見出し画像

自分が望む社会へ、税金の使途を決められる『認定NPO法人』制度

2024.9.3、@オンラインにて、
『認定NPO法人検討セミナー』が開催され、
事例紹介として、お話をさせていただきました。

これは、福岡県が主催側にいて、市民活動のサポートをされている機関である「コラボステーション福岡」が開催されたものです。
その企画運営は、認定NPO法人アカツキの皆さんです。

アカツキは、ぼくが以前から憧れる認定NPO法人さんで、市民活動をサポートする市民活動で、とっても特殊な団体さんです。

ぼく自身、アカツキの背中を追って、認定NPO法人の勉強をさせていただきました。


もう一人の事例紹介は、『認定NPO法人にこスマ九州』という団体さんで、
「小児がん」の子ども達やそのご家族への支援をされておられます。

団体としての活動規模やお金の規模感などは、ウチの団体とは比べものにならないぐらい大きく、そういう意味では良い対比になったと思います。

こういう専門的な分野で、行政では手の届かないところへの支援や活動を、市民のチカラや、応援するチカラで行っていくというのが、ザ・市民活動という感じがして、とっても素晴らしいです。

是非、ご覧いただけたらと思います。


一方、ぼくたち、
『認定NPO法人好きっちゃ北九州』は、
「地域愛の育み」をテーマに、北九州のローカルな地域に入り込んでいき、そのまちのコミュニティの育みや郷土愛の再発見をご支援させていただいております。

活動の要素として、『若者、よそ者』効果を大切にしており、
外から風が吹いてくることで、そのまちの活性化を大切にしています。
とは言え、ぼくたちがやってしまうと、そのまちのチカラや魅力を引き出すことができませんから、『協働』を重要な理念としています。(だから、支援という言葉を用いています)

また、『若者効果』では、「好きっちゃアカデミー」の学生たちが大活躍しており、そのまちの子ども達はもちろんのこと、地域の皆さんにも喜んでいただく、パワー・エネルギーのある存在です。

ぼくたちの活動・団体紹介として、コラボステーション福岡さんで、特集していただいたときの記事です。是非、ご覧ください。


「小児がん」という専門分野での支援をされている「にこスマ九州」さんとは違い、
ぼくたち「好きっちゃ」の活動領域は、ぼわ~んとしていて、ある意味、曖昧なものです。
そして活動フィールドも広いです。どのまちにも行きます。

幅や範囲で言うと、狭く深いNPOと、広く浅いNPOと。
ある意味、そんな対比でもあったような気がします。


コロナ禍真っ只中で、書いた記事です。
NPOにも、社会の中での機能や役割としてのオフェンスとディフェンスのNPOがあるよねって気付きです。


ぼく自身、NPOを立ち上げようと思い至ったのは、
この社会のなかで、行政でもできない、民間や、個人単位ではできない事柄を達成していく存在。
官や民ではなく、そんな『共』の存在が必要不可欠だと思いました。

実際に、NPO活動を進め、どんどんと活動規模が広がっていき、この意義や大切さをいつも思い知ります。

地域の活性化、
若者の活躍、
コミュニティの育み。

行政課題でもあるかもしれませんが、行政にも限界がありますし、そこまではやってもらえません。
では民間がコストを投入できるかというと、なかなかできることではありません。

じゃあ、ぼくが、ぼくたちが、ウチの団体が、市民みんなで、
達成していこうというのが市民活動です。そのチームがNPOです。



こんな市民活動の多くは、『ボランタリー』で担われているものが多いかと思います。
ウチの団体も、思いっきりボランタリーです。

でも、「ボランタリー」=『無償の奉仕活動』というのは、違うと思います。
活動にはお金がかかりますし、資金が必要です。
『有償ボランティア』という言葉もありますが、どちらかと言えば、こちらですかね。

ウチの団体も、ニーズに応じてお金をいただいて、自宅から活動現場までの交通費を1km30円で計算して、メンバーに支払っています。
学生たち「好きっちゃアカデミー」の皆さんには、どの活動現場でも、1,000円をお支払いさせていただいております。
広い北九州市内、公共交通機関を乗り継いで現地集合してくださる皆さん、足りていないときもあると思います。

時間単価や日当はありません。
人や、体力や、時間のコストをいただいておりますが、そこは補填できていないのが実情です。

ウチのメンバーもそうですが、バイト代にも、お小遣いにもなりません。
でも、交通費ぐらい。身を削ってまで活動できないよね。っていうぐらいのもんです。

このように、継続的に活動していくこと自体や、NPOの運営にはお金がかかります。
講座や活動依頼の収入では全く足りていません。
例えば、いつも人気の『あそぼうさい』では、収入は8,000円です。
支出は30,000円ほどかかります(汗)
やればやるほど、大赤字です!!(笑)←笑ってごまかす(笑)

ぼくたちの活動では、こんな赤字部分を埋めてくださっている、大切な収入源があります。
それが、『寄付』によるものです。

1口、3,000円で寄付を募っています。

『毎年100人以上』の、
ご寄付をしてくださる人がいることが認められ、
『認定NPO法人』に認定いただきました。

本当にありがたいことです。
ご寄付、応援してくださっている皆さんに、深く深く感謝しております。


『認定NPO法人』が、何故、スゴイかと言うと?

寄付したお金で、税金の控除ができるからです。

これってトンデモナイことだと思います。

納めるべき税金が、自分が望む団体で使ってもらえるということです。

皆さんの納めた税金は、何に使われていますか?自分の望むカタチで使われていますか?

例えば、ぼくたち『認定NPO法人』好きっちゃ北九州にご寄付してくださると、北九州のまちのなかで、このまちが好き!!って思える子ども達への育みへと投じられます。
また、広いこのまちのなかで、バイトや友達と遊ぶ時間を惜しんで、各地で大活躍する若者たちの交通費になっていきます。

ですが、全額というわけではありません。
色んな計算方法があってややこしいですが、簡単に言うと、寄付したお金の半額ぐらいが、税金の控除になります。

ちなみに、会社さん、法人だと、『損金扱い』に算入することができます。


ふるさと納税が、既に馴染みがあって分かりやすいかもしれませんね。
選ぶ「ふるさと」へと税金を入れていくことができます。
でも2,000円寄付や、返礼品があって、全額がそのふるさとに行くわけではないです。

アズユーライクのような、見返りありきのこの制度は、どうなんかなと個人的には思います。

ぼくたち好きっちゃは、返礼品はありません。
全て活動へと使わせていただきます。


認定NPO法人の制度は、似て非なるものですが、
とても素晴らしい設計になっていると思います。

全額とはいきませんが、
自分の望む社会へと、大切だと、必要だと思う活動へ、寄付することが、いわゆる納税として取り扱うことができます。

是非、応援していただき、
一緒に、このまちを、この社会をつくっていく一員となりましょう。
それが、「市民活動」です。



ぼくたち「好きっちゃ」は、税金の使途として認定されています。
そんな責任と社会的必要性を認められた団体です。

是非、ご支援ください。

西日本シティ銀行(0190)
徳力支店(256)
普通口座
3060259
NPO法人好きっちゃ北九州 理事長 入門真生

入門のケータイをご存知の方は、PayPayで番号を検索して送金くださっても良いです!

昨年度は、130人からご寄付をいただきました。
今年度は、全然宣伝していないせいもあってか、現在12人。

『毎年100人以上』いらっしゃらないと、この認定NPO法人は継続できません。そんなお財布事情です。
応援いただけると嬉しいです。

活動で、その想いを還元させていただけたらと思います。

好きっちゃのホームページも貼っておきます。
いろ〜んな活動の様子が、写真付きで掲載されています。
また、活動スケジュールの欄には、noteへのリンクで、ひとつひとつ大切にアウトプットしております。


ウチの団体に限らず、
全国各地に、ほんの一握りの団体数ですが、認定NPO法人さんがいると思います。

自分の納めるべき税金で、
自分の望む社会へ、
大切な活動へ、
寄付と、想いを託してみませんか?

まさに、市民自身が、選択して、社会をつくっていくことです。

是非、よろしくお願いします。


貴重な時間のなか、この記事をご覧くださってありがとうございます。

冒頭のイラストは、いぜむ|noteさんの作品を使用させていただいています。ありがとうございます。




いいなと思ったら応援しよう!

入門真生/認定NPO法人好きっちゃ北九州/学びと気付きのアウトプット
いただいたサポートは、NPO法人好きっちゃ北九州の活動費に、大切に活用させていただきます!!