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鬼まんじゅうはなんで鬼まんじゅうなのだ?そして伝説へ…1

ふ…写真に騙されたあなた、お目が高い。この写真は両口屋是清のカエルまんじゅうだ。押しも押されぬ名古屋銘菓。そして茶色い、茶色いのだ。どうだ!名古屋らしいだろ?名古屋グルメは茶色が基本だぜ。知らないなら東京から大阪へ行く新幹線を名古屋で降りてみろよ。その逆でもいいぜ。そしてひつまぶしから食ってみろ。びっくりするくらい「茶色い」から。そして手土産にこのカエル持ってけよ。きっと驚かれるぜ?「あれ?大阪(東京)へ来る前にどこか寄られたんですか?」ってな。あ、そうそう、名古屋グルメといえばきしめん、そう、あの平たいやつだ。新幹線ホームのきしめん屋が名古屋で一番うまいんだぜ、内緒だけどな。名古屋銘菓というか、noteの「みんなの投稿写真」でまんじゅうって検索したらこれが出てきたのさ。そう、たまたまってやつだ。本題にはあまり関与してねーんだぜ。

のっけからいつもの文体と違うって?おれサマーの文体なんて型がないんだから当たり前だぜ。ココ最近はライターなんて執筆業を生業にしてるから全部クライアント向けの綺麗で飾った型だ、勘違いするな。もともとは結構なDokuヲ吐いてたんYo!たまにはいいだろ?

あ、そうそう、鬼まんじゅうだ、鬼まんじゅう。名古屋の裏ソウルフード、名古屋かその周辺で育ったぼーいずあんどがーるなら誰もが一度は口にしたことあるだろ?え?ない?…お前、モグリだわ、それか名東区出身だろ?え?日進?それ、なぎょやだわ、名古屋じゃねー。八事から豊田方面は三河だわ、天白なんて知らねーよ。犬山と大して変わんねーじゃねーか?え、名古屋インターはあの辺?ありゃ名東区だろ?名駅から最果ての地で名古屋だってイキんな。ちなみにおれサマーは南区出身だ。笠寺観音って聞いたら誰でも知ってるだろ?は?しらねー?南区には日本ガイシホールがあるんだぞ、それすら知らねーのか?お前、東郷町出身だろ?あそこは三河地方だから名古屋じゃねーぞ。このエセ名古屋人が…。
なに?親が守山区出身?守山区は尾張旭と統合するんだろ?違うのか?緑区並みにマイナーじゃねーか?ジブリ博物館ができるって?そりゃおまえ、山しかねーからだろ?自衛隊の駐屯基地もあるくらいだから、南区から見たら別の市だわ。

じゃあ鬼まんじゅうのことをダラダラと書いていくぞ、いいか?写真もなにも無いからな?しかも長いぞ。覚悟しておけ。

鬼まんじゅうってルーツ調べるとそんなに歴史がない…

あ、冒頭からいつもと違う調子ですいません。吐くものを吐いたら楽になりました。名前を上げた市区町村に住んでみえる方、悪意はないのでご容赦を。

鬼まんじゅうとは名古屋の裏ソウルフードです。愛知県、岐阜県美濃地方に住んでる方なら普通にスーパーに売ってるアレのことです。YouTuberのずいみーちゃんが実に美味しそうに鬼まんじゅうを自作して食べてる動画がありまして…

そういえば鬼まんじゅうって無条件におやつに出てきてたよな~と幼少の頃を思い出したことがこの記事の始まりです。決してカエルまんじゅうにけんかを売っていません。

名古屋ローカルとか言われてますけど、鬼まんじゅうは名古屋三越のデパ地下に専門店があったくらいの銘菓。地味すぎて目立たない存在だったんですけど、栄近郊に住んでいるマダムがおやつにと購入していくほどのメジャーアイテムです。これはホント、昭和区民とか千種区民とかはよく食べてるはず。なんせ新栄にも売ってるくらいだから。

鬼まんじゅうって昭和初期に誕生したお菓子。さつまいもをサイコロ状に切って、小麦粉、砂糖、水を混ぜた生地に包んで蒸した素朴な料理です。名古屋のソウルフードというより、東海地方のソウルフードだと最近の研究では判明しています。名古屋の他に岐阜や三重でも食べられているとのこと。

ちょっと前に・・・

デイリーポータルZってWebマガジンでも取り上げられてます。で、この鬼まんじゅうはめちゃくちゃ美味しいってわけでもなく、江戸時代からあった由緒正しきお菓子でもなく、庶民的な家庭料理(おやつ部門)の第一位。どこの家庭でも作られていたお菓子なのです。

最近では蒸しパン状のモノにさつまいもがこねられている鬼まんじゅうもあり(ヤマザキパンから出てなかったかな?)戦中、戦後に食べられていた鬼まんじゅうから華麗な進化を遂げているアイテムもあります。

農林水産省からは「郷土料理」として紹介されてますね。

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その農林水産省からなんとレシピも公開されています。僕が作ると家族が驚くので、この記事を読んだあなた!そう、そこのあなた!写真のレシピを参考にして作ってみて。できたら写真を取って#鬼まんじゅうとTwitterで上げてよ。

鬼まんじゅうの由来ってホントかよ?

農林水産省によると…

歴史・由来・関連行事
「鬼まんじゅう」は、戦中、戦後の食糧難の時代に、比較的手軽に手に入ったさつまいもと小麦粉を使ってつくられ、米の代わりの主食として広まった。角切りにしたさつまいもの角がゴツゴツ見える様が、鬼のツノや金棒を想起させたことからこの名がついたといわれる。地域によって「芋ういろ」や「芋まん」「芋まんじゅう」など、さまざまな呼び名がある。
戦時中は、さつまいもの美味しさよりも量が優先されたため、収穫量が多い“護国芋”という品種が生産されていた。しかし、その味は現在の紅あずまや紅はるか、安納芋といった甘みがあって口当たりがなめらかなものと違い、水っぽく旨味がない芋だったため、これらをいかに美味しく食べるかという工夫から「鬼まんじゅう」が誕生したのではないかといわれている。
その後、高度経済成長期に、農家において腹持ちの良い、安価なおやつとして重宝され、定着していった。

とある(参照:うちの郷土料理)。

確かに腹持ちはいいんです。さつまいもに小麦粉だけなので素朴といえば素朴。でもさつまいもに一工夫したら、鬼まんじゅうって劇的に美味しくなると思いません?例えば戸田みりんみたいな糀のみりんで煮詰めるとか、水飴でさつまいもにアジを付けとくとか、生地に抹茶を練り込むとか…。

そんな工夫をされているお店もあるようで、検索していたら「全国鬼まんじゅう普及委員会」なんてサイトまで出てきました。

鬼まんじゅうのツイートに和樂編集長がコメントまで寄こしてくれたり、なんだか鬼まんじゅうを一つ記事にしろ!と言われているような気がして、締め切り前の記事を他所に置いておいて、このnoteを書いてるんですよね。

という訳で、鬼まんじゅうを探求します!

名古屋がキテる!栄のマチナカもヒサヤオオドオリパークなんて横文字のナウい公園ができ、テレビ塔はホテルになり、セレブが闊歩する栄ではなくなってきました。僕の中では名古屋!といえば栄なわけで、青春時代を栄で遊んで過ごしていたので思いの外あの変化に戸惑いながら居たわけです。

でも、変わらない名古屋の風景は絶対にあって、その中には鬼まんじゅうとか喫茶文化とか、今、僕がどこかの媒体で名古屋のパワーを紹介していかないとイカンと勝手に思うわけです。

なので勝手に名古屋を和樂企画として提案していって、裏話的なところをこちらのnoteで紹介していきます。

本来は「犬山さんぽ」で犬山のことを書いていくんですけど、きっと犬山市内にも鬼まんじゅう文化や喫茶文化などのなぎょや風味があるはず。1st記事の犬山侵攻戦は書ききったことだし、バカバカしさ全開で攻めていこうかなと。そんでもって和樂読者を名古屋漬けにできたらいいなぁ~なんて少しの野望を持つわけです。(和樂Web編集部の重鎮3人は東海地方の方ですしね)

↑の…

に記名記事として名前も載ってることだし、ほんとバカバカしさ全開で記事を書いていきますwww(結局宣伝)

と、言うわけで、鬼まんじゅうとか喫茶文化とか名古屋らしい名古屋を探求、そして伝説になれたらいいじゃないですか~(笑)

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