「誰と出会うか」
毎週金曜日定例の父親との自宅飲み会です。
最初の記事にもでてきたと思いますが私の父親も教員です。だから教育の話をしたひ、働いてて分からないところをよく聞いてもらっています。
今日は父親の教え子と私の教え子について話します。
2人の共通点は中学校から問題のある生徒という情報があったこと。
ずいぶん昔の話、僕が中学3年生の時、父親の生徒に中学校の時に暴力事件を起こし少年院生活を送ってた生徒がいました。その生徒は僕の中学の3個上のバスケ部の先輩でした。(三個下の僕たちには凄い優しい、可愛がってもらった記憶歯科ありませんが)
入試選抜会議で、「この子は問題のある子だ、入学させるべきではない。」というのがまず会議で出た話だったみたいです。
試験ではなく選抜なので総合的な観点の評価で選ぶのが条件これも落とす条件としては十分な条件です。
ただ、その生徒は入試の点数が合格点をはるかに上回る点数を取ってたので落とすのは難しいという段階だったみたいです。
最終的には試験の結果が良かったので入学できたのですが、問題のある生徒という申し送り。きっと学校は続かないと思われたところからのスタートでした。
ここからは人物が2人になるので問題のある生徒をTとよびます。
Tには同じ中学で同じ部活だったYがいました。
Yは勉強が本当に苦手な人でした。(偏差値で言えば最底辺の学校)しかし彼には人を惹きつける人徳があります。
そのYと3年間一緒だったTは、毎朝始発の電車に乗り、朝早くから練習をする生活を3年間をしたそうです。問題を起こすこともなく、大好きなバスケットボールを3年間やり切り、しかも皆勤賞でした。
スタートの時点はマイナスからでした。しかし友人Yの存在や、悪い噂があっても彼を良い方向に導こうとする先生も何人かいたことで、Tは努力し続け、先生から応援される生徒となり卒業しました。
ここまでが父の話。
ここからは私の生徒の話。
生徒にMという男がいました。
教員の道を歩み、初めて受け持った生徒でした。
僕は絶対彼が頑張れるように味方になって育てる覚悟を持ってやると決めました。それが自分の役目であり責任だと思って。
しかし、彼にはY君のような友人が学校内にはいませんでした。そして父親の生徒Tを取り巻く先生と違って「彼を早く辞めさせよう、そうすることが学校にとって1番幸せだ。」という教員しかいませんでした。
自惚に聞こえるかもしれませんが本当に何とかしたいという教員は僕しかいませんでした。ただ1年目の僕には彼をなんとかするだけの力はなかったです。無力な存在だと自分はと思ったことを覚えています。
結局僕が転勤してから2年後、彼が3年の時退学してしまいました。その退学直後お母さんと連絡を取ったが凄い泣いてました。
同じような状況のT(親の生徒)とM(私の生徒)
2人の違いは自分の与えられた環境でどんな人と出会えたかかなと思います。
友人の存在もでかいと思います。Tのうまく行った要因は間違いなくそれもあると思います。
けど僕はそれ以上に子供のことを偏見を持たずに信じて応援してくれる大人がどれだけいたのか、そこの差が大きかったのではないかなと思っています。
もし僕の生徒Mが、もっと応援してくれる大人が多かったら3年間で変われたのではないか、卒業できてたのでは?と今でも思います。
私たち大人がが、信じて接して指導してあげる、応援してあげるのが大事だよなと思いました。応援してくれる人の気持ちはかならず響くと思います。
どんな子でも、応援してあげる。そんな大人と出会えることで子供たちは希望を持てるし、いい効果をもたらすのではないかと思います。
出会った人との関わりがその人の人生を豊かにすることはたくさんあると思います。だから私たち大人は子供たちのために、この人と関わってよかったと思えるような何かをできるように精進するのが大切なのではないのでしょうか?
きっとどんないい環境でも、どんな悪い環境でも差はあったとしても致命的な差はないと思います。
それよりも与えられた場所でどんな人と出会えたかそれが一番大事だと思います。
自分が関わる子供達が与えられた場所で成長できるようにもっと勉強して精進していきます。
下手くそな文章で申し訳ありません。個人の視点なので賛否はもちろんだと思います。少しでも多くの人に+に感じてもらえるように成長していきます。
ここまで読んでいただきありがとうございました
ps
T先輩は結婚して子供も授かり立派なパパとして幸せな生活を送っているそうです。そして三年間頑張ってよかったといってたと連絡が来たみたいです。
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