息子4歳の考える『おまわり』とは
不毛だがちょっと盛り上がる話題。
その人が、犬っぽいか猫っぽいか。
従順で素直な人は犬、マイペースな人は猫……。なんて話をしたことはないだろうか。
そんな話を、我が子とした時のこと。
「〇〇〇(娘)はどっちかな~猫かな……。素直でまっすぐやけど、誰にでも尻尾ふる感じでもないしなぁ。犬やとしたらキャンキャン鳴くし、色白いからスピッツかな(笑)」
「え~!?スピッツってどんなん?猫が好きやから、猫が良いな~」
「それじゃあ、やっぱり猫かな」
続いて息子。
「△△△(息子)は?」とワクワクした顔で聞いてきた。
「△△△は犬やな!ワンちゃんみたい」と私が即答。
「わんちゃんか~!」
犬(というか動物全般)が好きな息子は、嬉しそうに笑っている。
そこから、娘が息子を犬に見立ててやり取りが始まった。
「よし!ワンちゃん、お手!」
ニコニコしながら(なぜか嬉しそう)、姉の手に手を重ねる弟。
「おかわり!」
反対の手をすかさず出す。
「ふせ!」
一瞬ためらった後、しゃがむ息子。
「じゃあ~、おまわり!」
少し間があった後、息子がしたポーズがこれ。
おまわりさん。
満面の笑みで、おまわりさんの敬礼ポーズを決めてきた。
姉も一瞬戸惑った後、少し笑ってもう一度。
「〇〇〇(息子)~おまわり!」
再度、満面の笑みで敬礼する息子。
いや、可愛すぎるやろ。それはあかんわ、反則やわ。(親バカ)
私も娘も訂正しない。
2人でニヤニヤ笑って、
「確かに。おまわり、やな。それも。おまわりさんやもんな」
と納得。その後も何回かやってもらい、ニコニコ敬礼に心が満たされた。(やめたれよ)
犬の“おまわり”は、その場でくるんと回ること。
息子の“おまわり”は、警察の敬礼ポーズ。
両方とも、“おまわり”。正解だ。
とにかく“おまわりポーズ”が可愛すぎるので、絶対訂正しない、と心に決めた母(私)であった。