エリートが実践する美意識の磨き方:アートでビジネスに差をつける秘訣
【約4,000文字】
最近、美術館に行ったのはいつですか?
美術館での体験は、あなたの人生を豊かにする素晴らしい機会です。ニューヨークやロンドンの美術館では、来場者の顔ぶれが変わりつつあります。社会人向けのプログラムに参加する人数が増えているのです。
社会人向けのプログラムは単なる作品解説にとどまらず、美意識を鍛える教育の一環となっています。特にエリート層が多く参加しているのが特徴です。では、なぜ世界のエリートは「美意識」を鍛えるのでしょうか?
この記事を読むメリット
「エリートが美意識を鍛える理由」を理解し、自分の生活やビジネスに応用できる
「具体的な事例」を通じて、美意識がどのようにビジネスの成功に繋がるかを学べる
「美意識を鍛える具体的な方法」を知り、日常生活で実践できる
エリートたちが「美意識」を鍛える理由を探る本書。私たち非エリートに意味があるのか疑問に思われるかもしれません。アートを生活に取り入れて豊かに暮らす方法が書かれているなら、価値はあります。
しかし、本書は一般人が豊かに暮らす方法よりもエリートたちの具体例が中心です。
そこでこの記事では、具体例からエッセンスを抜き出し、一般の方に向けて有用な情報だけをお届けします。山口周氏の新書は刺激的ですが、やや難解で結論の重複も目立ちます(新書とはそんなものかもしれませんが)。
この記事を読めば、山口周『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(光文社新書)の内容を理解できます。そのうえで、評論家の山田五郎氏や、脳科学者の中野信子氏の発言から、生活を豊かにする絵画鑑賞の具体的な方法を知ることもできます。
なぜ美意識か
ではまず、山口周氏がいう「美意識」を鍛えて、ピンチを切り抜けた会社の事例を紹介します。
例えば、大手企業が長年にわたり不正を見過ごしてきた、なんてニュースをよく耳にしませんか。なぜ誰も気づかなかったのか、なぜ指摘できなかったのか。これらの疑問に対する答えはシンプルです。
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