私がピルを愛用している理由と、ピルの雑学をお話します
今日は私が愛用してるピルの話をしようと思います。
上の写真は私が撮ったやつです笑
トリキュラー飲んでます。
ピルに関しては一応kindle本も出していますが
noteで記事にするのは初めてなので今日は
私がピルを服用するようになった理由
ピルの歴史
この2つの話をしようと思います。
ひとつ目はどうでもいいにしても、ふたつ目の「ピルの歴史」に関しては女性でも男性でも知っておいて損はないと思います。
また、あまりマイナスなことは言いたくないですが日本は他の先進国と比べ、性教育や避妊方法などが完全に遅れています。
(ちなみに経口タイプの中絶薬があるのに、未だに掻爬法で中絶をするのは日本くらいです。日本以外の65カ国以上では中絶薬が使用されています)
時代背景的にも仕方ないのですが、 ピルに対して偏見を持っていたり誤解している方がまだまだ多いように感じます。
(特にX~Y世代)
(ピルは危ないからやめた方がいい!と言ってくる人がいたり、むかし職場に持っていったら変な空気になり私が困惑しました…)
前置きが長くなってしまいそうなので、とりあえず本題に入っていきます!
読みやすく短くまとめるので、もしよかったら読んでみてくださいね(^^)
私がピルを服用するようになった理由
主な理由は以下の通りです。
望まない妊娠をしたことがある
生まれつき子宮が一般的なサイズより大きいため月経過多
25歳のときに病院で重度の鉄欠乏性貧血だと診断された
鉄剤を飲み続ける生活に
さらにPMDD(月経前不快気分障害)だと診断され薬が増える
重い生理痛で家から出られなくなることがある
生理自体はたしか小学校4年生くらいから始まりましたが、もう女として生まれたことを呪いたいくらいずっと生理にはウンザリしていました。
子供を産む予定なんかないのに、毎月毎月ホルモンが乱高下。
下から大量出血。
心身ともに不調になる。
これがもう鬱陶しくて、ストレスでしょうがなかったです。
学校や仕事を休むこともよくありました。
生理なんて、犬みたいに年に1、2回でいいのに。
なんで毎月毎月こんな思いしなきゃいけないの・・・。
って感じでした。
自己解決しようと本を読むようになってからは食事を変えたり運動を取り入れるようになりましたが、ある日ふと気づいてしまいました。
「いや、生理を止めればいいんじゃん!!」
(気づくのおそ)
(てかなんで先生教えてくれないの笑)
それで20代後半からはピルを服用しています。
もちろん服用する前にたくさん情報収集しました。
ピルを服用するようになってからは生理に伴う悩みがすべて解決され、今では本当に手放せない存在になっています。(あくまで個人の感想です)
血を大量に失うこともありませんし、ホルモンが乱高下しないので精神的にも安定しています。
妊娠の心配もほとんどないので(ピルの正しい服用=妊娠率0.3%)、もっと早く10代からピルを飲んでおけばよかったと心の底から思っています。
ただ飲み始めは副作用がでたり、もちろんピルにも短所があるのでそこに関してはまた今度記事にしていこうと思います。(一応kindle本に詳しく書いてます)
誤解を与えないようにお伝えしておきますが私はピルを強く推奨するつもりはありません。
人によって合う合わないがありますし、今はIUD(子宮内避妊具)や避妊パッチもあります。
選択肢はいくつかあります。
ピルを服用する際は自己責任でお願いしますね!
ピルの歴史
少量でも非常に高価だったステロイドホルモンを、安価で大量に合成する方法を開発したのはアメリカの有機化学者「ラッセル・マーカー」博士です。
1930年、マーカー博士がノースキャロライナで採取した山芋に「生理痛を和らげる物質(植物性ステロイド)」が含まれていることを発見し、それをきっかけに研究が進んだと言われています。
現在、ピルが安価で利用できるのはマーカー博士のおかげです。
そのためマーカー博士は「ピルの元祖」だと言われています。
その後、ピル自体を開発したのはアメリカのグレゴリー・ピンカス博士です。(1955年)
そして1960年にピルが認可され、世界で初めて経口避妊薬ピルがアメリカで販売されるようになりました。
当時はまだ高用量・中用量ピルしか開発されていませんでしたが、副作用や健康被害の問題があったため改善が加えられ、1973年に低用量ピルが誕生しました。
その後、アメリカから各国にピルが広がっていきました。
国連加盟国の中で最もピルの承認が遅かったのが日本
1990年、日本でもやっとピルの申請がありましたが
性病が萬栄するのではないか
エイズが増えるのではないか
ふしだらな女性が増える
避妊具はコンドームだけで十分ではないか
これらの理由からピルの申請を却下します。
審議会の座長が全員男性だったこともあり、偏見や誤解からピルが認可されることはありませんでした。
その後9年間もの間、日本でピルが解禁されることはありませんでした。
ピルは避妊目的だけでなく「女性の精神的・身体的ストレスを軽減するもの」だと周知されていたにも関わらず、国はピルを否定し続けたのです。
しかし、その後ありえないような理不尽な出来事が起こります。
男性が気持ちよくセックスをするためのバイアグラ(ED治療薬)が、日本で販売申請されたときのことです(1998年)。
その結果は、信じられないものでした。
バイアグラはたったの6ヵ月で認可されたのです。
海外ではバイアグラで死亡事故などが起きていたのにも関わらず、あっさりと日本政府が受け入れ「バイアグラを我が国でも使おう!」と決めたのです。
笑っちゃいますよね。
女性が自分自身を守るための薬は否定され続け、男性が快感を得るための薬はすぐに受け入れられたのです。
「男性目線で作られてきた国」だということが証明されたと言えるでしょう・・。(人口増やしたかったのか知りませんが)
さすがにこれには非難の声が殺到しました。
その後の強い働きかけ、再申請の末ようやく1999年に日本でもピルが認められるようになりました。
認可が下りるまで9年もかかるという、先進国では異例の出来事でした。
まとめ
すいません、ちょっと長くなっちゃいましたが
今日はピルのお話をしてみました。
日本ではピルのことを学校で教えてくれませんし、メディアで取り上げることもありません。
自分で調べて勉強していくしかありません。
もしもご自身や大切な人が「排卵・生理」で苦しんでいるなら、その苦しみから解放される方法を探していきましょう。
「しょうがない」で済ませないでください。
時代は進んでいます。
排卵や生理をコントロールすることは、女性の権利です。
なにも恥ずかしがることはありません。
そして、他者にとやかく言われる筋合いもありません。
少しでもストレスを軽減して人生を楽しみましょう(^^)/
それに排卵を止めることで複数の病気リスクを低下させたり、若々しくいられる(女性ホルモンが満たされるため)というメリットもあります。
そのへんについてもまた今度書いていこうと思います。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
もっと詳しく書きたいのですが文字数が膨らむのでまた今度にしますね!
また近々更新します。
ではでは!!