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『三世代講座』〜多世代で繋がり安全安心のまちづくりを〜【引野市民センター】
昨日、北九州市八幡西区の引野市民センターで
『ゆるっと三世代講座』という講座にお招きいただきました。
まちづくり協議会の会長さんが、他の地域でのぼくたちの活動などを以前から見ていただいておりまして、「いつかは来てほしい!」というご要望にようやくお応えすることができました。
講座の大目的として、『三世代』の参加・交流ができるような企画にしましょう!ということに。
他の実践例などをウチのホームページなどもご覧いただいたようで、
「こどもまんなか」
子ども達を講座のターゲットの中心に据えて、そして地域住民共通のテーマである『防災・防犯』に設定していただきました。
講座インパクトとして、『あそぼうさい』を打ち出していただきました。
こんなどデカイポスターまで作っていただいておりました(笑)
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三世代の方々のご参加を募るにあたり、子ども達は「放課後児童クラブ」(学童保育)にお声かけをいていただきまして、20〜30人ぐらいの子ども達が参加する予定でした。
予定でした・・・。
土曜日学童については、皆さんご家庭の都合などもあり、お迎えが相次ぎ、随分と少ない人数となってしまったと、主催側から頭を下げられましたが(笑)
いえいえ!全然OK!!
ご参加の多世代の皆さんで楽しく行きましょう!!!
とっても元気いっぱいな子ども達。
十数人でしたが、倍も3倍も存在感があるほどに・・(笑)
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そして、保護者の皆さんや、地域の皆さんもご参加で、まさに三世代。多世代なご参加です。
今回の講座については、『三世代講座』の特性に鑑みて、いつものあそぼうさいのように、走り回るプログラムはしにくいですよね。
「好きっちゃアカデミー」の皆さんにもお声かけしていなかったですし。
市民センターでの講座では初めてとなる『講座型』で実施しました。
前方の画面を使いながら、お話を中心として、みんなで楽しんでいく展開です。
人気あそぼうさいプログラムの
・災害じゃんけん
・免震バランス棒
・ダイバーシティかるた
・SDGs神経衰弱
・大雨前線ゴルフ
について、説明を交えながら、ひとつずつ楽しんでいく展開です。
子ども達に大人気の『災害じゃんけん』にしても、ただの遊びでもなく、ご年配の皆さんの脳トレだけでもなく、
人間の心の持ちようの本能的なところを学ぶなど、解説を交えながらの展開に、大人の皆さんも深く頷かれておりました。
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『好きっちゃ』の重要テーマとして、『このまち』としての視線です。
必ず、そのまち、そのまちの要素を入れるようにしています。
この引野のまちは、ハザードマップでは真っ白ですが、災害が無いと言えるのでしょうか?
地図を見ながら皆さんと考えてみました。
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八幡西区全体の地形からして、ちょうど曲がり角にあるようなこのまち。
都市高速のICもありますよね。交通の要衝とも言えるかもしれませんね。
はて?なんでこんな地形?よく見ると不思議・・・?
この地形には、S級クラスの断層が関係していることをご紹介。
大人の皆さんは『えぇ~!!!』っと声をあげておられました。
地震のメカニズムや『揺れ』、そして見えない防災設備について理解する、『免震バランス棒』というゲームをやってみました。
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現代っ子の子ども達には、こんな単純な遊びでも、なかなか難しい!!(笑)
でも、やればやるほど上手になって、楽しそうでした。
災害なんかが起きたときには、思いやりの目線が大切です。
色んな人がいて、色んなことに配慮する。
そんな日頃から『目線』を持っておくと良いですね。
それを学ぶゲームがダイバーシティかるたです。
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五・七・五の読み札を読んで、何番かな〜?と問うと、せーの2番!!というような感じで、元気よく皆さんが答えてくださいました。
いろ~んなマーク、ピクトグラムがありまして、『目線』を得ることができたと思います。
これは今回、完全に初めての取組みになりました。
いつも人気の『SDGs神経衰弱』。
カードゲームなんですが、皆さんで体験できるよう、電子版!画面でできるようにしました!
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ぼくの一夜漬けの手法では、パワーポイントで作ったお粗末なものでしたが、会場全体で大盛り上がり!!
まず、参加されていたお父さんとその娘さんの親子対決!!
その次に、1年生合同チームVS大学生のお兄ちゃん!
『それじゃない!そっち!!』
『それ、さっきめくったやん!!!』
『そのカード、さっきあったー!!!』
(笑)
とても盛り上がりました。
少し、工夫をこらして、こうしてみんなでできるコンテンツにできたことが嬉しかったです。
SDGsには、いろんな目標があり、改めて、しっかりと見つめる機会になりましたね。
大雨前線ゴルフの説明や意味・意義もご説明したうえで、前半戦終了。
後半は、ご紹介した4つのあそぼうさいコンテンツで自由に遊んでもらいます!!
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とても工夫をこらして、面白く、楽しく遊べるコンテンツだって褒めていただき、
シニアサロンなどでも活用したいと、写真を撮ってくださっている方もおられました。
プリントアウトすれば、誰でもどこでも使えるコンテンツなので、是非ぜひご活用ください!!!
写真にも写りこんでおられますが、今回は実はもうひとつ、達成したい狙いがありました。
北九大の大学生3人を『現場活動実習』として受入れております。
先生と話して、『ステップアップ』の構成にしましょうということに。
ただ、現場に来て、見学・参加するだけでなく、それぞれの学生さんが役割を持つこと。そして、次の展開へと繋がることを大切にしたいと思いました。
よって、全体で遊び方を説明した後には、それぞれのブースを担当していただくという流れ。そしてさらには次週にある別のイベントでもそのコンテンツを含めて担当していただくという流れです。
さらに!
3人の学生メンバーが来られるということで、『防犯紙芝居』を3作品、披露することにしまして、1作品ずつ『読み手』になっていただきました。
正直に吐露すると、こうした役割を持たせることは、賭けに近いです(笑)
全然ダメで、ネタとしてズッコケる恐れもあるからです(笑)
なので、お会いして、できそうか、できそうにないか、見定めながらお願いするのですが、蓋を開けてみないと分からないところもあると思います。
しかしながら!
3人の北九大生、とても立派に!対応してくださいました。
ぼく以外のメンバーがこうした講座で紙芝居を読んだのも、初めてです。素晴らしい!!
24テーマある紙芝居の中から、チョイスしたのは3テーマ。
①ひとりにしないヒーロー
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ひとりでとぼとぼと歩く子がいます。
犯罪に狙われやすいです。
そこに友達が駆け寄り、ひとりではなくなりました。
誰も気付かないところで、犯罪から守られました。
そんな「ひとりにしないヒーロー」にみんなもなれるよね?
というお話。
②子どもからのあいさつ
![](https://assets.st-note.com/img/1731796752-7Y31ybtdKpSBZnu0DVX5Mwjk.jpg?width=1200)
防犯メールが届き、不審な大人が子どもに声をかけてきたと・・・。
でも、実はとっても良いおじさんだった・・・。
「あいさつ」は大事だけれど、急に大人から声をかけると不審に思われます。だから、『子どもから』あいさつをすることが大切ですよね。
そのまちに知り合いが多くいることは、自分たちの身を守ることに繋がります。
いろんな機会で、あいさつができると良いですね!
というお話。
③たったひとつのゴミから
![](https://assets.st-note.com/img/1731796757-L6Yr9keslAjPGCohpWBwKN7m.jpg?width=1200)
何気なく、「たったひとつのゴミ」が捨てられました。
そこから始まる2つの悪い話。
ゴミには次のゴミが引っかかります。次々とたまって、土もたまり、草も生え、側溝は流れなくなりました。大雨の日、水が流れず溢れ出しました・・。
もうひとつは、ゴミがある場所には次のゴミが捨てられます。
何だか雰囲気の悪い場所になって、犯罪が起きやすい場所になってしまいました・・・。
たったひとつのゴミから始まる物語。
ポイ捨てをしないことはもちろんのこと、まちをキレイにしていく存在になれると良いですね。
というお話。
とっても感心したのは、あれだけ元気いっぱいはしゃいでいた子ども達が、紙芝居を聞くときには、シーンとして、しっかり、目線と耳を傾けてくれていました。
学生メンバーの読み方が素晴らしかった要因もあると思いますが、こうしたオン・オフのメリハリをつけれることはとても大切ですよね。
まとめの感想を聞いていくと、
しっかり学んで、心に届いていた子どもたち。
自分からあいさつしたいとか、色んなマークが覚えられたとか。
地域のみなさんからも、こうして多世代で繋がって安心をつくっていきたいと。
日頃の生活を振り返ってみると、子ども達や地域の方々とあいさつを交わして、こうした積み重ねが大切なんだと実感したと。
小さなお子さんから、保護者世代、そしておじいちゃんおばあちゃん。
多世代で楽しんだ、とっても素晴らしい講座となりました。
今日もご覧いただきありがとうございます。
貴重な時間のなか、この記事をご覧くださってありがとうございます。
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