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パーソナリティ心理学

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エニアグラムやMBTIなどの類型論・特性論に関する記事をまとめました。
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記事一覧

16タイプ性格診断好きの人に100の質問(intp)

16タイプ性格診断好きの人に100の質問 厳密にいうと好きなのは「16タイプ性格診断」ではなく「100の質問」もしくは「自分自身」なわけだけど回答してみる。私はintpです。 お名前は?  戸部井です。べいです。 その名前の由来は?  本名のアナグラムから派生したものです。未だしっくりきていない 性格タイプは?(他の診断もよければ/自分がそう思うでOKです)  INTP-Aですが、直感以外は使い分けることもあるかも 性格診断をしてみたきっかけは?  エニアグラムがき

健全と不健全の「6w5」

身近に不健全なタイプ6ウィング5がいるのだが、私はいつも、その人物に辟易とさせられている。特定のタイプに対して苦手意識を持つべきではないが、私は一時期、その人物のせいで「タイプ6アレルギー」を患っていた。(現在その症状はなくなっている。)それと同時に最近「あの人もタイプ6、しかもウィングは5か」と閃くことがあった。その人は正真正銘の健全レベルであり、タイプ6についての洞察を上げるのに、大きな貢献を齎してくれた。 メジャーリーガーであったイチロー選手を知らない日本人を探すこと

タイプ4から見たタイプ4

私はエニアグラムの「タイプ4」であるが、「自分以外のタイプ4」を見定めることが得意ではなかった。芸能人や架空のキャラクターなどにおけるタイプ4については、俯瞰した視点で観察や判断をしていたが、日常生活で出会う「恐らくタイプ4である人間」に対しては、これといった判断材料、決め手を持ち合わせていなかったのだ。4以外のタイプであれば、おおよそのパターンを把握し、話し方や言葉選び、様々な場面における反応や態度、表情や仕草から該当者のエニアグラムタイプを推理することができ、その上で考察

特性5因子による自己分析

『パーソナリティを科学する』を読了。かねてより関心のあった「ビッグ・ファイブ」について、より多くの知識を得ることができた。この記事ではビッグ・ファイブについての発見と自己理解を深めるための検証、そして書籍についての感想を書いていきたいと思う。尚、異なる性格分析の型として「エニアグラム(リソ)」や「MBTI(マイヤーズ)」の記述や比較を行う場合もあるので、予めご留意頂きたい。 まず初めに、私が「ビッグ・ファイブ」に関して勘違いをしていたことを記しておきたい。ともすればこれはM

INTPである私自身のための論考(あるいはエッセイ)

MBTIについては勉強中なので、私はそれについて「初心者」と名乗るのが似つかわしいであろう。元々エニアグラムを勉強していた流れで、同時に語られることの多いそれについて、なんとなく「そういうものがある」程度には認識していたが、この春に些細なきっかけで「MBTIも勉強してみようか」と思い、今に至っている。 私は「INTP」で間違いない。MBTIについてきちんと学ぼうと思い立ち、専門書を読み進める中で、該当の「INTP」のページに差し掛かった時「私のことが書いてある」という経験をし

エニアグラムタイプの「統合」とは

※当記事は「ドン・リチャード・リソ」の提唱するエニアグラムに則って考察したものです。 エニアグラムにおける、「健全」で「統合している」という状態が一体どんなものなのか、答えを知っている人はあまり多くないように思う。 現に数年前、エニアグラム講師を自称する方数名に質問をしたことがあったが「実際に見たことがないから分からない」とか「そういう質問はニーズがないので答えを用意していない」とか「そんな人間はいないでしょう」だとか、いい加減過ぎて何?と、危うく壁に大穴ぶっ放す勢いだった

「嫉妬」を乗り越える(エニアグラム参照)

嫉妬は誰にでもある感情で、それそのものは悪ではない。 嫉妬する自分自身を嫌悪し否定し罪悪感に苛まれることや、嫉妬の対象への執着や攻撃などの衝動が不健全なだけで、嫉妬そのものに罪はない。 しかし、その出どころはどこにあるのだろうか。なぜ私達は嫉妬をするのか。 エニアグラムのタイプ4の囚われは「妬み」である。タイプ4である私自身、随分それに悩まされてきた。 タイプ4は言語化することのできない「欠落感」を抱えている。 それゆえに、自分自身を磨こうと終わりのない刷新を繰り返すのだ。