今期のキャンプもやはり雨スタート(またかよ)
ちょうど1年前に、以下の記事を書いた。
誰も雨女・雨男ではないはずなのだが、なぜかキャンプになると雨が降る。
いけるかな~?と強行しても、大体降られて大変な思いをすることが多い。
前回秋に家族で行ったキャンプは、珍しく雨・風がなく拍子抜けするくらい平和だった。「なんかめっちゃ平和~」と家族みんなで話していたことを覚えている。帰りの疲労度合もかなりましだった。このことを会社の同僚に話すと「いや、しばまるさん。それが通常のキャンプやで」と言われた。ちーん。
そして先週末、今期初のキャンプへ行ってきた。
上の記事で書いたお友達家族と1年越しに2度目のグルキャン(グループキャンプ)。
娘の保育園からのお友達家族なので、息子ももちろんだが、特に娘が楽しみにしていた。それはお友達の女子も同様だったよう。
近づくにつれて天気予報を毎日のようにチェック。いや~怪しい。怪しいよ、これは。ま~た雨言うてますけど。
1日目の夕方から夜にかけて結構降る予報。朝には止むようではある。
お友達の女子も起きる度に「天気予報はどうなった?」と圧をかけてくるとのこと。我が家の娘も同じ感じ。これはキャンセルは許されないな……という雰囲気が漂う。
「まぁ朝には止むならいけるかな……!行こうか!」
今回も強行突破決定。
昼過ぎに集合。前回は雨の中の設営だったので、テントも離れ気味で「これ、グルキャン……?」というような位置関係になってしまっていた。しかし、今回は違う。きちんと距離感を計算しながら立てたので、「これぞグルキャン」というようなレイアウトに。
「グルキャンっぽい~」なんて言っていると早速雨が降り始める。
夕ご飯は焚火も炭もなし。二口コンロでできる、カレーやらローストビーフやらを楽しんだ。そして、本格的に雨が降り出しているので、早々に寝ることにした。翌朝には止んでいることを祈って。
そして、夜が深まるにつれて、強まる雨脚。
テントにたたきつけられる雨が爆音。
私、少しの物音でも起きてしまうタイプなのだが、こんな騒音で寝れる訳がない。もうとにかく、うるっさい。「これは雨だ。自然の音なのだ……」と自分に言い聞かせても、全然ごまかせない。
いつもは爆睡している子どもたちも、さすがにちょこちょこ目が覚めていた。
ここでも書いたが、やっぱりぐっすりなんて寝れない。寝たら起きてを繰り返した夜。
そして、迎えた朝。
6時に止むはずの雨が降り続いている。
これ、撤収の時も降っているのでは……。という嫌な予感。
子どもたちとトイレへ向かう。
壁と屋根があるトイレ。
「壁と屋根があると安心するな~」なんて言いながら用を足す。キャンプは好きだけど、こんな感想を抱きたくてやっている訳ではない。
なんやかんやとしているうちにやっと雨が止んだ。
子どもたちは見える範囲で自由に遊び始め、親たちはテントなどをいかに乾かして片づけていくかに集中。雨にあたることが多すぎる我が家は、最早ちょっと慣れてしまっている。
車にマットをかけたり、テントを横にしてみたり、木にひっかけてみたり。さくさく協力して動いていく。
「今回はもうびちょびちょのテントを持って帰って、近所の公園に立てて乾かすか?」なんて、やけくそ気味に話していたのに、最終ほとんど乾いて撤収することに成功した。無駄に漂う達成感。今回もやり遂げましたぞ。
「前回の平和なキャンプはあまり覚えてないもんな~。なんやかんやでこういうキャンプの方が記憶に残るんよな~」なんて言いながら帰った。どMか?どMなのか?最早色々麻痺している。
子どもたちの笑顔が見れて、壁と屋根のありがたさも実感できて(これはいるのか)。
全く心身は休まらなかったが、なぜか満足してしまっている不思議。
いや~けどこれぞ正に、今しかできないやつ。
まだ親もぎりぎり体力があって、子どもも喜んでついてきてくれる。ほんと今しかできない。
大学4回生の時、ゼミ以外はバイト⇔国内・海外旅行を永遠リピートしていた時の感覚に似ている。「あれはあの時しかできないことやんな。やり切ったよな~」と今でも友達と盛り上がる。
色々疲弊してボロボロにはなるが、この記憶はずっと残るという確信がある。そして大変だったことすらも、宝石のようにぴかぴかと輝き続けるのだ。それがわかっているからこそ、雨に降られても寝れなくても、懲りずにキャンプに繰り出していく。
……だが、だからと言って雨を望んでいる訳では決してない。断じてない。次こそは天の神様頼みます。何卒何卒~。