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出囃子が好きな芸人たち
芸人の出囃子って、ホンマにかっこいいっすよね。
過去、出囃子が光る芸人ってのも紹介させてもらいましたけど、生で見るお笑いの醍醐味の一つが出囃子やと思うんですよ。芸人が出てくる前の、あの興奮を作ってるものとして、出囃子は本当に大切な役割を果たしていると思います。
そんな出囃子ですけど、結局はその芸人が好きな曲が流れる訳ですから、それぞれの感性が見える部分やと思うんですね。
そこで今回は、出囃子として素晴らしいというより、曲にフォーカスを当てて紹介してみたいと思います。個人的に素晴らしいと思う曲を、出囃子としてる芸人さんを、紹介したいと思います。
ー START【locofrank】 ー
アインシュタイン
大阪を代表するメロコアスリーピースバンド、locofrank。そのロコの代表曲とも言えるSTARTですが、メロコアブームの中から出てきたとはいえ、この曲のカッコ良さは色褪せないものがあります。
そしてこの曲を出囃子に置くアインシュタインもまた、いいなぁと思えるんですよ。なんてったって、好きが伝わってくる選曲ですもんね。
アインシュタインにとって、多分ロコって世代やと思うんですよ。当時死ぬほど聞いていて、かっこよさにハマり、そして出囃子にしたいと思ったに違いないと思うんですよ。
その過程も踏まえて、この曲を出囃子においているのが、いいなぁと思える一曲でございます。
ー ゆきこさん【ミドリ】 ー
真空ジェシカ
彼ら人力舎やったんですね。去年一昨年とM-1準決勝まで行き、最近ネタ番組でもたまに見るようになった、真空ジェシカでございます。
彼らが出囃子にしているというゆきこさん。正直俺は、彼らを生で見た事がないので、出囃子を聞いたことが無いんですけど、コレは見てみたいっすね。
この曲のどこを使って、どんな空気で出てくるのかを。
この曲、女の人が「デストロイ」と叫びまわる、結構パンチがある曲なんですね。初っ端から女の人は叫んでるし、楽器隊入ってからも、とにかくバンドメンバーが全員ギャーギャー言いまくってるような曲でして、正直出囃子としてどうなんやろうという感じなんですわ。
その分、この曲が好きな感じも伝わりますし、一周回って尖ってるんやろうなぁって感じも分かります。
すなわちコレ。
すごいゾクゾクする出囃子なんですよ。
出囃子だけでも目を引く、今注目の芸人でございます。
ー SIX TEEN【銀杏BOYZ】 ー
三四郎
ラジオでもお馴染み三四郎ですが、彼らの出囃子も、コレまた中々攻めた選曲でございます。
この曲はミドリ以上にどこで出てくるかわかりませんし、歌詞も曲も尖りきってるんですよ。知らない方のためにどれくらい尖ってる曲かを説明しますとですね、もう歌詞を見てもらえれば一目瞭然ですわ。
僕の目ん玉と 僕の内臓と
僕の排泄物を君に捧げるでしょう
多分地上波ダメっすよね。
こんな尖った出囃子を引っ提げた、2年連続THE MANZAI認定になった実力者の漫才を、しっかり生で見たいものです。
ー半透明少女関係【ZAZENBOYS】ー
ダイノジ
昔エアギターで一躍話題になったダイノジの出囃子は、ZAZEN BOYSの半透明少女関係でございます。
コレはさすが、音楽好きって言う選曲ですよね。ってのも向井秀徳で推すなら、メジャーどころで言ったら、ナンバガの透明少女になると思うんですよ。あの曲だって疾走感はありますし、出囃子になりうる名曲じゃないですか。
そこをあえて半透明少女関係でくるあたりに、ロマンを感じるんですよね。しかもよくよく聞くと、結構出囃子向きな入り方もしてるんですわ。王道を外して正解を出すって、1番センスを感じる形っすよね。
しかもフェスを主催したりしているダイノジだから、コレがイキってる感が出ないってのもいいんですよ。
彼らだからモノにできる選曲、熱い出囃子やと思うんですよね。
とはいえ結局コレは曲ベースで判断しただけの、ただの音楽レビューでございます。
今日紹介した芸人を含めて、しっかり劇場で興奮と共に出囃子を聞きたいと改めて思った、今日このごろでございました。