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すらすら聞くには速く読むべし〜『英語の読み方 リスニング篇』〜【10月英語本チャレンジ7】
またまたしつこく? 同じ著者の本を読んでいます。北村一真先生の『英語の読み方 リスニング篇』です。
昨日の『英語の読み方 ニュース、SNSから小説まで』の続編、というような位置づけで、今度は読むと聞くをリンクさせる本といえます。
同じ中公新書のカバーなので、紛らわしいですね?
要は最初の本のようにすらすら読むことができるようになってくると、自ずから聞く力も向上する、ということなのです。書き言葉、話し言葉の差はあれど、同じ英文法の法則にのっとった文章ですから。「ああ、聞こえない。やっぱり日本の英語教育は……」となる前に読む力を底上げしておくのは最初の本で書いてあること。本書ではさらにリスニング特有の問題点にも触れています。発音ですね。
英語の発音は、音だけでも日本語と大いに違うのでその点は慣れておく必要があります。単語ひとつひとつずつでなく、まとまったかたまりとして発音されることが多い上に音が表記してある文字とは違うような読みになるように変化することもあるからです。
そのような発音上の変化については、今回のチャレンジで最初に取り上げた『英語のハノン』初級の一番最初、Unit 0に音声と説明ともにとても詳しいです。ときどき英語の音が団子になってどこで切れるのか分からない、と思う人はぜひ「ハノン」をお試しになることをお薦めします。
そしてこれは読む文章と同じですが、文脈で聞くこと、構文を把握できること、などが重要なポイントである、とあげています。
文脈ね、文脈……要は「この人は何が言いたいんだろう?」をつかむことが一番なんですよ。そのために構文の把握が必要だったり、語彙を増やすことが大切だったり、発音に慣れることが求められたりする訳です。文法、語彙、発音はすべて理解するために必要なだけです。目的と手段をはき違えると、英語の泥沼にはまるような気がします。
それにしてもどうも「英語を読む」ことに最近苦手意識が出てきてマズいと思っているところです。読めないことはないし、第二言語として英語を使う立場としてけっして遅い訳ではないのですが、母国語の読書スピードに対して雲泥の差で遅すぎる。だから、英語より日本語を読んでしまうんですよね〜。英語を学習中、という方と基本は何も変わりません。ここはひとつ、慣れるまで少し耐えて読み続けなくてはならない段階なのでしょう。
いっちょう、やりますか!
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