アイルランドの6月はイベントの季節: Prideパレードから、仮装祭りまで
こんにちは、アイルランド在住会計士のつぐみです。
note/Twitterを始めて約1年、ありがたいことにアイルランド関連の話にお声がけいただくことが増えました。
世界のニュースを届けるJ-waveの番組、JAM THE PLANETに出演予定なので、ご興味ある方は是非ご視聴ください。アイルランドで最近話題のニュース及びイベントについて10分ほど話す予定です。
7月10日(月)20時からです。
さて、アイルランドの6月は本当にいい季節です。本格的な夏であるはずの7月や8月よりも良い天気が多いのではないかと思うほど。
20度から25度の気温が続き、眩しい太陽が降り注ぐ季節です。梅雨の日本とは対照的に雨も少ないのですが、そこはやはりアイルランド。1日に1度はパラパラと雨が降ります。。
しかし過ごしやすい季節であるのは確かなので、屋外イベントが盛りだくさん。週末が忙しい6月になります。
今日は6月のダブリンを代表する3つのイベントをご紹介。
① 作家ジェイムス・ジョイスを讃えるブルームズデー Blooms day
アイルランドならではのお祭り。小説家ジェイムス・ジョイスを讃える1日です。
彼の代表作、ユリシーズは大長編ですが、これはダブリンを舞台に6月19日の「1日」の出来事を緻密に描写した小説。その繊細な街の描写から、ジョイスをして「ダブリンが滅びてもユリシーズがあれば再建できる」と言わしめたほど。
主人公のブルームの名をとり、6月19日をブルームズデーとしたのです。
この日は街中でジョイスにまつわるイベントがたくさん。ジョイスの生きた時代 1960年代の 仮装して イベントに参加する人が多くいます。
中でも目玉のイベントは、小説にでてくるルートをたどる、街と海辺の散歩です。私も一度は参加したいイベントです!
私は今年は、小説の一部である「ディグナムの葬式」シーンの再現劇を観覧しに行きました。作中に出てくる実際の墓地で行われ、雰囲気がでていました。
出演者、観客も含め、多くの人がかぶっているこの帽子が、ジョイスのトレードマーク。ブルームズデーの仮装には、この帽子が欠かせません。
その他、ブルームズデー前後に行われるイベント一覧はこちら。
毎年多くのイベントが 開催されるので 6月にダブリンにお越しの際は是非 ご覧になってくださいね。
② アイルランドの誇り LGBTQ プライドパレード
その名の通り アイルランドがプライドをかけて 毎年盛り上げるのが、LGBTIQチャリティーのPrideパレード。各国で行われているとは思いますが、アイルランドの盛り上がりは特別です。
この一週間(だけでなく6月いっぱいくらい)は、町中がレインボーカラーに染まります。会社や商店街のロゴや飾りも、レインボーでいっぱい。
虹色の装飾ってテンションが上がりますよね。
表紙画像は今年のプライドのイラスト。Be uniquely you. のキャッチコピーは、他とは違う自分らしくありなさいとの、強いメッセージ性があります。
アイルランドには移民も多いので、マイノリティを尊重する懐の深い文化が根付いており、自分や相手の個性を大事に尊重することを幼いころから教育されます。
そもそもアイルランドは、世界で初めて「国民投票によって」同性婚が認められた国です。
国民みんながD&Iを重視し、マイノリティをフェアに扱う国であることを証明する出来事ですし、そのことをアイルランド人はとても誇りに思っています。それもあって、プライドパレードは国全体が盛り上がるイベントなのです。
ここ数年で、道で手を繋いだりキスをしたりする女性カップルが本当に多くなりました。私がアイルランドに来た10年ほど前はまだ男性同士のカップルがいちゃつく様子しか公の場では見られなかったので、変化を実感します。
③ アイルランド最大のガーデニングイベント Bloom
アイルランド最大のガーデニング祭り、Bloomも6月に開催されます。名前が似てますが、別物です。
これは文字通り、Bloom - 花咲くイベントで数多くの草花木販売、野菜、果物の販売等に加え、アイルランドの庭師たちによるお庭展示会となっています。有名な庭職人、ガーデニングセンターなどが、自分たちなりのテーマで美しい箱庭を展示します。
どれもガーデナーの個性がでていて、素敵なテーマで箱庭たちが形作られています。
今年は残念ながら参加できなかったので、写真は全て下記ブルーム公式サイトからの抜粋です。
来年は行きたいなぁ。
さて以上が6月のアイルランドでした。イベント盛りだくさんなのでイベント情報になってしまいましたね。
最近滞っていた投稿ですが、海外在住者投稿マガジンVacilandoの皆様のおかげで継続できてます!続けたいことは、仲間と一緒に取り組むことが大切だなぁと思わせてくれました。
これからもアイルランド情報発信していきます。よろしくお願いしまーす!
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