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新卒就活をやり直せるなら、どうする?

もう約10年前に新卒採用試験を受けて社会人デビューしました、求人広告ライターのいおりです。ちなみに今は38週を目前にした初産妊婦です(笑)

今回は2024年新卒採用解禁ということで、自分の当時の就活をやり直せるならどうしてるか?を自問自答しながら、まとめてみました。
私は企業の求人広告を取材して作っている身です。現役就活生の皆さんにも役立つ内容があれば幸いです。

今思えば絶対にやめておけと思っていること

では、これだけは失敗したくなったのにやってしまったと思ったことを最初に言っていきます(笑)

①年間休日120日以上、完全週休二日制(土日祝休み)の企業だけ受ければ良かった

年間休日が少ない企業に入社してしまった私は体育会系だから元気に頑張れると思い込んでいました。リクナビの価値観診断でも★5つとか★4つ付いた企業ばかり受けているんだからミスマッチは起こらないと思ってたら、とんでもありませんでした😨
私はスタミナがありませんでした。休日が少なくて体力回復も遅く、すぐストレスで体調不良になる自分に戸惑うしかできませんでした。

②学歴フィルターで自分は受からないと思い込みすぎた

関関同立卒とはいえ早慶MARCH相手にかなうわけがない、書類の無駄だろう…と戦う前から諦めてしまったのが良くありませんでした!
確かに10年前は就職氷河期で学歴選考も多々あり、向かい風ムードではありましたが、もっと高望みすれば良かったと思います。

③オフィスワーク系の業務を受ければ良かった

学生時代のアルバイトで接客販売や営業系のことをしていたので対人業務が多い仕事ばかり受けていました。逆に電話が凄く苦手で、事務や経理、総務の道に進むのは無理と決めつけてしまったのです。
もっと自分の可能性幅、適性を信じてあげていれば…と後悔してます。

④競争意識が強すぎる企業を選び過ぎた

いわゆるガツガツした会社に行って、ガッツが身に付いたのは良かったのですが十年前のガツガツは今の時代では異質かもしれないなと思うようになりました。
今はみんなで協力し合って、助け合って頑張る✊みたいな組織が多い気がしますが、昔は他人を蹴落としてでも自分が這い上がってポジションを取りに行ってもOKみたいな組織がたくさんありました。それゆえ「自分さえ良ければ良いんだ」「どんな手を使っても成果を出せる人が偉いんだ」と思ってた時期がありました。
良くも悪くも「新卒で入社する会社のルールや雰囲気は自分の社会人基礎、ベースになり得る」
ので慎重に検討すれば、私も緩く生きれたかもしれないと今なら思います。

⑤福利厚生が整っていない会社に無理して応募した

雇っていただけるだけマシなんだ…と就職氷河期に思ってしまったもんなので、働き方改革などの勉強をしてきたくせに福利厚生に全く期待していない学生になってしまったことを深く反省しています。
給与も相場より出る、有給休暇もしっかり取得できる、交通費もケチられない、休憩時間はしっかりくれる、産休育休取っても怒られないし復職もできるといった最低限譲れないポイントを押さえている企業かどうかも見て応募しておけば、もっと早くスムーズに進路が決まったかもと思います。

⑥内定欲しさにキャリアプランを適当に考えた

これは正直に言うと危なかったです(笑)史上最悪です!
よくキャリアプランを考えてきてくださいと課題を出されていたのですが…「この会社の人事はこういうタイプだから、ここでこう言えば採用してくれそうだな💖」が何となく分かってしまうタイプだったので、内定取れたらそれでいいやと思って適当に思ってもいないキャリアプランを描いて選考に通りまくっていました(笑)自分は好きなことや大人になったらやりたいことがたくさんあり、それができれば良いとしか考えてなかった(甘かった)のが最大のミスでした。
もっとどう生きるかを深く考えられたら良かったと思います。

⑦新人に臨機応変さを求められすぎる職場を選び過ぎた

いきなりスタートアップ、ベンチャー、創業10年になったばかりの零細中小企業に応募するより、マニュアルが整ってそうな名の知れた大企業やら、仕事のやり方が大体決まっている老舗に応募した方が自分には向いてたかも、と感じます。
私はいつもと違うことが起きたり、順番に落ち着いて対応できないことが起こるとパニックを起こして冷静に対応できないことが多々ありました。仕事のミスは大体このときに起きてたので、もしかしたら役所対応をきっちり貫く公務員向きだったのかも…と思います。

⑧もっと可愛く就活用写真を撮ってもらえばよかった

マツエクもメイクもヘアセットもばっちりやって、めっちゃ可愛く撮ってもらえば書類選考ももっと通ったんだろうなとふと思うことがありました。転職活動時に撮り直したのがメッチャイケてたので、新卒の時もこうしていれば…と後悔が残りました。とはいえ、内定を出してくださった皆様には感謝しています。

自分を信じて良かったこと

次に、自分の勘が正しかったと思うことをお伝えします。

①全国転勤可の総合職を選ばなかった

私はペーパードライバーで、見知らぬ土地の田舎すぎるエリアで独り暮らしなんて想像もできませんでした。極論、住宅手当も社員寮も借り上げ社宅もないのに急に辞令が出て、昇級をエサに転勤させられるのは、まっぴらごめんだ!と思ってたのは大正解だったと思います(笑)

②人を見下す経営者につきたくないと思った

約10年前は圧迫面接といった恐ろしい面接が横行していた時代です😨私もやられました。特に憧れというか、いつも行ってたお店の社長に面接していただけたとき「なんだ、この性格診断の結果は…なんだ、お前の生意気な回答は…」みたいなことを言われました(笑)
「私の考えが本当に誤ってるのなら謝罪いたしますが、そこまでのことを初対面で仰る経営者と一緒に働きたくありません!」と言って帰ったのですが、私の気持ちは何も間違ってなかったと思います。

③人で会社を選ばなくて正解だった

面接官が良い人だったから、自分を見てくれた人事が好きだから入社しました!といったことは絶対しなかったのは正しい判断でした。
面接官や人事と一緒に働けるなら良いですが、大体は現場配属になったりすることがあり、バックオフィス系の方々とは入社後はほぼ接点がないと知っていたので、ここはアテにしてなくて良かったと思います。
※面接官や人事の対応に好感を持てるかは死ぬほど気にしてましたけどね!

④手に職がつく、自分磨きになる仕事を選んで良かった

自分は好きでカメラ、ヘアメイク、着物の着付けを仕事で勉強できたのは良かったと思います。自分の人生が豊かになるものばかり得られたと正直、感謝してもし切れないくらい勉強させていただきました。

⑤嫌な予感がしたら教授やキャリアセンターに相談した

両親に相談すると、母は専業主婦で社会のことはチンプンカンプンだし、父は理系研究職でちっとも職業知識が無くてチンプンカンプンで全く相談相手になりませんでした(笑)が、教授やキャリアセンターの人たちに相談してみてヒントを得ようとしたのは良かったと思います。

⑥トイレが汚い企業に入社しなくて良かった

もう生理的にコレは無理!っていうラインは確実に外しました(笑)必ず本社や勤務先のお手洗いチェックしてましたが、お手洗いが古い、臭い、汚いは絶対にアウトです⚠

現役就活生に伝えたいこと

いろんなことが私にもありましたが、令和の就活生、学生たちにアドバイス出来そうなことはいくつかあります。

★求人票を正しく読める「求人リテラシー」を今のうちに磨いてください
★内定欲しさ、転職ありきのキャリアプランを考えないようにしましょう
★できるだけ長く勤められる職場、自分の心身を大事にできる職場に行ってください
★自分の特技や特性、性格を良い方向に使える職(比較的、無理しなくてもできる仕事>好きだけど死ぬほど努力しないとできない仕事)を選んでください
★勝負してもないのに勝てない、負ける、無駄試合だと卑屈にならずに、気に入った求人があればガンガン応募してください

悪いこと言わないので、とにかく自分には嘘をつかないでください。親を安心させたいから、この会社に行く!とか、内定ココしか出なかったからココで良いや!とかは絶対にやめましょう。

自分の価値観やこういう人生を歩みたい!という希望を大切にしてください。
やりたいことがない、見つからない人は、やりたいことを見つけるか、働き方の軸だけはブレないように考え抜いてください。

皆さんの就活が報われますよう、祈っています!素敵な企業と出会えますように🎀

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いおり🌸求人・採用・マーケティング三刀流ライター
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