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【後悔してももう遅いよ】自律神経失調症経験記②

皆さんはじめまして!イラストレーターのIONA(イオナ)です。普段は在宅でイラストを描く仕事をしてます!

前回は、自律神経失調症になるまでをお話しました。
今回は、その状況をどうやって乗り越えようとしたのかについて書きます!

①を先に見てくださいね



棒のままでは生きていけない


まず、「どうしたらこの状態から抜け出せるのか?」を考えました。
が、そもそも考えること自体が怖い!
このままだったらどうしようとか色々考えることが恐怖で、
頭がどっと疲れて、この時期は過眠気味に。
(寝れるだけマシだったと今では思う)

この時期は起きている時間は全て恐怖に支配されているので
寝ている時間が唯一現実から逃れられる時間だったんですよね。

起きている時間は
後悔や反芻を何度も何度もして自分を責めまくってました。
恐怖心に支配されているとネガティブなことしか頭に浮かばないわけです。

あの時電車に乗らなければ…!」 「調子乗って行動しなければ…!
「仕事をしてなければよかった?」

でも、後悔してももう遅い。

ここからどうにかするしかない。棒のままでは生きていけないのだ!!!



オンラインクリニック?そんなものがあるのか!


体は恐怖と不安で動けなくても、スマホだけはかろうじて触れたので、症状について検索することはできました。(ただ、変な広告とかが視界に入るのが怖すぎて、薄目でチラ見しながら)

調べていくうちに「パニック障害」「不安神経症」といったキーワードが出てきて、「あれ?これってメンタルクリニック案件なのでは?」と気づき始めました。

てことは「薬飲めば治るんじゃん?」という安直な考えのもと、オンラインで診察が受けられるサービスを発見。何でもいいし誰でもいいから、とにかく早く助けてほしい状態だった私は、すぐに登録し、最短の日程で予約を取りました。

そして、車に乗って頭がぶっ壊れた翌日にオンライン診察へ。
先生はのんびりした感じの方で、

「それはパニック発作ですね〜」
「リラックスできる時間を過ごしてくださいねぇ〜」

と、ゆる〜いアドバイスをくれつつ、不安を和らげるお薬を処方してくれました。(その後、薬剤師さんとの面談を経て、次の日に薬が郵送で届くことに)

「リラックスできるなら苦労しないんですけどね…」と思いつつも、
「この薬があれば何かが変わるかも!」

と淡い期待を抱いていました。


「棒」、進化する。


翌日、届いた薬を指示通りに飲んでみました。

結果——

逆効果!!!
ただただ副作用でさらに寝込むことに。

「棒」だった私の身体は、鉄筋入りの「筋金入りの棒」に進化しました。

脱力感倦怠感が尋常じゃなく、腕一本持ち上げるのにも気合いがいる。食べることもできない、息を吸うのもしんどい…。

「これはアカン」と直感し、即服用を中止。

奇跡的に2日後、
家から2kmほど先のメンタルクリニックの予約が取れたので、
セカンドオピニオンを受けに行くことに。

しかし、ここで問題が。
タクシー?バス?
無理!!車に乗ったらまたパニックになる!!
ということで、徒歩で向かうことに。とはいえ、倦怠感がヤバすぎて、途中何度も歩道に座り込みながらの進軍。ほぼほふく前進状態。(やす子かな?はい〜)
やっとの思いでクリニックに到着。
でも、狭い待合室&人の多さで再び恐怖&パニック。
「ここでもうずくまるのか…?」
と思いつつ、肩で息をしながらなんとか耐えました。



先生優しい...


診察室に入ると、そこには優しそうな女性の先生が。
「あ、よかった…おじいちゃん先生だったらどうしようかと思った…」
と、ひとまず安堵。
この先生、見た目が優しいだけじゃなくて、中身も最高でした。
目を見てしっかり話を聞いてくれるタイプで、
「最近、無理しすぎてなかった?」「最近体調の変化はなかった?」
と、私の状態をじっくり紐解いてくれました。
(本当に優しかった…違う先生だったらどうなってたんだろ)
(メンタルクリニックの先生にいいイメージなかったけどこんな人もいるんだな)


結果——

仕事と育児の両立で無理しまくっていたことが判明
筆者には2歳児がいるんですが、子どもが保育園に行き始めた6月ごろから体調がおかしくなっていたことに気づきました。
仕事を頑張らないといけないと言う使命感で
夜な夜な仕事をして、クライアントからの連絡が来たら夜でも返信。
ONモード突っ走りすぎ!!
そう、気づかないうちに「OFFの仕方」を完全に忘れていたんです。
仕事は楽しかったからこんなにやばいことになっていたとは思いもせず)

そして身体はすでにボロボロだったことに気がつき….
円形ハゲ、胃腸トラブル、不整脈、体重激減……
そういえばいろんな不調を抱えてました

「もっと早く気づこうよ、自分!」
でも、これらを無視し続けた結果、最終警告としてパニック発作が出たんですね。

先生は、
「まずは生活を整えることが最優先!食事・睡眠・運動を整えれば、自律神経もゆっくり回復するよ」とアドバイス。

自律神経を整える漢方と別の抗不安薬を処方してくれました。
(この薬も副作用がじわじわとやばくて飲めなくなったんですけどね。
そのおかげで自力で治すしかないと覚悟か決まった感じです)

心、ちょっと軽くなる。


診察後、不思議と気持ちが一段階くらい軽くなった気がしました。

もちろん、まだまだ恐怖感や不安感とは戦う日々。でも、
「この状態になった理由と、どう改善すればいいのか」
が分かったことで、一筋の光が見えてきたんです。
「よし、自律神経にいいと言われてること、ぜーーーんぶ試してやる!!」
そんな気持ちになり、ここから私の大逆転劇が始まるのです。


次回 「なってしまったもんはしょうがない。全部試すぞ」の巻!

次回は詳しく自律神経失調症を治すために取り入れた習慣やマインドなどについて書きますね!


イラスト描いてますので見てくださいね〜