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やっぱり、LIVEが好き〜私の参戦遍歴〜
最近の私の音楽事情と言えば、もっぱら藤井風さんを聴いている。
先日行われた日産スタジアムYouTube生フリーライブももちろん視聴した。才能の塊みたいな彼から生まれる音楽は、非常に心地良くて心に響く。
ちなみに私の母も夫も岡山出身で、夫に至っては藤井風さんと一緒の高校出身(年齢が離れているので全くかぶってはいないけど)ということで、勝手に親近感を抱いているというのもある。
あの広いスタジアムで観客がいなくても、空間を自分のものにし、視聴している人を魅了する彼はやっぱりすごいな、とさらに好きになった。
また別の日、車内でSpotifyで藤井風さんを選んで聴いていた。
私も合わせて気持ち良く歌っていたのだが、もっと魂込めて歌を歌いたくなった。(どういうこと)
MYカラオケ全盛期によく歌っていたということで、安室ちゃんをチョイスしてかけてみた。
懐かしい曲が流れだし、一緒に気持ちよく歌う私。その中でライブバージョンのものがかかった。歓声と安室ちゃんのそれに応える声、その場にいる人の興奮が伝わる。
それを聴いていて、「やっぱりLIVEって良いよな」と強く思ったのだ。
私はLIVEが好きだ。
実際に行ってきた数々のLIVEの記憶が蘇る。
過去にLIVEへ行ったアーティストを思い出す限り挙げてみる。(以下敬称略)
星野源、秦基博、三浦大知、小田和正、スピッツ、Mr.Children、嵐、aiko、矢井田瞳、安室奈美恵、ケツメイシ……。
他にも、つま恋のap bank fesや音魂など数々のフェスにも参戦してきた。
誰のファンクラブにも入っていないのに、よくここまでチケット取れたな、と我ながら思う。同じくLIVE好きの友達が誘ってくれるので、チケットを取っては誘い合っていたらこうなった。
源さんのLIVEに関してはこの記事にも書いている。
秦くんのライブではシンプルに歌のうまさと色気、絶妙に力の抜けたMCにやっぱり最高としびれた。帰り道、「源さんとは信頼されてる仕事仲間、みたいなポジションになりたいけど、結婚するなら秦くんが良いな」と友人と興奮気味で話しながら帰った。(お前に選択権はない)
スピッツはずっと聴いてきた曲が次々登場して、そのどれも心地良すぎて、ここは天国かな?と思った記憶。最高だった。
aikoはいつもMCがめちゃ面白いし、観客との距離が近い。そしてCDの音源とLIVEの歌声が全く同じで感動し、終わった恋の記憶を呼び起こし胸を締め付けられた。
嵐は、この人たちのエンターテイメント力は、ディズニーランドに匹敵するな、と心を持っていかれた。
小田和正は来場者の年齢層も高く、60代以上の方も多かったように思う。みんなが涙目で歌を聴く姿に、それぞれの人生に小田和正の曲が寄り添ってきたことを感じ、私も涙が止まらなくなった。何より、あの歌声は国の宝だから、守っていかないとあかん、と変な使命感まで生まれたものだ。
少し思い出すだけで、ぶわーっとさまざまな感情が溢れてくる。
私は過去の記憶は忘れてしまうタイプで、「そんなことあったけ?」ということが多々ある。
けどLIVEの記憶は、色鮮やかに残っている。やっぱりそれはLIVE、生だからだと思う。現場で、耳だけでなく、目、心と身体全てを使って感じた記憶だからこそずっと消えずに残っていて、ふとした瞬間に呼び覚まされる。
今、コロナ禍でさまざまなアーティストがLIVEを断念したり、以前のようには開催できていない。LIVEを開催しようものなら、批判にさらされるような、そんな情勢。それに対して私が何か意見をすることはないが、悲しいな、と率直に思う。
冒頭に話を戻す。
無観客で行われた藤井風さんのYouTube生ライブ。
無人のスタジアムで、画面越しにあそこまで観る人を惹きつけることができる彼はすごい。
もしあのスタジアムが満員になったら。そこにいる一人ひとりがそのパワーを受け取って、それが人生の記憶となり明日への活力になるのだ。なんて素晴らしいんだろう。生のLIVEで感じる体験は別格だ。
早くそんな日常が戻って欲しい。
そして、その時は私もその場にいれたら、最高に嬉しい。