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無人販売にして気付いた『スマイルは0円じゃない』
夏休みに入り、学童保育所への弁当配達が始まりました。配達部門は忙しい時期です。
そんな中無人販売所はというと相変わらず淡々と売れている感じです。6月は少し客足が止まった感じがしたので保冷対策やポップの改善をして様子見。7月に入ってからは安定しました。直接お客さんと会話する機会が無いので商品の売れ方や客数を見てお客さんの気持ちを想像しながら対策をしています。対面販売とは違った難しさですが面白い所でもありますね。ちょっとした工夫をしては『当たり♪』『違ったか…』みたいな感じでゲーム性があります。そんな中、ふと気付いた事が。
店頭を対面販売から無人販売に切り替える以前、私は接客を担当していました。本来は『引きこもり、心配性、人見知り』という見事なまでに接客に不向きな人材です。夫が『5分以上じっとしていられない』という私を上回る不適合だったので成り行きで店番担当になりました。(あと運転が死ぬ程嫌いなので配達に行けなかった…)だから、対面販売をしていた頃は仕事が終わるとクタクタでした。お客さんはいつ来るかわからない。終始緊張していましたし、間違いがあってはいけないと商品を何度もチェックしたり。今の様にポップを作ったり、データを見て対策を立てる事を楽しいと感じる余裕はありませんでした。
そんな私でも当時は出来る限り『笑顔』で接客をしていた様に思います。それがあたりまえだと思っていました。でも、無人販売にしてから気持ちも身体も随分と楽!今は不意にお客さんに会う咄嗟に笑顔って出来ない。勿論努力はしますが他人に笑顔と認識される表情って結構オーバーにやらないと行けないんですよね。当時いかに『笑顔』でいるために労力がかかっていたかに気付きます。
私の場合は完璧に準備して、時間に余裕を持っていないと笑顔で接客は難しい。その為に早めに出勤したり、多めに商品を用意したり。洗い場などをスタッフに代わりにお願いして余裕を作っていた時期も。人によってはメイクをしないと切り替えられない、とか食事や睡眠を取らないとという人もいる。
『スマイル0円』という言葉があります。日本では接客は金額に関係なく笑顔でが基本。スタッフに『減るもんじゃないから笑っとけ』という経営者もいるけど実は笑顔には結構なコストがかかっているのかも。そう考えると、外出時、笑顔で接客して下さる店員さんに尊敬と感謝の眼差しを送ってしまいます。
そして早朝4時にコンビニでコーヒー1本買うだけの私に『あぁっ笑顔なんて勿体ないっ』と謎に低姿勢になってしまう、いっぽの妻なのでした。