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長男、バスケットはじめる

小学校3年生の長男がバスケットボールが楽しい、もっとやりたいと言い出した。
ボールをつくことが楽しいので家の前でもバンバンと大きめの音を立てながらドリブルの練習や友達とパスの練習をしていた。

ある時は向かいの畑のおじさんに畑にボールを入れるなと怒られ、ある時には公園でパス練習をするなと近所のおばさんに怒られた息子。私も夫も田舎で育っていて外でボール遊びをしていて怒られたことがない。ここは都会ではないけど、私たちの感覚はズレていたようだ反省とともに長男が不憫になってバスケットボール教室に通うことにした。平日の夕方に通うのはちょっと大変ではあるけど、やる気の波は待ってはくれない。今この波に乗りたいという気持ちが家族の総意であった。

まずは体験にと思っていたが体験帰りには入会していた。
通い始めて3回目。まだまだパスもドリブルも上手にできない息子はゲーム練習でなかなか思うように動けず「あいつ何もやってないやん」や「あの初心者がいるから楽勝」などと言われ落ち込んだようだ。しかし、そんな時に近くに来て「最初はそんなもんよ」と励ましてくれる子もいたようだ。

嫌なことを言ってくる子にはなんか腹が立ち、励ましてくれた子に感謝したり親としても感情が忙しい体験をしている。
「いつ辞めたっていいんだよ」という夫に「うん。考えるけど辞めたくない」という長男。

次の日から家でも練習が始まった。youtubeを見たり本を見たり、朝早く起きてボールを使ってもいい公園に車で行くなど、夫はできる事をやり始めた。長男も楽しそうにやっているように見える。あまりストイックにならずに大事なのは楽しむこと。と思いつつ、でもゲームで貢献できないとまた辛辣な言葉をかけられるのかと思うともっとがんばれ!と思ってしまう。

私自身は身長は170cmくらいで高いのだが運動神経が良くなく、負けん気も弱く人の顔色ばかり窺ってしまうところがあって、団体競技には向いていなくてずっと個人スポーツを選んでやってきた。なので、長男が団体競技をやりたいと言ったことが嬉しかったのだ。我が子が好きなこと、やりたい事を自分自身で見つけてきたことも嬉しかった。こんなに嬉しいものなのかとここに書いておきたい気分になる程じわ〜っとした喜びがあった。

まだ始まったばかりだどうなるか分からないけど、長男がどう好きなものと付き合っていくのかじっくりと見ていようと思う。

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