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グンカンドリに会いたい

変な動物って、ネットやテレビで見つけると、無性に会いたくなることってありませんか。変な動物全部に言える事じゃないんですけど、僕はたまに琴線に触れる会いたい動物が出てくるんですよね。

以前このnoteでも紹介したので言うと、ラーテルとかもそうですね。記事を書いた2年前からいまだに会いに行けていませんが、いつも心のどこかで、ぶっ壊れステータス暴力脳筋野郎のラーテルの事は考えながら生活していますからね。


まだラーテルにすら会えていないにも関わらず、最近会いたい動物を知ってしまったんですよ。

みなさん、グンカンドリって知ってますか?


成鳥は全長100cm、翼開長230cmに達する大型の海鳥だが、体重は1.2kg程度で、大きさの割りに軽い(アホウドリとほとんど同じ大きさなのに、体重は1/3程度でしかない)。くちばし長く先端が鉤状に下方へ曲がる。翼は長くて幅もあり、先端が尖る。尾羽は二又に分かれ、これも長く伸びる。

オス成鳥は全身が光沢のあるで、喉に赤い喉袋がある特徴的な体色をしている。メス成鳥は喉から胸にかけて白く、オスメスの区別は容易である。若鳥は頭部から首、胸まで白か淡褐色で、腹も白い。

オオグンカンドリ wikipedia


言うたら、でっかい海鳥なんですよ。ちょっと変わった形のくちばしを持っていて、オス喉が真っ赤で大きな袋の様になっている鳥なんですね。サイズでかくて、見た目も特徴的なんですけど、生態がこれまた凄いんですよ。

まずグンカンドリって、世界で一番早い鳥らしいんですよ。

なんとなく早いイメージのハヤブサで、最高時速って350キロらしいんですね。新幹線が320キロとかですから、それでも相当早いですよ。そんな中グンカンドリMAX418キロで飛びますからね。

それでいてコイツ、2カ月以上飛び続ける事が出来るんすよ。

なんか体がでかいことを良いことに、ジェットコースター飛行って飛び方をするらしいんですね。なんでも気流を使って上に上がって、滑空するように降りるってのを繰り返すみたいなんですよ。それによって、体力を最小限に抑えることができ、一日400キロほどの移動を数カ月続けることができるようになったって言うんですね。

凄いでしょ。

その飛行力の高さから、ほとんど地上にはおりませんし、飛行力を生かして、他の海鳥襲って魚を吐き出させたりするんすからね。なんか、海鳥界の大ボス感が半端ないじゃないですか。腕っぷしですべてをねじ伏せてる感凄いでしょ。


そして何が良いって、このグンカンドリ。

海鳥の癖に、水面に浮かぶことすらできないんですよ。


そそられるでしょ。これだけの能力を持ったうえで、海鳥として致命的過ぎる欠点を持ってるんですよね。他の海鳥を襲うのも、自分が水に入れないからですからね。グンカンドリの特徴を知ってる海鳥は、水の中に逃げ込むって言うのも皮肉なもんですよ。

んで、飛行に特化してますから、地上で歩くのも苦手速く飛べて、海で生きているのに、水にちょっとでもあたると、溺れて死んじゃう。コイツ、絶対、悪魔の実食っちゃったでしょ。

こんなリアルワンピース動物他にないでしょ。会いに行きたいに決まってるんですよね。



ただ調べる限り、グンカンドリを見ることができる動物園は、いまのところ存在していないようでした。

いつかグンカンドリと対面できる日を願いながら、バケツ水をいっぱい貯めて、会える日を待ち続けようと思います。

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