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フラッシュバック

自己肯定感が高くて自分に誇りを持っていると散々書いてきた私ですが、最近自分の自己肯定感がいかに脆いものかと痛感しています。

もちろん、他者の評価で私の自己評価が落ちることはないです。しかし、それは今の私であって、過去はそうではありませんでした。

過去の私は自己肯定感は地の底。毎日のように消えてしまいたいと思っていましたし、恥ずかしくて顔を上げて歩くことすらできませんでした。周囲の人間全員が私のことをうっすら嫌いで(確実に嫌いな人もいるが)誰もが私を軽んじている。当たり前だ、だってこんなゴミカス人間なんだから。と思って生きていました。

元々ネガティブでしたが、中学から加速していく形になっていました。
今は関わる人間も最小限で、自己肯定感を下げるような人とは関わらないようにしたことでメンタルを保っています。


しかし、頻繁に悪夢を見るのです。
殺人鬼に追いかけられる夢やデスゲームに巻き込まれる夢ならまだマシでした。私の見る悪夢は過去に戻る夢です。

いじめられていた頃の夢。父親に何もかも否定されていた頃の夢。
あの頃の私を見る人間の冷たく嫌悪と嘲笑を含んだ目が夢の中で私を捉えて離さないのです。

場所は様々です。中学校だったり高校だったり過去に住んでいた家や、今の家。もしくは全く知らない場所。
友達でさえも庇ってくれたり否定もしてくれなくて、それが私が嘲笑されるに相応しい人間なんだと確信させられる。
誰からみても私はダメで笑われて嫌われるような人間なんだと心に教え込まれているように感じます。

私がいくら気高く生きようとしても、恥じない生き方をしようと、自分の評価は自分で決めようとしても、定期的に夢でお前はどうしようもないゴミ人間だと分からされる。

当然、寝起きは最悪です。
寝起きだけならともかく、そこから私はあの頃の私に戻ってしまうのです。バイトしに行っても家族と過ごしていても、ネットの中でさえ誰もが私をうっすら嫌いで私を見る瞳には嘲笑が含まれているようにしか見えないのです。

いつも話していた人と話すのが怖くなったり、人の目線が気になったり。
目線や動作、言葉に私への嫌悪が含まれているような意味づけをしてしまったり。
その日はまともに脳が働かず、動きもとろいし文字や数字もまともに読めなくなる。
さらには、傷つくのが怖くて関係をバッサリ切ってしまったり。
つい先日も、noteでそんな被害妄想を繰り広げて苦しくなり、フォローを一気に外すという暴挙に出てしまいました。もし不快に思われた方がいたらこの場を借りて謝罪させてください。本当に申し訳ないです。

Twitterでも何度も同じことをしていて、SNSはやめた方がいいと判断したからnoteにしたのに、また同じことをしてしまうなんて。(noteもSNSですけども。)


正直、他者がそれほど私に興味がないことも、どんな言動や目線にも私を傷つけるような意図はない可能性が高いことは理解しています。全て私の被害妄想で、原因が何かもはっきりと分かっている。

私は他者に顔を向けて歩いてはいけないような人間ではないと分かっているのです。

だけどどうしても怖いです。

「他者を外見で判断する方が間違ってる」
「人を傷つける方がおかしいに決まってる」
「誰がなんと言おうと、私は恥のない生き方を心がけているから素晴らしい人間なのだ」

そう心の中で繰り返していても、

「私はしなくても他の人は外見だけで人を判断する」
「人を傷つけるのに罪悪感を感じない人もいる」
「恥のない生き方を心がけたところで、事実恥しかないではないか」

と過去の人間が私を見るのです。

本当はいじめられていた時に言われた言葉——何気ない一言で先生や他者にバレないように、でも確かに悪意を込めて言われた言葉があったのですが、本当に何気ない言葉なので日常でたまに使われる言葉。そういったものや、父親にお出かけの時にちょっとおしゃれな服着てただけで言われた言葉。

そういった過去に言われた言葉がきっかけになって過去に戻ってしまうことがあります。

私の築いてきた自己肯定感の脆さをここにきて痛感しています。


他者の鬱に「甘え」と言うつもりはありませんが、私の鬱は甘えだと思います。
鬱の時に原因や解決方法が分かっているのにぐるぐるネガティブ思考になってしまうことってありませんか?
鬱でなかったとしても、解決策が分かっているのに「でも……」「だって……」とずっと考えてしまう。本人からしたら深刻な問題ですが、第三者から見たときになんかイライラしちゃいませんか?

思わないかもしれないですね。失礼しました。

少なくとも私は少しイライラしてしまいます。
※鬱の場合は解決より先に休息をとってほしいと思います。紛らわしいですが、この場合は鬱ではない人の「でも」「だって」になります。

上記に書きました通り、解決策や原因が分かっているのに言い訳だけ探して何もしない人が私は嫌いです。

他者に求めるなら自分も……と言う考えなので、過去ばかりに目を向けて「でも怖い」と言い続けている私自身も嫌いなのです。

実は、そんな嫌いな自分への対処として自己肯定感を上げたのであって、「私って素晴らしい人間なんじゃない!?」と思えるようになったのは最近の話なんです。(三〜四ヶ月前くらい?)

自己肯定感を上げてからは、悪夢を見る頻度も減ったし、過去の人間が出てきたとしても関係ない内容だったりと割と平穏な日々を送っていました。
なのに、はっきりと私を否定するあの目を向けられる夢を見たらこのザマです。

自己肯定感を最高潮くらいに上げておいたおかげで「死にたい……私本当にダメだ……」が「そんなはずないんだけどね、多分……」といった具合に抑えられているのですが、完璧に対策できていたと思っていたのでショックです。

急に一方的にフォロー外してしまったり、怖くて人から逃げてしまったりして、そういう自分の衝動的な行動に本当に腹が立ちます。

私があの目から逃れられる日が来るとは到底思えないのですが、逃げ切れるように試行錯誤してみようと思います。

以上、悪夢によるフラッシュバックの話でした。


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