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伊藤若冲物語で、桃山時代から江戸時代へつながる。 The story of Jakuchu Ito , connecting the Momoyama period to the Edo period.

安土桃山時代の初期ごろ活躍した絵師、海北友松、狩野永徳、そして長谷川等伯などから約150年後の江戸時代中期に名声を得た絵師が幾人かいる。その時代の代表される絵師に、ご存知、伊藤若冲、池大雅、円山応挙、与謝蕪村などが同時期、京の都で競い交わり合っていた。
戦国時代の絵師物語を小説で堪能させていただき、その連鎖で江戸時代まで辿りついた。その手始めがやはり伊藤若冲である。

澤田瞳子さんの「若冲」を楽しませてもらった。いまだに注目を集めている絵師はそう多くはない。この小説によく登場するのが上記に挙げた4師である。大雅や蕪村との絡みも実に面白く描かれている。
同書を読んで、若冲の絵を鑑賞すると、それぞれの絵の奥行きが広がっていく。作家の脚色で少々誇張されているかもしれないが、想像を膨らませる材料にはなるはずである。まだ読まれてない方で興味のある人は、ぜひ。


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達磨の眼【本伝統文化を世界へ】
よろしければサポートお願いします。日本の伝統文化に関心を寄せています。若いころに文化圏の異なる地域の方たちとの交流で日本のことをあまりにも知らなかったことに気づかされ、それがきっかけで広く浅く学んでいます。拙いレポートですが、お目に留めていただければ幸です。