案外知らない自分のまち「まちを好きになってもらうには?」
子ども達に『自分のまちを好きになってほしい』という想いで活動をしています。
いつも生活する自分のまち。何度も通ったことのある場所でも、案外知らないことは多いものです。
僕たち、NPO法人好きっちゃ北九州が実施している、子ども達に、自分のまちを好きになってもらうためのアプローチをまとめてみます。
①自分のまちの特徴を知る(外からの風)
子ども達は、概ね小学校の校区の中で生活をしています。校区の外に遊びに行くと怒られたりしますよね。
地域にもよりますが、お買い物や習い事など、子ども達の行動範囲はだいたいそれぐらいですよね。
僕たちは、NPOとして、色んなまちに行くのですが、そのまちの子ども達は自分たちのまちの特徴などは分かっていないことが多いです。
幼いときから当たり前にそのまちの中で過ごしているから当然ですよね。
言うならば「井の中の蛙」状態です。
他と見比べることがないからですね。
これまでに見てきた例でも、海のまちの子は、海があることが当たり前だし、山のまちの子は山があることが当たり前になっています。
そこで、僕たちがその特徴をある程度示してあげることが重要になります。
このアプローチは、子どもだけでなく、地域の大人たちも同じことが言えることが多いです。
地域の人たちも感じることができていない素晴らしい魅力や資源はたくさんあります!!
②詳しい人に教えてもらおう!
では、このまちのポイントごとに、詳しく知りたい!というときには、このまちの人に聞くのが一番です!!
活躍するのは、僕たちではなく、地域の皆さんです!!
地域の人たちにより、自分たちのまちの子ども達に、我がまちのことについて伝えていくことが何より重要ですね。
子ども達は、普段何気なく通っている場所には、とても深い意味があったり、素晴らしい歴史があることなどを感じていきます。
③実際に行ってみよう!!
百聞は一見に如かず、実際に行ってみると実感がわきます。
立地的な特性や、自然との共存、歴史的な背景など、実際にその場に行ってみると連動して感じるものも多々あります。
子ども達にはいろいろと言葉で説明するより、行ってみて、実際に見てみて、その場で聞いて、実感することが有意義になります。
④自分のまちを自慢する!
最後の段階では、子ども達に自分のまちを自慢してもらう場面を準備できると良いですね。
僕たちのメイン活動では、2つのまちが、修学旅行みたいに行き来して、自慢し合いながらの交流をする活動をしています。(ここ2年はコロナでストップしていますが)
自分のまちのことをインプットするだけでなく、アウトプットするということですね。
他の人への『自慢』『紹介』を通じて、より自分のまちに愛着をもってもらえるように感じます。
⑤『このまちの人達』が好き
郷土愛の育みにおいては、そのまちの特徴や魅力によるものも大切ですが、なんといっても、「このまちの人達が好き」っていう想いが重要だと思っています。
こうした活動を通じて、触れ合った同じまちの皆さんが、自分のまちの地域愛について、子ども達に伝えようとする想いや姿は子ども達にしっかりと伝わっています。
このまちが好き!っていうのは、このまちの人達が好き!!っていう気持ちが最も重要なんじゃないかなと思っています。
R3.10.9(土)、北九州市門司区の西門司校区で活動を実施しました。
Facebookですがご紹介しますね!!