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ようやく衣替えを終え、倒木を回収する

ハロウィーンである。だからといって、仮装したりカボチャのランタンを作ったりはしないけれど。

今朝はとても寒く、霜が降りるのではないかと思ったほどである。実はまだ衣替えを完全に終えていなかった。夏の衣類はしまってしまったが、冬物はまだ衣装ケースの中である。

僕にはマルチタスク癖がある。様々な物事を並行して行うため、ひとつひとつは非常にゆっくりと進行する。周囲からしたら、遅々として進んでいないように見えるかもしれない。

しかし、衣替えに限ってはさっさと済ませてしまったほうがよさそうだ。さらに、扇風機もまだそのあたりに居座っている。可能な限り分解し、掃除をした。これもしまってしまおう。

冬物をひっぱり出し、その後汗だくになる

厚手のフランネルのシャツやセーター、カーディガンなどをひっぱり出す。少し前、タイラー・ザ・クリエイターがなにかのミュージックビデオで、ケーブル編みのセーターを着ていた。とても似合っていてかっこうよかった。

彼の新しいアルバムがリリースされたので、最近はそれをずっと聴いている。僕もケーブルニットを取り出して、タンスにしまった。

今日はとにかく寒いので、デッキジャケットを羽織って仕事をしていた。上半身が暖かくなると、足先が冷たいことに気づいた。湯たんぽにお湯を入れ、足元に設置する。とても暖かくて快適である。

すると、眠気が襲ってきた。それは、史上まれにみる猛烈なものであった。コーヒーをすすったり、歌をうたったりしてもあまり効果はなかった。

そこで、体を動かそうと、先日森で発見した倒木を回収しにゆくことにした。トラックの荷台にチェーンソーを放り込んで、現場へと向かう。件の倒木は、よく観察するとなかなかよい倒木であった。

僕はテキパキと、倒木を持ち運ぶことのできるサイズにカットし、せっせとトラックに積み込んだ。立ち枯れしたものだったため、乾燥が進んでいた。来年の春には薪として使えるかもしれない。僕の住む山はとても寒いので、五月頃まで薪ストーブを焚く。

眠気などとっくに忘れ、僕は夢中になって倒木を切り刻んだ。切っては運びを繰り返していると、暑くなり汗だくになるほどであった。

そういった作業を終えると、僕は先ほどしまった扇風機をゴソゴソとひっぱり出し、涼んだ。

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