どんな球を投げるかより、どう受け取ってもらえるかが重要
講座や講演の依頼をいただきます。
どんなことを話そうかな、どんなワークショップにしようかな。
こちらが伝えたいこと、表現したいことはいっぱいあります。
それは、キャッチボールで言うと、投げる方ですね。
凄く速い豪速球を投げても、
キレの鋭い変化球を投げても、
捕ってもらえなければ意味がありません。
キャッチボールにはなりませんよね。
極端に言えば、相手が子どもなら、近くからフワッとした緩く山なりのボールを投げてやらないといけないですし、
熟練者にそんなことしたって飽き飽きされますよね。
ということは、相手によって投げる球を変えていかないといけないと思っています。
ということは、受講いただく皆さんの性質・特性・趣向などを調査します。
どんな人が何人ぐらい参加するか。リサーチが必要です。
どこに行っても、いつも同じ話をして、拍手してもらえる人が羨ましいなぁと思います(笑)
ぼくのこだわりは、投げ手よりも、受け手の皆さんがどうあるか、これを大切にしています。
なので、一方的に話すことはありません。
ぼくが話したら、皆さんが話す番です。
人間は、聞いた話より自分が話したことの方が覚えています。
自分が発言し、関わることで主体性も増します。
今日、講座をひとつ実施しますが、ぼくが話す時間と皆さんに話してもらう時間は半分ずつぐらいの予定です。
このような構成にした方が、しっかりと受け止めていただけるからです。
そしてまた、受講者が、その人なりのボールをまた次の人へ投げることができます。
次の実践者になっていけます。
言いたいことはいっぱいあるのですが、
「教える」というより、「考えてもらう」ようなアプローチかと思います。
講演や講座だけに限らず、
日常の会話や、仕事にも通じることなのかもしれません。
受け取る人しだい。
どう受け取ってもらえるか。
それを考えながら、今日のボールを投げてみたいと思います。
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