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息子(4歳)に多大な影響を与えているヨシタケさんの絵本
ヨシタケシンスケさん。ご存知の方も多いのではないだろうか。
絵本屋さん大賞など数多くの賞を受賞。幼児から小学生、そして大人までも楽しめる絵本をたくさん出版されている大人気の絵本作家さんだ。
『ころべばよいのに』『ふまんがあります』『もうぬげない』『なつみはなんにでもなれる』……。上記が我が家のヨシタケさん絵本ラインナップの一部。他にも数冊。
そんな中で、我が家の4歳息子が多大な影響を受けている絵本がある。
それがこちら。
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『おしっこちょっぴりもれたろう』
おしっこする前かした後に、必ずちょっぴり漏らしてしまいお母さんに怒られてしまう、ちょっぴりもれたろう。気をつけていても、どうしても少し漏らしてしまい、少しパンツが汚れてしまうのだ。
みんな隠しているだけで、他にももれたろうがいるはず、と仲間を探す旅に出るちょっぴりもれたろう。探していくうちに、ぱっと見はわからないけど、みんなそれぞれに人知れず困っていることがあるんだな……と実感していく……というようなストーリーだ。
息子はこの絵本の影響を多大に受けている。
もう完全にパンツの息子。おもらしをするようなことは滅多にない。しかし、たまにギリギリまで我慢して、少し漏れてパンツがちょっと汚れてしまうことがある。そう、ちょっぴりもれたろうのように。
そんな時、息子はトイレから出てきて、笑顔でこう言う。
「おかあしゃん~。おしっこちょっぴりもれたろう~」
見てみると、リアルちょっぴりもれたろう。
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笑顔で報告されると、こっちもつられて笑ってしまう。
「確かに……。ちょっぴりもれたろうやな……。履き替えてよ」
そして、また別の日。
ギリギリまでテレビが見たかったのか、おしっこを我慢してもぞもぞしている息子。立ち上がって、テレビを見ながらそわそわ。
「あ~。おしっこもれそう!!!!」
一声叫ぶと、ドアをバターンと開けてトイレへダッシュ。
トイレのドアを開けたまま、用を足している様子。そして、トイレから息子の声が聞こえてきた。
「あ~~。おしっこ、けっこうもれたろう…………」
思わず娘と顔を見合わせて笑う。トイレから戻ってきた息子を見てみると、うん、確かにリアルおしっこ結構漏れたろう。
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「もう~。テレビばっかり見ずに、ちゃんとトイレいきや~。ズボンもパンツも脱いで、履き替えてよ!」
息子はパンツとズボンを濡らして笑っている。リアルおしっこけっこうもれたろう。
独り言でも思わず出てしまっている、『もれたろう』。しかも、ちょっぴりパターン、結構パターン両方的確に使いこなしている。完全に『もれたろう』を自分のものにしている4歳児。
ヨシタケさんの絵本の影響力を痛烈に感じる、息子のおしっこエピソード。(年の瀬におしっこおしっこ連発してすみません)
『おしっこちょっぴりもれたろう』。お子さんに『もれたろう』が浸透すること間違いなし(?)の、オススメの一冊だ。