。
それは、「たとえトップになったとしても、組織を変えていくのは難しい。」という言葉でした。
もう少し付け足されましたが、
強権的に、トップダウンで押し付けてすれば、多少変えていくことができたんだろうが、それぞれの持ち場で働く皆さんの気持ちや姿勢が変わっていかないことには意味が無いと思われて、そのような対応はされなかったとのことでした。
そうですよね。押し付けのトップダウンは良いことはありませんよね。
これだけの方でも、トップから見た景色も、こうだということを知りました。
一方で、こんなことを思い出しました。
ぼくがまだまだ新米ペーペーだった頃。
一生懸命仕事してました。市民のためにって前を向いて仕事をしていました。
現場の皆さんや市民のためを思うと、譲れないことも多々ありました。
若気の至りもあったでしょう。
相手が当時の上層部であろうと、ぼく自身の意見を主張しました。
そして言われた言葉。
「入門くん、組織を変えたいなら簡単なことだ。あなたが偉くなれば良い」
ということでした。
もちろん、その通りなんだろうとは思いますが、ぼくは悔しくて悔しくて。
(もちろん、ケンカ腰に言い返しましたけどね(笑)当時のぼく。)
いま、思うと、
現在の市民活動にも通じていますが、ぼくは学生時代からボトムアップで、少しずつ何かが変わっていくことを実感してきていたように思います。
たとえ大きな組織や仕事であれ、少しずつ何かが変わっていく。
そのために、一人ひとりの役目があると思っていました。
富士フイルムさんのCMでもありますよね。
「世界はひとつずつ変えていくことができる」っていうやつ。あれ大好きです。
組織の中の職位で言えば、本当に一番下の底辺で奮闘していたときのことを思い出しました。
そして、トップを極めた人のお話を聞いて、全体像が分かりました。
つまり、どこからでも良いんだろうと思います。
さらに、それぞれの角度からが大事なんだろうと思います。
いくらトップダウンで指示したからと言って、現場で納得がいき、積み上げる尽力をしなければ、何も達成しません。
ということは、ボトムアップの気持ちも大切です。
少しずつでも、わずかでも、しっかりと上げていって、いつか上層部の目についたときに大きく変わることもあるかもしれません。
その潮目が変わるには、コツコツと積み上げていくしかありません。
ぼくは、仕事の職位で言えば、現在ミドル級の立場となりました。
上にも下にも通じる大切な職位だと思っています。
将棋で言う、飛車や角のように、上下左右に縦横無尽に走り回れる動きやすいポジションとも言えます。
組織や社会や未来を想い、
ここから、ひとつずつ積み上げていくこともできると思います。
それぞれの立場で、それぞれの役割を。
そして、先へ、未来へ、願いや想いを託し、実現していく方策を考えて、実行していきたいと思います。
改革!とかでなくても良いですよね。
ひとつずつ、より良くしていく。
時間は経ち、時代は流れ、世の中も社会も変わっていきます。
止まっていること、変わらないことは、実は恐ろしいものだと思います。
少しずつ、前へ、顔を上げて頑張っていきたいと思います。
今日もご覧いただきありがとうございます。
冒頭の、まさにボトムアップのピラミッドの写真は、梅澤陽明|ファブラボ|noteさんの作品を使用させていただいています。ありがとうございます。
<1年前の”今日”の記事★>
そうそう。自転車パンクしたんですよ。これ、大変だったー。
先日、息子の自転車も、後輪パンク⇒修理⇒前輪パンク⇒修理ということがありました。
暑さもあるんでしょうね。