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【弁当屋の無人販売】夏は保冷とテンションを考える

考えをまとめる余裕がなくて書く習慣が無くなりそうなので、取り敢えず無人販売所の近況記録。

今年は弁当屋の天敵、『夏』が呼んでもないのに早く来た。無人販売所は常時冷房を限界まで下げていたけどあまりの暑さで冷房だけでは食品の痛みも心配になる。お客さんが不安になるのも避けたい。

本当はオープンショーケースにすれば良いんだけどそこまで投資するのは、もうちょっと型が定まってからにしたい。今の『ゆるい感じ』も壊したくないし。考えた結果こんな感じになりました。

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ちょっとおしゃれな発泡スチロールに保冷剤を入れて商品を入れました。開ける楽しみもあってお客さんもテンション上がるみたい。実際の効果も大事だけど、『冷やしてます!』っていう分かりやすさとか開けた時の『わぁ♪』ってなる楽しさとかが大事。

天気や気温はお客さんの気分に直結します。対面販売であれば接客でお客さんの気分をある程度コントロール出来ます。でも無人販売はそれが出来ない。体感ですがお客さんのテンションが下がったり逆に上がり過ぎたりすると買い上げ個数やリピート率に影響があると思います。接客の代わりに陳列やアイデアで『気楽に買い物をして疲れない』程よいテンションに導くのが理想。

今回でいえば、お金をかけられない事や腐敗を避けて廃棄を減らしたいというのが店側の目的。ただ、店側の目的がお客さんに伝わってしまうと往々にしてお客さんにとってはテンションが下がる要因になったりする。真面目な人がやってるお店ほど全部説明してしまうパターンを見かけるけどちょっと勿体ないと思う。

結果としてお客さんの為になる事でも『言った方が良い事、言わない方が良い事』がある気がする。結果が目指す形になれば良いのだからそれをクリアした上で『お客さんにどう見せるか』にいつも頭を使うようにしています。

コロナの感染対策もそう。伝えなきゃいけないけど気分が落ちる可能性のあるワードがある。感じ良く言い換えたり、目的を伝えず結果的に行動に導けるか。面倒くさがりな私は気を抜くと『他の店と一緒でいっか。』となりがち。

次の課題は『忘れ物対策』。サイフやスマホの忘れ物がチラホラあるので注意喚起をしたい。でも、『忘れ物にご注意下さい!』みたいのはお客さんに緊張感を与えてしまう気がするので避けたいなぁ。

何か面白いアイデアで出来ないか。暑さでボーとする頭を冷やしながら考え中です。



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