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おいしいを科学する食のプロモーター(旅するヤオヤ) 上山琢矢の推し食材。 香川県から県外不出の完熟いちご。

普段は秘密にしておきたいお気に入り食材をこっそり教えてくれるプロジェクト『#わたしの推し食材』。
Vo.14は旅するヤオヤの「上山琢矢」さんです。

フードセレクター紹介

おいしいたのしい食卓を提供するため、生産者とともに販路開拓を基点とした商品開発をしています。全国の食べて感動できる食を探し求め、食べた方に「美味しい!」と喜んでもらえることを原動力に生きています。

みなさんの「おいしい!」は、食卓を笑顔にするだけでなく、そして地域で頑張る生産者をも元気にするチカラがあると確信しており、今回、いくつかの絶対的オススメ食材の中から1つをご紹介します。

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わたしの推し食材

商品名 「完熟さぬき姫」
販売会社 Snow Jewels

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練乳は不要。香りで違いがわかる完熟の甘み。

「おいしい○○の見分け方ってどこを見るんですか?」

僕が全国を回る物産展で、必ずといっていいほど聞いて頂く質問です。

「ここのヘタの緑の部分が○○で、先端の形が、なんとやら・・・」って、色々ウンチクはありますが、お店に並ぶいちごは、どれも真っ赤で美味しそうで、見ただけでどれが1番甘いかなんて、正直ほぼわからないです(笑)

ですが、このさぬき姫は、香りだけで「お?」と思わせてくれます
それもそのはず。店頭に並んでいる多くのいちごは、まだ実が白いうちに収穫し、流通の過程で赤くなっていることがあります。そうしないと潰れて商品にならない繊細で、ましてや完熟で出荷することは非常に難しい果物なのです。いちごが完熟した時の、まるでいちご狩りに行った時に嗅ぐあの香りはなかなか味わえません。

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だからこそ、完熟のおいしさを多くの人に伝えるべく、色々な試行錯誤の結果につくられたこのいちごは、届いてから日持ちこそしませんが、蓋を開いた瞬間から「におい」で伝わってきます。

生産者の多田さんは、
「こんなに手間かけて農業やってるんじゃ、商売として割にあわんじゃろ?」
という冷ややかなことを言われ続けても、
「美味しいと喜んでもらえる人がおって、そういう人に支えられて生きよう方が、お金に囲まれて生きているよりもよっぽど幸せ。」
と、笑いながらお話されています。

いちごに触るときはもちろん、箱を触ったら、他の作業する度、手洗い、手袋を変えるなどなど、時には神経質になりすぎじゃ?と思えるほど管理を徹底し、いちご1粒1粒に想いをのせています。
「こないだ届けたいちご、問題なくいっきょん? 自然相手の生ものやきん、せっかく楽しみにしていた人にがっかりさせたらえらいけん(つらい)、言ってくれやあ」と出荷した後の食べる方へも想いをはせています。

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さぬきで生まれた「かぐや姫」!?

このいちごは、竹を切って生まれています。
正確には、山間部で広がり森林環境破壊をしている竹を切って、それを肥料として与えることで、有機質肥料となり、農薬や化学肥料を使わずに栽培されています。
みなさんにこのいちごを食べてもらうと、それだけ山がキレイになり、環境保護にも繋がります。

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人のからだもキレイになる!?

このいちごでキレイになるのは山だけではないかもしれません。いちごにはビタミンCが多く含まれており、抗酸化作用により、体内のサビを取り除き、美肌・アンチエイジング効果が期待されていたり、免疫増強と人のカラダにもイイコトばかりです。

食べるなら食後がオススメ。
朝食後に食べると、血中内糖度が低い朝に脳へとエネルギーが補給されて頭がスッキリします。逆に朝は糖の吸収率が高いため、ダイエットなどを意識したい方は、夕食後がオススメです。

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購入はこちら!

Snow jewels Store
※今年の最終出荷が5月連休前後を予定しているので、ご注文はお早めに!

このいちごを食べた方のクチコミ

「家族でありがたく夕食で一粒、今朝一粒、デザートにいただきました。
本当にジューシーで美味しかったです(^^)
息子が一番に、みずみずしくて甘さも苺も口の中で溶けるなぁ♪なんて、喜んでいました。貴重ないちごをありがとうございました😊」
東京都 40代女性

「60年生きてきてこんな美味しいいちごは初めてじゃあ」
岡山県 60代男性

フードセレクターとして、今だからこそ皆さんにお伝えしたいこと

世界規模で起きている未曾有の危機を迎え、人々の暮らし方、価値観さえも大きく変容する時代に突入したように思います。
いち早くこのウィルスの終息を願っていますが、終息したからじゃあ元通り。ということには、ならないかもしれません。アフターコロナの時代について、経済学、社会学、環境学といった観点で様々な予測がなされていますが、世界の問題。ではなく、我々・みなさん、消費者の意識のあり方が問われていると感じています。

「仕事もこんな状況で収入面の不安がある中で、贅沢なんてできない!食費は1円でも削りたい!」といった声もあるかと思います。もちろん、毎日高級な食べ物を食べてほしい、ということではなく、普段食べているものがどうやって作られているか、どうしてこの値段なのかは、どうか知ってほしいと思います。

去る4月1日、FAO(国連食糧農業機関)とWHO(世界保健機関)、WTO(世界貿易機関)は、「各国が食料の確保に向けた輸出制限をすることで、国際市場における食料不足や一部の地域で食料危機が起こる可能性がある」という共同声明を発表しました。日本は農業国だから関係ない、と思えるかもしれませんが、現在の日本の自給率はわずか40%弱で、実に半数以上を輸入に頼っています。

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すごく難しい話に見えますが、多くの環境課題や社会課題は「消費者と生産者の距離」によって解決していくのではないかと言われています。
わたしたちと共に活動されている、そしておそらくほとんどの生産者は、高く買って欲しい、儲けたい。と思っているのではなく、安心安全な食、を提供するだけでなく、環境に配慮した地球との共生を願い作物を栽培しています。我々消費者がもう少しサスティナブル、エシカルな消費※を意識することで、「消費」が一過性、断続的になりがちなボランティア・応援ではなく、「おいしくたべること」は永続的でつながりのある社会活動になるのではないでしょうか。

※エシカル消費について



フードセレクター
上山 琢矢

意食充株式会社 代表取締役
1984年北海道旭川市出身。コーン等の北海道産野菜の磨き上げ、首都圏をはじめ日本各地の百貨店や高級スーパー、海外への販路開拓を手掛ける他、農業体験、食体験をフードツーリズムとして事業展開中。

「わたしの推し食材」プロジェクト事務局:
株式会社MISO SOUP 
https://www.misosoup.co.jp/

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