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お金で救われると思ってたけど、違った話
先日書いた記事
ここから購入してくださった方がいらっしゃった。ありがとうございます🙇♀️
どうしても書き残しておきたいことがあったので、自分語りしていきます。
お金がないから
小学生の頃、わたし以外のクラスメイトは、学校指定の絵の具セットを購入していた。
みんなお揃い。みんな同じ。
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それほど高価じゃないから、買うのが当たり前な中。
母は、わたしが3歳くらいの頃に買ったであろう、謎の絵の具セットを持たせた。筆とか絵の具とか、全部寄せ集め。
「もったいない」と言って、みんなと同じ絵の具セットは買ってくれなかった。
確かに絵の具セットには間違いないんだけど、パレットを洗えるサイズの筆洗いバケツじゃなかったから、ひとりだけ掃除用のバケツを借りて、教室の隅っこで洗っていた。
みんなは、机の上で完結するのに。
控えめに言って、死ぬほど恥ずかしかったし、惨めで、図工の授業なんか消えてなくなれって思ってた。
自分で惨めになってた
わたしは、お金稼ぐのも貯めるのも得意じゃないのだけど、ずっとお金持ちになりたかった。
必要最低限の身の回りのものは用意してもらってたし、ご飯だって食べられてたからいいじゃんって言われればそうなんだけど。
それでも、自分を惨めにさせるお金のなさが死ぬほど嫌で、お金がないことは悪だと信じてやまなかった。
だって、お金があれば、きっとこんな思いしなかった。
他人を羨むことも惨めになることもお金がないことが原因で、お金さえあれば、あの小学生のときの惨めの自分は救われたんじゃないか?って、ずっと考えてた。
とはいえ、優しいクラスメイトは、わたしをバカになかった。いじめられもしなかったし。
もしかしたら、それほど悲観することではなかったのかもしれない。
でも、わたしは、恥ずかしい自分が許せなかった。
誰かに笑われる前に、自分の中で自分をコテンパンにいじめて、自分で自分をバカにして、自分から惨めになることが止められなかった。
自分自身が作り出した虚像で、自分をずっといじめ抜いてきた。
人から不意にいじめられて傷つかないように、自分をいじめることで自分のことを守ってきた。
誰のための記事?
そんなわたしが、noteでBrain紹介記事を書いた。
絶対いっぱい売って、お金持ちの一歩を踏み出すんだって思った。
気合い入りすぎて、7000文字オーバーの記事。自分で言うのもなんですが、結構おもしろい記事だったわよ?笑
よーし。
公開するぞ!!!いざ、お金持ちの一歩ぉぉ!
これで億万長者ーーー!!
って、ボタン押そうと思ったとき、ふと浮かんだ。フォロワーさんの顔。
自信持って見せられる?
顔というか、フォロワーさんのアイコン。
そして、あれ。わたし何やってんの?って思った。
ずっとみなさんに支えられてきたと思ってたのに、支えてくれた人たちのことをフルシカトしてお金のことばっかり考えてるじゃん。
フォロワーさん全員じゃないんだけど、毒親育ちさんとか生きづらさ抱えてるとか、傷ついてきた人もいる。
昨日まで毒親育ちの話してると思った人が、急に金金言い出したら?自分が逆の立場なら、人間不信まっしぐらかもしれない。
特に、いつもコメントくださってた方の顔が浮かんだとき、「これ、自信持って見せられるの?」って自分に聞いたら、答えられんかった。
救う方法はお金じゃなかった
その後、書き直して。
等身大の気持ちで書いた記事から、誰かが購入してくださった。
そのとき、あの教室の隅っこで、パレット洗ってた自分が救われた気がした。
ずっとお金持ちになることでしか、あの時の惨めな自分を救えないと思ってた。でも、違った。
うまく言語化できないけど、自分の言葉が誰かの心に届いたのかもしれないって思ったら、胸のつかえがスッと消えた。
わたしは、母に「ひとりだけで恥ずかしい」って気持ちを知ってもらって、コミュニケーション取りたかったんだって気づいた。
お金じゃなくて、自分の声に応えて欲しかっただけなんだって思ったんですよね。
あぁ。
これ買ってくださった方が見て、「いやいやいや!!まじでそんなつもりじゃないです!!たまたま買っただけです!!」って、言われちゃったらどうしよ。
でも、独りよがりだったとしても、救われたのは本当で。
重いかもしれないけど、一方的に感謝を伝えさせてください。
自分の原点
またお金に目がくらんで、フラフラとゾンビみたいに彷徨うこともあるかもしれない。
でも、フラフラゾンビになっても、この体験を思い出せばいつでも原点に戻れる気がする。
誠実ってよくわからんけど、自分なりに誠実でいたい。
忘れたくないから、つらつらと書いてみました。
しかし、有料noteに挑戦してる人って、あんまり自分語りしなくてスマートでかっこいいよね。
わたしなんて、グッダグダの自分語りオンパレードで、我ながら「大丈夫か、おい…」って感じよ。笑
すべったときは、ここでビエーンって泣こうと思う。(いちいち面倒くさい&重いんだよなぁw)
今日も、お付き合いいただきありがとうございました。
それでは、また。