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正解は・・・思いやりとやってみること!

2023.7.29(土)AM
北九州市小倉南区の貫市民センターで
子ども講座&ウェルクラブの講座が実施されました。

『防災DEキャンプ』と題した講座で、
「避難所の設営」と「非常食」の2テーマでの実施です。

ぼくたち、好きっちゃと、好きっちゃアカデミーの皆さんもたくさん来てくださいました!
・明治学園高校防災・減災チーム
・北九州市立大学環境・防災サークル3Club
・北九州市立大学FMラジオ実習


館長さんから一連の趣旨説明をしていただいて、早速スタートです!
いざ、災害時になったら、家に居れない、水や電気が使えない・・・
避難所に来ることになります。
地域のなかでの避難所運営は、地域のみんなで実施できると良いですね。
さぁ!みんなでやってみよう!!

市民センター作成の3つの『ミッションカード』があります。
3グループに分かれて、それぞれのミッションを引きます。

・高齢者のいるご家族
・ペットのいるご家族
・赤ちゃんのいるご家族

それぞれの課題をもとに、どんな避難所をつくったら良いか、グループごとに話し合って、考えて、実践していきます!

まず、場所選びから始まります。
ホール内に、既に6区画に分けられていて、どの区画を使用するか・・・

各グループの話し合いに耳を澄ませてみると・・・
「足が悪いんやったら入口に近い方が良いやろ」
「赤ちゃんがおるんやったら、端の方が良いやろ」
「ワンちゃんはカゴに入れてやろうか」

などなど、
子ども達なりの目線で、検討を繰り広げていました。


場所を検討して、リーダーどうしのジャンケンの末、決定しました。

次は、必要資器材選びです。
市民センターにある資器材が既に並べられています。
自分たちなりに工夫して、設営していきます。

「あれは絶対いるよね!」
「これ何に使うん!?」

などなど、工夫を凝らします。
まず、見て、検討していただいた後に、一斉に作成開始です!

さぁ!!
とりあえずつくってみよう!!!

そこからはもう、わちゃわちゃわちゃわちゃ(笑)
あーでもない、こうでもない(笑)
そこにこだわり!?(笑)

子ども達の発想は、とても面白いです。
感心しました!!


3つのそれぞれのテーマをもった、世界にひとつだけの避難所ブースが完成しました!

それぞれのブースで、どんなことを意識したのかをそれぞれのチームから発表していただきました。

子ども達の発想は、とても柔軟で、
そして優しくて、
それぞれのテーマ設定のことをちゃんと考えて設営してくれていました。


完成して、それぞれの発表を聴いて、
ぼくから少しだけコメントをさせていただきました。

災害時の避難所って何だか暗いイメージがありますが、何だかわくわくするね!!
基地みたいで、楽しそう!!

たしかに、いろんなノウハウはあるし、
もっとこうした方が良いよ!っていうこともたくさんありましたが、
講評させていただいたことは、
『そうした思いやりの気持ちが何より重要!!』
『やってみること!』
です。

正解も不正解もありません。
思いやりの気持ちをもって、実践していくこと。
これが揺るぎない大正解です!!

このまちの子ども達には、そんなチャレンジの経験をもってもらうことができたと思います。
自分たちのまちの避難所です。
大人になっても、地域の人を守る、優しく受入れてあげる、そんな人に育っていってほしいなと思います。


そんなこんなの最中、
調理室で淡々と頑張ってくれたメンバーもいます!!

市民センターの職員さん達のご指導のもと、
非常食クッキングを頑張ってくれたアカデミーメンバーです!

耐熱用のビニール袋にお米と水を入れて、お湯からご飯を炊きます。

同じようにして、パンケーキも作ってくれました!!

子ども達は、それぞれお米を持参してもらっていて、調理室で米とぎから、水を測って入れるところまでをチャレンジしてもらっていました。

先ほどの避難所説明にトライしている間に、ご飯も炊きあがりました!

それじゃ、いただきま~す!!

お米が、1合ずつだったので、食べ盛りのアカデミーメンバーでも、お腹いっぱいになるほど(笑)
ふりかけや缶詰などの保存食も市民センターからお裾分けいただき、美味しくいただきました!
パンケーキも美味しかったです!!牛乳や玉子などは使っていません。


子ども達は、体験していくことが重要ですよね。
一回で全て覚えられなくっても、あのとき、こんなことしたなぁっていう記憶だけでも、次のアンテナが高まっていくこととなります。

実践を重視した講座となりました。
最後に、しっかり感想文を書いて終了となりました。


とっても賑やかで頼もしい貫校区です!!



ぼくたちにとっても初めての取組みでした。
アカデミーメンバーとも、ふりかえりと、これからのことを話し合いました。

・単なる防災啓発でなく、『地域づくり』としての防災
・命を守るために避難するまでが大切なんだけど、こうして避難した先をイメージしておくことも大切
・ノウハウや手法でなくて、「気持ち」や「目線」が大切

などなどを確認しました。

この写真では、ぼくが指導しているみたいに見えますが(笑)
好きっちゃアカデミーでは、参加している一人ひとりの思いや成長を大切にしています。
彼ら彼女らも、こうした講座を通じてともに成長していく一員です。

こんな風に、人数が多くても、一人ひとりから、感想やふりかえりを発言していただくようにしています。

皆さんにとっても、体験と成長がある講座となったなら良かったです!!


今日もご覧いただきありがとうございます。


<1年前の”今日”の記事★>

(笑)
ちょうど一年前も、貫に行ってる(笑)
このときは、「あそぼうさい」でした
今回以上にアカデミーメンバーの人数が多く、バスで行きました!



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