こんなぼくが『美』なんて表現するのもふさわしくないのかもしれませんが、ちょっと聞いてください。
見たもの・感じたものを『美しい』と思える心。
誰しもがもつ『美意識』や『美学』、あると思います。
先日、長年お世話になっている美容室に行くと、壁に初めて見る写真がいくつか飾ってありました。個展などで展示されている写真です。
「ウチの妻も僕もこういうのが好きでね。」とのこと。
どういうところが良いんですか?と尋ねたところ、
「ん~、、、何て言うか、キレイなものを見るのが好きなんよね」とのことでした。
それから色々と会話をしまして、『美しい』『美しさ』を感じる感性という話になりました。
この記事は、そんな素敵な気付きから始まって書き始めます。
抽象的なことが多いかもしれませんが、ちょっとだけお付き合いください。
冒頭の美しい作品は、maicaさんの描かれたものを使用させていただいています。ありがとうございます。
今日のテーマである『美』ということでピッタリなものを見つけました。
①『美』を感じる
どういった物を見て『美』を感じますか?
どんな状況で『美』を感じますか?
『美』なんて、素晴らしい言葉ではなくても、日常の様々な場面できっと感じているんだろうと思います。
例を挙げればキリがありませんが、
「アスファルトに咲いてる花、好き~」
「雨上がりの虹、好き~」
by「お見送り芸人しんいち」さんですね(笑)
キレイな花や景色はもちろん、
空や雲、星や月、海・山・川といった自然の美しさも大好きです。
キレイなお姉さんについてはあえてコメントしませんが・・・
人の美しさもあると思います。
姿勢や立ち振る舞い、スポーツ選手などの体つきや身のこなし、、、、美しいですね。
イケメン・カワイイ・キレイなどの外見としての表面的なものではなくて、それぞれの人のもつ本質的な美しさを感じることも多々あります。
一生懸命な人の姿を見ると、美しいと感じ、感動します。
他にも、
動物の美しさ、
乗り物や建物の美しさ、
感じることがあります。
もちろん、芸術的な作品やファッションなどあるでしょう。
「これ、好き!」って思える美しさを感じるジャンルのものってあると思います。
もちろん、人それぞれで違うでしょうし、マニア的なものもきっとあるでしょう。
最初に書きたかったことは、
『美しいものを美しいと感じることができる』感性を大切にしたいなと思います。
クリスタル・ケイさんの「恋におちたら」っていう曲で
『道に咲いた花にさりげなく、笑いかける君が大好きで』
っていう歌詞がとっても大好きです。
そんな感覚です。
②『美学』
見たものや感じたもののように、自分が『美』を受け取ることだけでなく、
自分がつくり出す『美』というのも、ありませんか?
オシャレが好きな人は、自分のファッションやメイク・髪型などに、自分の美学があると思います。
例えばぼくであれば、作成する資料・文章・表などに、自分なりの美しさを込めます(笑)マニアックか?(笑)
文章でも表でも、何年経って目にしても、「あ、オレがつくったやつだな」って気付きます。
自分なりの美意識をそこに込めています。
もちろん、芸術度は低いと思いますけど・・・。
他にも、協働のカタチやファシリテーション、講座の企画や流れなど、自分なりの美意識を込めています。
例えば、その道の職人が追い求めているものは、
『こだわり』というあくなき『美』だと思います。
『美学』というのは、『こだわり』と言い換えても良いのかもしれません。
些細なことから、自分なりの美しさを自ら追求し、表現、創作していけるのではないかと思っています。
③機能的なものは美しい
故野村監督の本で学んだことです。
『機能的なものは美しい』
野村監督ご自身も、どなたか忘れましたが有名な建築家の方の言葉を引用したものでした。
著作のなかで例示されていたのは、
「外野から内野への中継プレーが美しく見事だった」という場面で、この言葉を思い出したそうです。
スポーツ選手のプレースタイルやフォームは、理想的なほど美しく、見とれてしまいます。
動物の姿カタチや
スピードや効率を追求した乗り物など、
機能を高めようとした末に、そのフォルムに達したものは、とても美しいです。
自然に見る水の流れや、地形のつくりなど、その摂理に合った姿にとても美しさを感じます。
見た目のものでなくても、
仕事や活動での、協力して、力を合わせた連携プレーなどを目の当たりにすると美しさを感じます。
より、機能的に、あるべき姿やカタチを求めていくことは美しさへ続いていく道なんでしょう。
④美しくありたい
「ドブネズミみたいに美しくなりたい」
ブルーハーツのリンダリンダですね。
そんなこんなで、この年始に感じ、思うことは、
『美しくありたい』
もちろん、こんなみすぼらしいぼくで、美しさにはほど遠いのですが、
表面的なものだけでなく、
本質的と言うか、
感性や感受性も含めた「美」というのを大切にしたいと思います。
ブルーハーツと逆行しますが、
「美しくなりたい」というのとはちょっと違って、
「美しくありたい」と思います。
誰しもに『美』があり、備わっているものなのかなと思います。
もちろん大なり小なり、また美しさの輝き方や色合いが違うとは思いますが。
自分の本性、本質のなかにある美を、自分のためにも大切にしたいし、
子どものような感受性で「美」を感じていける自分でいたい。
また、自分のありたい姿、目指すカタチに、少しこだわりをもって「美」を大切にしたいと思います。
なので、ぼくは、「美しくありたい」
寅年の抱負を考えながら、
トラの美しい姿を見て、感じたところもあったかと思います。
皆さんは、どんな美をもっていますか?
それぞれの色や光で輝いている姿をいつも見つめています。
今日もご覧いただきありがとうございました。
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