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今年もFM802から春が届く

私は車通勤なので、よく運転をする方だと思う。
乗車時はカーステレオでラジオを聴いていることが多い。ラジオ局はいつもFM802。いつも、タクティーさんや中島ヒロトさんを初めとするDJさんの軽快なトーク、そして紹介される音楽を愉しんでいる。


この時期、FM802から春限定の楽曲が流れ出す。FM802春のACCESSキャンペーンソングである。

 春のACCESS!キャンペーンとは
FM802が2006年から行っているキャンペーンで、新生活が始まる春に向け、ラジオを通じて「音楽」・「アート」・「スポーツ」・「エンターテイメント」などとの出会いを提供し、そこから「人と人」「人とラジオ」との繋がりを深めていくことをテーマに展開されている。

Wikipediaより

このキャンペーンに合わせ、限定のオリジナルキャンペーンソングが制作されるのだが、その顔ぶれが毎年豪華極まりない。
いくつか例をあげてみよう。

●2020年「僕のBUDDY!!」/レディオカリ―
<作詞・永積崇/作曲・奥田民生 アレンジ: トオミヨウ/Produced by FM802>
シンガー=iri/奥田民生/ハナレグミ/TAKUMA(10-FEET)/破壊(グループ魂)/牧達弥(go!go!vanillas)

●2019年「メロンソーダ」/Radio Darlings
<作詞・作曲=aiko/アレンジ : トオミヨウ/Produced by FM802>
シンガー=aiko/上白石萌歌/谷口鮪(KANA-BOON)/橋本絵莉子(チャットモンチー済)
     はっとり(マカロニえんぴつ)/藤原聡(Official髭男dism)
Chorus=KAN/秦 基博

●2013年 「スプリングハズカム」/Radio Kamones
<作詞・作曲=秦 基博/プロデュース=レキシ/アレンジ=レキシ+秦 基博>
清水依与吏(back number)/トータス松本/ナオト・インティライミ/秦 基博/PUFFY/miwa/レキシ

●2009年 「Oh! RADIO」/RADIO SOUL20
<作詞・作曲=忌野清志郎/アレンジ・サウンドプロデュース=蔦谷好位置/プロデュース=agehasprings>
阿部真央/HY/岸田繁 (くるり)/スガ シカオ/BONNIE PINK/山森大輔 (ROCK’A’TRENCH)/和田唱 (TRICERATOPS)

どうでしょう。そうそうたる顔ぶれ。豪華すぎてちびりそうなレベル。

詳しくはこちら↓

2009年の楽曲に至っては忌野清志郎さんの遺作となっている。

毎年「今年もめっちゃええ曲やな~」と、このキャンペーンソングが流れ出すとボリュームを5くらいはあげている。車内で春の訪れを感じる、春の風物詩。

名曲だらけなのに、このキャンペーンソングは限られた期間しか流れない、というのもポイント。過去の曲を集めてアルバムなんか発売してくれたら即座に購入するのに、アーティストさんの所属レーベルがバラバラだとか、色々大人の事情もあるのだろう。それは叶わないようなのが残念だ。しかし配信限定でその年の曲だけは入手できる。(昔はTSUTAYAレンタルのみだった)

現在、過去のキャンペーンをプレイバックオンエア期間(3月14日~3月27日まで)なので、懐かしい曲がラジオから流れてくるのがなんとも嬉しい。何年か前の曲を聴くと、その時に感じでいた気持ちが、わーっと蘇るような気がする。まるで真空パックされていた感情が、新鮮なままに溢れ出すかのように。

自分が好きな曲を集めて、レコメンド機能がオススメする私の好みに即した曲を聴くのも、心地よい時間だ。しかし、それだけだとやっぱり物足りない。
季節を感じながら誰かの想いに気持ちを重ね、新しい“好き”に出会うことができるのは、いつだってラジオだった。車での一人時間には、やっぱりラジオを聴きたい。

今年のキャンペーンソングの詳細はまだだが、4月1日よりオンエアスタートとのこと。一体誰が参加していて、どんな曲なんだろうとワクワクしている。FM802、関西以外の方でもラジコプレミアム(有料みたい……)などに入れば聴けるようなので、ご興味ある方はぜひ。

桜を横目に運転しながら、FM802から流れる春のキャンペーンソングを聴く。それは私にとって、最高に気持ち良い時間。
今年もラジオから届く春を、待ちわびている。

#思い出の曲

#コンテンツ会議

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