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【ゲーム感想】牛乳を買いに行こう!ーMilk inside a bag of milk inside a bag of milk

※この記事は「ホラー」「精神的恐怖」に関するコンテンツが含まれています。苦手な方はご注意ください。


はじめに

こんばんは。
かぐやです。
今回は『Milk inside a bag of milk inside a bag of milk』というゲームをプレイして感じたことをまとめてみました。


私はSteamで「精神的恐怖」のジャンルを見ていた時に、偶然このゲームを見つけました。
「ホラー」や「精神的恐怖」のジャンルのゲームは苦手で今まで避けてきましたが、ストアページの概要やPVの雰囲気に惹かれ、やってみようと購入。

実際にやってみると、色々考えさせる部分が多く、クリア後もモヤモヤしました。

そのモヤモヤを解消するために、このゲームに関する自分なりの考察をまとめて見よう、と思いnoteで記事を書こうと思います。

今回はその導入として、
このゲームがどのようなゲームなのか?
プレイしてみて感じたこと
を書いていこうと思います。






ゲームの概要


Milk inside a bag of milk inside a bag of milk』(ミルクインサイドアバッグオブミルクインサイドアバッグオブミルク)は、2020年にロシアのゲーム開発者ニキータ・クリュコフによって開発された、ホラービジュアルノベルゲーム。
このゲームは、牛乳を買うために近くの食料品店を訪れた、重度のトラウマ精神病に悩まされている無名の女性主人公を中心としている。プレイヤーは、彼女の頭の中の声としてプレイする。

このゲームは、2020年8月26日にMissing CalmによってSteamに公開された。2022年11月11日に、ゲームとその続編がForever EntertainmentによってNintendo Switch移植された。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


ゲームは小規模なビジュアルノベルで、巧妙な言葉遊びか、痛々しい心理的エピソードが描かれています。ストーリーが実際の出来事に基づいているという主張は具体的になりすぎるので、抽象化と巧妙な言葉遊びの集合体であるかのように装う方が楽なのです。

まず、これは言葉や形を使った芸術的な表現があり、その上で初めてゲームとして成り立つのです。

本商品には、シリーズ第1作と第2作の両方が収録されています。「Milk Inside A Bag Of Milk Inside A Bag Of Milk」と「Milk Outside A Bag Of Milk Outside A Bag Of Milk」です。

ゲームの特徴:
- 幻覚的な雰囲気の中、紡がれる言葉のピラミッド構造。
- 少女の歪んだ認知力で見た世界を反映したピクセルグラフィック。
- 多様なルート:ゲームの進め方は様々。ただし、たどり着くのが困難なセリフや画像、シーンがあるため、少女が隠している気持ちを全てさらけ出すには本当の意味で親密にならなければいけません。
- 切なくハラハラするサウンドトラック。
- ユニークなグラフィックスタイル
- 本格的な音声表現

出典:『Milk inside a bag of milk inside a bag of milk and Milk outside a bag of milk outside a bag of milk』メーカーによる説明


『Milk inside a bag of milk inside a bag of milk』は、少女が牛乳を買って家に帰ってくるまでを描いたビジュアルノベルゲーム。
プレイヤーは少女のイマジナリーフレンドというメタ的な視点から選択肢を選ぶことで、少女をサポートします。

2020年8月26日、Steamでリリース。
2022年7月18日に日本語対応しました。

また、続編に当たる『Milk outside a bag of milk outside a bag of milk』が2021年12月16日にSteamでリリースされました。

スタート画面。
ゲーム全体を通してこの赤紫色で表現されています。


基本的に2~3択の選択肢を選んでいき、20分程度でクリア出来ます。
ただし、正しくない選択肢を何度か選んでしまうと、主人公に見放されてゲームオーバーとなります。


余談ですが、タイトルを日本語に訳すと「牛乳の袋の中の牛乳の袋の中の牛乳」となります。
「袋の中の牛乳」=「袋入り牛乳」ということでしょうか。

私達にとって、牛乳と言えば「紙パック」が主流ですが、検索してみたところ実際に袋入りの牛乳はあるようです。

もう一つ、タイトルがループしている所ですが、これはゲーム内でも登場する、主人公の思考がループし続けている部分から来ているのだと思います。


プレイしてみて

※以下、『Milk outside a bag of milk outside a bag of milk』のネタバレを一部含みます。


「はじめに」でもお伝えしましたが、
私は「ホラー」や「精神的恐怖」ジャンルのゲームは苦手です。


実際にプレイしてみて感じたことは、
「怖い!もう進めたくない!」
というような恐怖感よりも、
「この後どうなってしまうのだろう…」
というじわじわと恐怖感が募っていくような感じ。

赤紫色ドットで表現された世界、それにマッチした音楽、主人公の独特な表現…。
これらが創り出す世界観に飲み込まれるような感覚。

ここがこのゲームの魅力だと思います。


主人公の少女。

演出に関しては、いくつかビックリするシーンもあります。
そして、私が主人公のイマジナリーフレンドとして突きつける「選択肢」が
「どちらを選んでも主人公を傷つけてしまわないか?」
というものも多く、そこもメンタルに応えました。

ただし、このゲームをクリアするためには、あくまで少女から
「病気」「症状」
ということから遠ざける選択をすることです。

そうしないと、クリアまで進めない。
プレイヤーは彼女の状態をどうすることもできない。

また、プレイヤーが干渉できる部分の最後では、プレイヤーは選択肢を主人公に突きつけるのではなく、主人公の問いかけに対して、自分で入力をする形式で答える必要があります。
そのときに、
『私のこと、わかってくれるよね?』
という問いかけをされます。

今までの部分を通して、
「私の心の奥底に触れる覚悟はあるの?それであなたは納得してくれるの?」
というような、ただ「はい」と淡泊に答えるには重すぎるものを背負っています。


そして終盤、主人公に関する情報が明かされ、その後少しストーリーがあってゲームは幕を閉じます。

しかし、全体を通して、得られる情報が少ない。
そもそも事実なのか?
主人公に何があったのか?
というのが曖昧です。

明確な「終わり」は、ないのです。
そのため、ストーリーがこの作品だけではつかみにくい。

しかし、「謎」がたくさんあるため、考察が捗る作品でもあります。



まとめ

私が『Milk inside a bag of milk inside a bag of milk』をプレイして感じたことは、

・イラスト、言葉、音楽が織りなす独特な世界観を楽しむことができる。
・ビックリ演出と、じわじわとした恐怖感が、不気味な雰囲気をより強くしている。
・内容は不明な点が多く、明確なエンドではないため、次回作のプレイまたは考察で作品を楽しむ必要がある。



おわりに

初めてのゲームの感想の記事を書いてみましたが、どうだったでしょうか。

『Milk inside a bag of milk inside a bag of milk』には、言葉では伝えきれない魅力があります。
是非1度プレイしてみて、自分なりの考察や解釈を考えてみて欲しいです。
ホラー要素があるので、プレイする際にはご注意を。

『Milk inside a bag of milk inside a bag of milk』の考察、また続編の『Milk outside a bag of milk outside a bag of milk』についても後日投稿する予定です。
興味を持っていただけたら、そちらも見ていただけると嬉しいです。


最後まで記事を読んでださった皆さん、ありがとうございます。

この記事が良かったら、スキやコメントなど 気軽にリアクションしていただけると嬉しいです。



⇩『Milk outside a bag of milk outside a bag of milk』の購入はこちらから
 (Steam)

 (Nintendo Switch)



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かぐや(旧)
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