『シニア版あそぼうさい!』良かった!!
昨日、北九州市若松区の『二島校区防災訓練』にて、『あそぼうさい』を実施してきました。
いつもは、子ども向けにするあそぼうさいですが、この度、大人向けにやってみようということに。
企画に至った経緯や、内容の詳細は、以前の記事をご覧ください!!
『シニア』とは書きましたが、
若々しい皆さんばかりでした!!
まさに老若男女という感じで、校区の「防災訓練」にこうして大勢の多彩な人が参加される素晴らしいまちです。
早速、あそぼうさいスタート!!
さて、このまちで災害が起こりそうな確率はどれぐらいでしょうか?
まぁ、今年も大丈夫よ~。
いつも何だかんだいって災害までは至らないし〜。
「8割がた」ぐらい大丈夫じゃないの?
8割がた大丈夫だろうゲームで、5分の1でハズレ(災害)が出るヒヤヒヤのクジ引きゲームです。
まさかではなく、いつか災害が起こってしまいますよね。
というところからスタート!!
このまちも、土砂災害警戒区域が多くあるまちです。
避難の情報が発令されます。
レベル3とか4とかは分かりやすいけど、
〇〇情報とか、〇〇警報とか、、、避難勧告とは言わなくなったり、言葉が難しいし、多くて分かりにくいです・・・。
色んな情報が書かれた紙。災害の段階に応じて出される情報ですが、どんな順番?
ちょっと意地悪なクイズでしたが、
『色』で見分けると良いんですね。
レベルでいうと、
①白、②黄、③赤、④紫、⑤黒。
全ての情報がこの色にレベルに応じて統一されてます!!
では、赤、レベル3で発令される高齢者等避難の情報。
早めの情報であるがゆえに、災害無かったねって『ハズレ』ることが多いです。
黒、レベル5の緊急安全確保であれば、既に災害が発生していたりします。「災害の起こりやすさ」でいうと確率はぐんと高まります。
では、その確率をもとにしたゲームを!
『ダーツ』大会をしました!
点数を付けて、チーム対抗戦!!
早めの情報は的が小さいように、空振りが多いです。
『ハズレて良かったね』って言えたら良いですね。
そんなことを皆さんで共感しました。
次に、こんな避難の情報が出ても、いざ行動しようとは思えないのが人間の性です。
どうしたら行動に結びつくか?
一番有効なのは、『ご近所での声かけ』です。
地域の連絡網を作成しているところもあります。
ではでは、トランプを使って、理想の連絡網の体系をつくってみましょう!!
では、種明かし。
ひとりずつに電話をかけていくとして、災害時ですから時間との戦いです。
では一人目に連絡してくださーい。
情報を得た人はトランプを裏返します。
はい二人目〜。というように順に連絡していくと。
あれあれ?
カードが裏返ってどんどん連絡が進んでいる方もあれば、まだ一報目さえ入っていない方もあります。
左右対称の美しい連絡網の組織図は、時間経過の中では、早く進む方と遅くなってしまう方とがあることが分かりました。
危険な地域や、行動に時間がかかる人を先に連絡するなどの体制が良いですねって、みんなで理解しました。
じゃあ実際に、みんなに声かけするイメージトレーニングしましょう!!
情報を得た人は立ち上がる。
まだ座っている人は、連絡の来てない人です。
『避難指示がでましたよ』っていうセリフで、最初の一人目から連絡を開始します。
連絡を受けた人は、座っている人のところへ行き「避難指示が出ましたよ」って伝えます。また次の人へ・・・。
という具合です。
30人ぐらいの会場です。
なんと!14秒で伝達が完了しました!!!
そうか、地域でもこうすれば良いんだな。
みんなで協力することが大切です。
次は地震の話題です。
トイレットペーパーの芯を使って、『断層』のメカニズムを確認しました。
左右から圧力をかけていくと、どこかしらがポンっと上がって来る。
これが足元の断層が突然地震を起こすメカニズムです。
皆さん、エイ!エイッ!て何度もやっておられました。
そうか、地震はこうして起きて、自分たちの足元のすぐそこにあるんだって認識を深めました。
トイレットペーパーがなくなって換える度に、地震対策考えましょうね!
先日も襲来した台風について。
台風は風向きによって被害が違います。
どちらを通過するのかで備え方が違います。
ぼくがボールを振り回す台風になって、どちらが危ないか確認しました。
通る進路やタイミングによって、危険な箇所が変わっていきます。
南側が危ないかと思えば、今度は北側が危ない!!
なるほど!こうしてみると実感できる!
台風なんかでケガをしないように、家庭の中でも避難しましょう!!
最後は、『防災グッズ暗記ゲーム』
10個のグッズを、見て覚えましょう!
ん~!!思い出せない!!
5班全てのチームが10個思い出しました!!
素晴らしい!!!
ウチにこれはあるかな?ないかな?
みんな結構備えてるんだ〜!
この機会に必要なものを考えましょうね。
恒例の集合写真を撮りそびれましたが(笑)
アンケートを皆さん熱心に書いてくださっていました。
後日、見せてもらおうと思っています。
(そんなにシニアはいらっしゃいませんでしたが)
『シニア向けあそぼうさい』
結構手応えを感じました。
うん!良いと思う!!
子ども達とするときは、「好きなところ行ってこ〜い!」で縁日のように実施しますが、
大人向けは、ゲームの理屈や種明かしを先にして、それからゲームをやってみます。
すると理解や認識も深まってくださっているように感じました。
みんなで防災に向き合って、楽しむことができました。
ぼくじゃなくても、実施できると思いますので
他の地域でもどんどん実施していただきたいなと思います。
プログラムもぜひ提供させていただきます!!
今回の各プログラムの詳細は、この記事からリンクを貼っていますので、ご覧ください。
今日もありがとうございます。
<1年前の”今日”の記事★>
あー!この記事書いたわ!
データ整理の話です。ぜひご覧ください!
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