I/O Outdoor Works

山や川での遊び、DIY、家庭菜園、オートバイ、小屋作りなど。動物たちとともに山奥に住む。

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山や川での遊び、DIY、家庭菜園、オートバイ、小屋作りなど。動物たちとともに山奥に住む。

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谷の入り口のジョージの古いオートバイ

薪作り庭のケヤキの木陰に、小さなテーブルと小さな折りたたみ式のイスを並べる。日向と日陰で数度は気温が違う。風が吹くとさらに涼しい。そこにどっかとチェーンソーを置いて、目立てをする。 真夏に薪を作っておくとよく乾く。ここのところ、ストックしてある間伐材なんかを、チェーンソーで適切なサイズにカットする作業に忙しい。ストックといっても山に転がしてあるだけだけれど。 この、丸太を薪ストーブ用に短くカットすることを、一般的に「玉切りを作る」とか「玉切りをする」などと言う。僕らの周り

    • ハラペーニョを収穫してソースを作る

      ハラペーニョを収穫した。半分ほどは赤く熟してしまっていたが、特に問題はない。それぞれ、緑のソースと赤いソースにする。黄色のものは別の種類で、辛味が少なくそのまま焼いたり、ピクルスにして食べる。 毎年、ハラペーニョソースを作るのだが、大量にできるので消費が追いつかない。酢漬けのようなものなので保存も効くし、自宅で食べるだけなので消費期限もあまり気にしない。様々な料理に使えるので重宝している。 ハラペーニョソースを作る

      • 国道沿いの古びたドライブイン

        僕はあまり旅に出ない。嫌いだからではない。たくさんの動物と一緒に暮らしているためだ。猫が2匹、犬が2匹、ニワトリが11羽いる。彼らをほったらかしにはできない。 とはいっても、朝出発して夕方には帰ってくることができるような、日帰りの旅はできる。僕は山奥に住んでいる。やるべきことも多い。なので、それくらいで充分だし不満もない。 それに、オートバイや車に乗って、よく走る。楽しい道や、知らない道がある。そこでは新しい発見もある。小旅行といってもよい。 道は、どこかとどこかを繋い

        • バジルとトマトソースのスパゲティ

          この夏はトマトが豊作であった。昨年は過保護にし過ぎたせいか、あまりよくなかった。そのため、今年は脇目を摘むくらいにして、忘れた頃にたまに追肥をした。 それがよかったのかはわからないが、とにかく大量に実った。食べきれない分は煮てびん詰めなどにして保存する。それも面倒になると袋に入れて冷凍庫に放り込んでしまう。 冷凍したトマトは皮が剥きやすくてよい。お昼にトマトソースのスパゲティを作るにはちょうどよい剥きやすさなのである。 バジルがまだ元気に葉を茂らせている畑ではバジルが寒

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        谷の入り口のジョージの古いオートバイ

          ニワトリ小屋の移築。計画と場所の選定

          今年、ヒヨコが8羽生まれた。親鶏は3羽いるので、合わせて11羽と一気に増えた。親のくせにオンドリはヒヨコたちをいじめる。そのため、ある程度成長するまで、小さな小屋に隔離していた。 そんなヒヨコたちも親鶏とさほど変わらない大きさになり、もはやヒヨコとは呼べなくなった。そろそろ同居させたいのだが、現在親鶏たちが暮らしている小屋では、少々手狭に感じる。 そういったわけで、ニワトリ小屋の増改築をすることとした。が、現在の場所のままではこれ以上増築できそうにない。考えてどうにかなる

          ニワトリ小屋の移築。計画と場所の選定

          ようやく衣替えを終え、倒木を回収する

          ハロウィーンである。だからといって、仮装したりカボチャのランタンを作ったりはしないけれど。 今朝はとても寒く、霜が降りるのではないかと思ったほどである。実はまだ衣替えを完全に終えていなかった。夏の衣類はしまってしまったが、冬物はまだ衣装ケースの中である。 僕にはマルチタスク癖がある。様々な物事を並行して行うため、ひとつひとつは非常にゆっくりと進行する。周囲からしたら、遅々として進んでいないように見えるかもしれない。 しかし、衣替えに限ってはさっさと済ませてしまったほうが

          ようやく衣替えを終え、倒木を回収する

          薪ストーブを焚く

          犬と一緒に森を散歩していたら倒木を発見した。薄暗くなってきていたので、簡単に周囲を確認するだけにとどめた。 倒木の長さは5メートルほど、直径は20センチあるかないか。そういった木が倒れたのか、老木の太い枝が落ちたのか、詳細はわからなかった。いずれにせよ、明日チェーンソーを持ってきて片付けてしまおう。 僕の住む山の森では、まれに木が倒れる。嵐のあとや、大雪が積もったときなどがほとんどだ。枯れた木や虫が入ってしまった木は、危険な状態になる前に切り倒してしまう。その後、倒木は適

          薪ストーブを焚く

          一汁三菜。畑のカブを引っこ抜いて食べる

          収穫の秋である。 少しずつ掘っては食べていたサトイモも、すべて収穫し晴れた日に干している。よく乾いて土がおちたらパントリーに保存される。冬の間の貴重な食料である。 秋はおいしい食べ物をたくさん収穫できる。すごしやすい季節ということもあり、そとでよく働くためお腹がすく。しかし、だからといって食べすぎてはいけない。山の暮らしでは、腹七分目くらいがよい。体を身軽にしておいたほうが、活動しやすい。 カブを引っこ抜いて食べる秋のはじめにカブの種をまいた。すぐに芽が出て順調に成長し

          一汁三菜。畑のカブを引っこ抜いて食べる

          秋の味覚と物々交換経済、秘密のマツタケの楽園

          ある日「パタタタ」と、小気味のよい音のする小さなオートバイがやってきた。近隣のばあさんだ。「ポンポンに乗るにはよい季節だ」と言って、50ccのオートバイのスタンドをガシャンと立てた。 老人たちはオートバイのことを「ポンポン」と呼ぶ。サイズの大小や排気量に関係なく、オートバイはすべてポンポンである。 「クリ拾ったから食え」と袋にいっぱいのクリをくれた。僕はありがとうとお礼を言い、お茶でも飲んでゆくかとたずねた。「こんびにへすいーつを買いにゆくのだ」パタタタと去って行った。

          秋の味覚と物々交換経済、秘密のマツタケの楽園

          運動会必勝法

          スポーツの秋である。 先日、僕は地域の運動会に参加した。大会は地区別に4チームにわかれて行われる。かなり激しい勝負になるのが伝統だ。不真面目な態度でへらへらしていると、味方であっても容赦ないヤジが飛んでくる。 僕は山に住んでいる。参加者もみな、あっちの山やこっちの山から、グラウンドのある山にやってくる。言ってみれば、運動会はそれぞれの山のプライドを賭けた戦いである。 その日、向こう1年間の山の覇者が決まるのだ。 イメージトレーニング前日から、パン食い競争や借り物競走の

          運動会必勝法

          カメムシに花嫁衣装はにあわない(虫画像無し)

          ほどよい気温と湿度が清々しい。日の出まえ、外に出て深呼吸やストレッチなんかをすると、よい季節になったものだ、などと思う。朝日が僕の住む山を照らし始め、少しずつ夜露を蒸発させる。それにともない、彼らの動きも活発になる。 カメムシである。 山や森にはカメムシが生息している。秋になると越冬のため、人里にやってくるのだ。僕はカメムシの詳しい生態に関して、必ずしも明るいわけではない。しかし、長年彼らとの死闘を続けているので、やってくる時期やそのピークはおおむね把握している。 僕の

          カメムシに花嫁衣装はにあわない(虫画像無し)

          白いじいさまの不思議

          幼いころには多くの不思議な体験をする。大人とは世界の見え方が違うからであろう。初めて見るもの、知らないものがたくさんあるからかもしれない。もしくは、空想、思いこみ、勘違いがまざり合って不思議な体験をしたと感じるのかもしれない。 白いじいさまに遭遇したのは、僕が子どものころである。季節は夏であった。 夏休み夏休みの子どもたちはとても忙しい。午前中は虫取りや、神社の境内でBB弾探し、午後は川で泳ぎ、魚取りもしなくてはならない。その帰り道には、小さな商店の駄菓子コーナーにみなで

          白いじいさまの不思議

          クマとの接近遭遇

          めっきり秋らしくなった。ついひと月ほど前までは、まるで夏のような気温だったのがうそのようだ。そんな、まだ暑い9月の話である。 畑ではさまざまな夏野菜が実をつけ、盛夏の様相だ。しかし、少しずつ秋の気配も漂ってきており、畑の上空ではアキアカネが飛び交っている。山のクリやカキの果実も大きくなってきている。 収穫した野菜のうち、食べきれないものは保存する。翌年の春までの食料になる。ジャガイモやタマネギは保存がきくし、もともとそれを前提に育てている。 初冬の畑は葉物野菜のみになる

          クマとの接近遭遇

          収穫したポップコーンを食べる

          毎年、トウモロコシとポップコーンを畑で育てている。土寄せや追肥などをしっかりしなくてはいけないが、毎日みまわる必要もないので僕にとっては楽な野菜である。 トマトなんかは毎日収穫し、わき芽を摘まなくてはいけない。それなりに時間も手間もかかるので大変だ。ナスやインゲンなども同様だ。けれど、手をかけた分、よく実ってくれるのでうれしい。 サル、襲来今年の夏はとても暑く、僕の住む山は雨が少なかった。そのせいか、キュウリはあまりよくなかった。そういう年もあるのでしかたない。 一方、

          収穫したポップコーンを食べる

          スロットルワイヤーのグリスアップ。オートバイメンテナンス

          秋はシーズンの折り返し地点である。ここから気温はさがる方向へと進んでいく。湿度もさがり、しばらく寒く乾いた期間をすごすこととなる。メンテナンスの季節である。 春から夏にかけて、たくさんの道具や機械を使い世話になった。冬のあいだ出番のないものはそろそろ整備、修理をする時期である。引きつづき使用するものも点検しなくてはならない。 オートバイは日々さわっているのだが、古いものなので季節の変わり目にちょうしが悪くなることがある。最新式のコンピューター制御機構などないため、人が調整

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          薪ストーブの掃除

          ついこの間まで暑くてたまらなかったのに、あっという間に秋になった。日中はさわやかに晴れて心地よいが、明け方などには気温が一桁近くなる。季節は、ちゃんと進むものである。 僕は山に住んでいる。それなりに標高があるので、やはり朝晩の寒暖差が大きい。まだ、服装で調整できる気温だが、本格的に寒くなる前に薪ストーブのメンテナンスをしておかねばならない。 薪という燃料山に住む利点として、「薪が豊富に手に入る」というところがある。僕は自治体による「原木バンク」のようなものに登録している。

          薪ストーブの掃除