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sakakilab
#703 「問い力」という言葉を広めたい
娘さん二人が小学校に通っている友人がいます。
上の子が2年生で、下の子が1年生。
日々の学習内容が加速度的に早くなるのを、友人は改めて実感しているそうです。
小学校2年生では九九が始まり、掛け算の概念を学びます。
そういえば、以前に
一個50円のみかんを30個、一個60円のりんごを20個買った時の合計の値段を問う問題で、
30×5+20×60=270
と書いた解答が不正解とされたニュースを思い出しました。
おそらく先生的には
50円×30個と30円×50個では、その概念が異なる
という感覚が合ったのかもしれませんが、それは数学的には全く一緒であることから
SNSにその事例が投稿され、それなりに炎上したと記憶しています。
どの教科でもそうだと思いますが、テストを作成する時に大切なのは
問い方と、どんな解答が出てくるかという予想と、その答えが学問的に正しいか
です。
以前chatGPTに関するコラムを書いた時に
質問力が上がれば、学びはより効果的に、より深くなる
という話をしましたが、
テストはまさに、児童・生徒に「質問する」ことであると個人的には思っていて、
教科・科目の学びをより本質的なものにするには
教員自身が「問い方」を学ぶ必要があるのだなと痛感した、そんな1日でした。