わにこー

記事を読んでくださった方、ありがとうございます!

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文章を、思い出した。

文章が大好きだった。 小学生の頃、毎日図書室で上限の3冊を借りてその日のうちに読み終えた。 毎週末は父に連れられて図書館でも本を借りた。 本を一度読み始めてしまうと没頭してしまい、話しかけられても気づかなかったり、読み終わるまで食べることや眠ることも出来ないような子供だった。 私は文学が好きだったから沢山の場所を主人公の背中を見ながら冒険してきた。 お城に住んだり、とてもとても高い山の上で暮らしたり、一見現実と見た目が似た暮らしをしていた時もあった。 魔法が使えて、超

    • 高校4年生の夏休み

      高校4年生の夏休み 何もしないで7月がすぎまた8月も半分ほど崩した。 どこにでもあるようで誰一人分かってくれる人が居ないようなそんな四畳半でぐったりしたフリを壁に見せつける 別に普通でも特別でも無い ただ蓋をしてされてぼーっと忘れられるのを待っている 子供の私が抱きついてきた感覚があって あぁ、こうなってしまった。 昔想像した大人の私も昔確かにそこに居た子供の私も何処か消えていった …これは本当に自分なんだろうか 途方もない逃避行を試みるも腕に刻まれた無数の

    文章を、思い出した。