雑談から生まれるもの
昨日は、北九大ひびきのキャンパス(工学系)の学生、『3Club』の皆さんと企画会議をしてきました。
学生たちのアイデア・想像力・創造力には驚くばかりでした!!
何もないところから、いきなり素晴らしい企画が生まれるようなことはなく、
皆さんでワイワイ話しながら、どんどんビルドアップしていきました。
振り返ってみると、『雑談力』が大切だったように思います。
今年度、北九州市若松区にある赤崎市民センターから、
『未来の種』事業の企画について依頼いただいています。
子ども達をターゲットにした講座等で、子ども達の未来を育んでいく事業を企画実施するもので、ぼくたちNPO法人好きっちゃ北九州に、コーディネートと協働の依頼をいただいたものです。
そこで早速、北九大の皆さんのお力を借りようと、お誘いさせていただきました。
これまでも色んな活動で、学生の皆さんと協働してきましたが、
学生による主体的な活動はいつも素晴らしく、
いつも新鮮で斬新な風を吹き込んでいただいてます。
学生自身の活動や学びの場となるとともに、
子ども達は大喜び!少し背伸びしたお兄ちゃんお姉ちゃんの存在は、『ななめ上の関係』と呼んでいますが、とってもカッコイイ存在です。
今回、フラットなところから、新しいものを産みだすにあたり、学生の皆さんとゼロから企画することに挑戦しました。
ぼくから、全体的な枠組みや趣旨を説明させていただいた後、
『どうしよう?』ということになるのですが、
「良い提案はありますか?」なんて正面から聞いても、
『・・・』
なかなか思いつきませんよね。
みんなの前で、いきなり堂々と自分の企画案を話せる人なんていません。
少しずつ、山崩し的に議論を進めます。
いきなり真ん中を歩こうとしても難しいんですよね。
色々と派生しながら『おしゃべり』を進めます。
自分の子どもの頃はどうだった?とか、
こんな思い出があったとか、印象に残っていることとか、
自分が子どもだったらどんなことがしたいか?とか。
雑談をしながら、段々と、核心にせまっていくような話し合いでした。
話すうちに、だんだんと見えてきました!!
皆さんの感想や、こうしたいっていう想いや、こんなことしたら楽しそうっていう言葉を拾い上げていくと、しっかりと企画が生まれてきました。
とっても素晴らしい企画が生み出されました。
今後が楽しみです。
皆さんも主体的に参画いただいて、学生生活が忙しいなかにも、準備を進めていただけることとなりました。
とても嬉しいことです。
『企画会議』
みたいな雰囲気で進めてしまうと、堅苦しいですよね。
発言したくてもできないような雰囲気にもなってしまいます。
ホント、雑談。
雑談で良いと思うんですよね。
横道に逸れても、しっかりと戻ってこれるように、公約数を握り続けます。
何だか、そんなファシリテートができて、とても良かったです。
『雑談から生まれるもの』
企画を出していくのに、とっても重要というお話でした。
というだけでなく、
もう一言。
今回は、10人の学生さんと話し合うことができました。
今までお会いしたことがあったのは、そのうちの2人で、
他の8人は「初めまして」でした。
いきなり会議をスタートしても、距離感遠いですよね。
ぼくも今回は、あえて意識して乗り込んだのですが、
話し合いを始める前に『雑談』をゆっくりしました。
どこの出身なん?
学校楽しい?
勉強難しいやろ?
試験はいつから?
色んな雑談をしながら、ぼくの紹介も織り交ぜながら。
こんな余白の部分の雑談が心の距離感を縮めたりしますよね。
参加メンバーが集まるまでの時間で、じっくり雑談できたので、とっても良かったです。
今回の企画がとっても素晴らしく産み出されたのは、こんなウォーミングアップの部分が良かったのかもしれませんね!
ぼく自身は、
いつも、マジメな話ばっかりしてしまって、
余白部分の雑談については、とっても苦手なのですが、
「雑談力」、もっと身につけたいです。
今日もご覧いただきありがとうございます。
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