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想像力を称えあう。【仏画曼荼羅アート】 Honor each imagination. [Buddhist Mandala Art]

今日も、神戸教室では驚きの連続だった。
前回の課題が胎蔵界曼荼羅の中心部「中台八葉院」を描くことだった。

Even today, it was a series surprises in the Kobe Mandala Class.
The previous task was to draw the center of Taizokai Mandala, "Chudaihachiyoin".


月一ペースで開講しているが、作品はほとんどが家で描いておられる。それがこの講座の理想形である。教室当日は皆さんの作品を全員にお披露目(制作途中でも)しながら解説させていただいている。そして、皆さんがそれぞれの想いを伝え、疎通を図る。大事にしていることは想像力を称えあっていることである。

Classes are held once a month, but most of the works are drawn at home. That is the ideal form of this course. On the day of the classroom, we will be presenting your work to everyone (even during production) while explaining. Then, everyone conveys their feelings and promotes communication. What is important is to honor each imaginations.

今回は見ての通り(写真)、同じテーマだが、それぞれが違う。オリジナリティに溢れている。ひとり一人がこれほどに違うか、と思わせる作品ばかり。思いが込められているのに一驚する。と同時に、それぞれの秘められたエネルギーが伝わってくる。

In this time, as you can see (photo), the theme is the same, but each one is different. It is full of originality. Only works that make me think that each person is so different. I'm surprised to see what I think. At the same time, each hidden energy is transmitted.

仏画神戸4

50代の制作者 /  オリエンタル風な仕上げ。上下に飛天を添えている

Made by 50's year-old man / It's like Oriental. With Feitian above and below

仏画神戸1

70代の制作者 /  胎蔵界曼荼羅を忠実に。角に雀をあしらっている。周りの院には紋様が施され、青味系でまとめている。

仏画神戸2

80代の制作者 /  独創的な曼荼羅絵図。中央に大日如来を配置、その周りを如来を梵字で表現。空間には般若心経を書いて紋様仕立てしている。

仏画神戸3

60代の制作者 /  八葉院の背景を般若心経で埋め尽くしている。それが紋様柄になり、八葉にインパクトを与えている

サイズ 60㎝(ヨコ)×90㎝(タテ)
題目 胎蔵界曼荼羅 中台八葉院
描具 鉛筆・細ペン・水彩用色鉛筆
参加者 6名(50代~80代)

レポート & 写真 /  渡邉雄二

Reported & Photos by Yuji Watanabe  Painted by member of Mandala Art Club 

よろしければサポートお願いします。日本の伝統文化に関心を寄せています。若いころに文化圏の異なる地域の方たちとの交流で日本のことをあまりにも知らなかったことに気づかされ、それがきっかけで広く浅く学んでいます。拙いレポートですが、お目に留めていただければ幸です。