「あなたをコントロールしようとする人」とは距離をとりましょう
今日は少し対人関係の話をします。
あなたはこんな言葉を言われたことはありますか?
「あなたのためを思ってこんなふうにやってきたのに」
「あなたの将来を考えて言ってあげているの」
「これはあなたのため、言うことを聞いといた方がいいよ」
このような言葉です。
身内や嫌な上司から言われたことがあるかもしれませんね。
(私は親にたくさん言われてきました)
このような言い方をしてくる人は要注意です。
「あなたのため」と恩を着せてくる人ですね。
その理由としては、罪悪感を被る可能性が高いためです。
特に内気で優しい性格の方は注意が必要です。
それがどういうことか今日はお話していこうと思います。
参考までにどうぞ(^^)
「あなたのため」の表面上の意味
人が発する言葉には
表面上の意味
言外の意味
この2つがあります。
それはなんとなく分かりますよね。
本当に考えていることと、口から出る言葉が矛盾していることはよくあります。
そして
「自分が矛盾してることを言っていることに、気が付かない」というのも本当によくあります。
人間とはそういうものです。
では本題です。
「あなたのためを思って言っている、やっている」という言葉の表面上の意味についてです。
これだけ捉えると、言葉の響きも良く優しい人のように感じますね。
献身的な人のようにも感じます。
あなたのため…
あなたのため…
あなたのため…
それが本当なら素晴らしいですね。
でもすいません
ハッキリ言わせてください。
本当にあなたのことを思っていたら「あなたのため」なんて恩着せがましい言葉は使いません。
思っていても口に出しません。
そんな言葉を口にする人は、自分をいい人に見せつつ、自分の都合がいいようにあなたをコントロールしたいだけの人間です。
(ハッキリ言っちゃってすいません)
本当にあなたのことを思っていたら、その言葉を使わずに上手くあなたをいい方向に誘導しようとするはずです。
では「これはあなたのため」の言外の意味について考えてみましょう。
言外(げんがい)とは、言葉に出さない裏の意味のようなものです。
「あなたのため」の言外の意味
「あなたのため」の言葉の裏には
あなたのためを思ってやっている(それに応えない、返さない、なんて悪い人だ)という意味が入っている可能性が高いです。
もしも言うとおりにしなかったら「罪悪感を与える」ことができますよね。
前置きで話しましたが
実際、内気で優しい性格の人や親に支配されてきた人というのは「恩を返さないあなたは悪い人だ」というメッセージを直で受け取ってしまいます。
「恩を返さない自分は悪い人間だ」と感じ自分を責めてしまったり、悩んだ末に自分よりも他者優先の生き方にシフトチェンジしてしまうのです。
自分よりも他人を優先する心理を、発達心理学では「Compulsivity(脅迫性)」と呼んだりします。
Compulsivity(脅迫性)自体は全く問題ないのですが、それが強くなりすぎると生きづらさを感じてしまいます。
そしてこれは間違いなく言えるのですが
「恩を返さないあなたは悪い人だ」というメッセージを常に受け取っていると、自分の中で脅迫性が芽生えやすくなります。
自分を押し殺し、他者の顔色ばかりを伺うようになってしまいます。
これは大げさな話ではありません。
人を変えるのも、人です。
なので可能な限り
「こんなにもあなたのことを思って言ってるのに」
「これはあなたのため、言うとおりにして?」
などと言ってくる人とは距離を取ることをおすすめします。
あなたを苦しめる原因になるかもしれません。
まとめ
今日は「あなたをコントロールしようとする人とは距離をとりましょう」という話をしました。
最後にもう一度言いますが「あなたのため」という言葉はズルいです。
全然相手のことを考えていません。
言葉選びは自由ですが、個人的にその言葉は好きではありませんね…。
(もちろん絶対使うなとは言いませんが)
もしも身近にその言葉を定期的に言ってくる人がいるなら、なるべくは距離をとりましょう。
色んな意味で足止めを食らうかもしれません。
今日はそんな感じです(^^)
最後まで読んでくれてありがとうございます。
また明日更新します。
ではでは!!