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“圧倒的”姉と“圧倒的”弟
最近バスケットボールに興味がある様子の娘(7歳)。
高学年になったらバスケットクラブに入る〜と、早くもやる気を見せている。
先日、家でバスケットボールがやりたくなったらしい娘。もちろん家にゴールなどある訳ない。家の中でやるのは無理やで、と伝えたら不満げな顔。
ちょっとすると、何かを思いついたようで弟(4歳)を呼び出している。
「〇〇〇(弟)〜ちょっときて〜」
「なにー?」
「ちょっとこれ持ってー!」
段ボールを持たされる弟。
「それ持ってゴールやってや」
「よいよ〜」
素直に応じる弟。
段ボールをゴールに見立て、そこに向かって柔らかいボールを投げ入れている。
「もっと上に手をあげて!」
おいおい、偉そうすぎるやろ。
手を上にあげて素直に応じている弟。
「手がちゅ(つ)かれてきたよ〜」
そう言いながらも、ゴール役に励んでいる。
何度も投げ入れられるボール。ボールが入るたび、段ボールの底は抜けている状態なので弟の頭にボールがぶつかっている。
それでも一緒に「入ったー!やったー!」と喜んであげている。
なんと涙ぐましい弟っぷり。あまり嫌じゃなさそうなのも、いとおかし。
なんやかんやと15分くらいその遊びを楽しむ2人だったが、最後までゴール役を交代することはなかった。君はそれで良いのか、息子よ。
我が家の姉弟は、圧倒的な姉と圧倒的な弟の組み合わせなのだ。
姉は姉御肌でひっぱっていくタイプ。弟は甘えたで太鼓持ち、ついていきたいタイプ。
うまいことできてるな、と見ていて思う。(複雑な気持ちになる時もあるのだが)
これは、先天的なものか、後天的なものなのかをぼんやり考える。いや、これはおそらく2つの合わせ技、ハイブリッドやな。
2人の関係は、この先どうなっていくのだろうか。
…………この力関係は大人になっても変わらない。姉にパシられている弟の未来が見える。
そんな確信に近い予感がビンビンなのであった。