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 イーロン・マスクは南アフリカ生まれの実業家・起業家。PayPal共同創業者し、その後テスラ、スペースX、ソーラーシティ、Neuralink、Boring Companyなど世界的に有名な企業を設立するなど、IT業界の世界的リーダーのひとりです。

 そんな彼が子どもの教育のために設立した学校「アド・アストラ」を韓国の作家、イ・ジソンが氏が紹介した記事、『体育、音楽、外国語の勉強はムダ…イーロン・マスクの創設した「兆万長者を育成する秘密学校」で教えること』を見つけました。

「アド・アストラ」で重要視されているのは「哲学」であるとのこと。共同設立者兼校長であるジョシュア・ダーンは

 「イーロン・マスクの5人の子を含む31人の子どもたちが通っている。子どもたちの年齢は、7歳から14歳までで、平均年齢は10歳。シリコンバレーのIT技術、とくに人工知能技術の発達に合わせて毎年教育課程を作りかえる。学年は存在しない。代わりに存在するのは、チームである。成績評価はなく、宿題もほとんどない。すべての教育活動は、ソクラテス式対話法で進められる。人工知能中心の未来社会で人類が直面する問題をシミュレーションし、これに対する解決策を哲学的対話と討論で導き出すのが教育の核心だ。それに加え、起業家精神・リーダーシップ・数学・科学・工学・人工知能・ロボットなどについて学ぶ。そして、経済を学ぶために、校内では『アストラ』という仮想通貨が使われている。体育・音楽・外国語の授業はない」

 と、アド・アストラの教育課程について答えており、イ・ジソン氏は、哲学は、人間固有の能力である共感能力と創造的発想力を目覚めさせる最高のツールで、哲学は人間が人間である最も根源的な要素である述べています。

 日本では教育に関する様々な変革の必要性が訴えられていますが、アドアストラは1つのプロトタイプ。以前ととして「教える」ことを中心とした日本教育のパラダイムシフトの役割を担っているような気がします。

先日のコラムで私も

 という記事を書きました。人は実は哲学に飢えているのかもしれません。


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