そこに愛はあるのか
二つの本から思った事
友人からこの本をお勧めされた。
アメリカ・インディアンの教えを老婆が孫に伝える内容で、とても有名な本らしい。帯にはこうある。
アメリカ・インディアンが信じ続けてきた最後の再生の物語
「地球が病んで動物たちが姿を消しはじめる時、まさにそのとき、みんなを救うために虹の戦士たちがあらわれる」
-アメリカ・インディアンに古くから伝わる言い伝えより-
この本を読んで思い出したのが、以下の3冊からなる物語だ。
あらすじ
恐らく漂流したか何かでインカの片田舎に住む、白人の子供が、その見た目で周りから浮いていたが、村が襲撃されたことをきっかけにインカ王に仕える事となり、インカ王の信頼を得る。娘になった時には次期インカ王候補の青年達が彼女に近づく。
その頃丁度ピサロらスペイン人の襲撃があり、娘は自分の姿と同じ人間に驚き、その中にいた青年と恋に落ちるが、インカ王の寵愛を受けているため、結ばれることは難しい。
一方で青年も肌の色は違うけれども、立派な文明を築いているインカの人々を惨殺していく一行達のやり方を心よしと思っておらず、どうにか共同で生きていきたいと思っているのだが…。
なぜ思い出したのか
どちらも白人による侵略を受けている者たちが、どのように考えていたのかを物語っていたからだ。
歴史は往々にして侵略者に都合よく記録され後世に伝えられていく。
それは最近、古代文明の認識が変化してきていることからも推し量られる。
だから、侵略された側の考えは分からないことが多い。
古代メソアメリカにおける侵略者に対する考え方
インカ文明がスペインのピサロに侵略された時、非常に少ないスペイン人に対して、大文明を誇っていたインカ文明が、なぜ易々と征服されてしまったのかは、古の言い伝えによるところだと言うのが一般的だ。
すなわち、インカの創造神ビラコチャは白い肌と黒い髪の巨人で、いつの日か戻って来る事になっていた。
だから、スペイン人をみてビラコチャが戻ってきたと勘違いして受け入れてしまった。
勿論そればかりでなくて、新大陸には無かった天然痘により国内でダメージが大きかったことや、それによる王権争いなどもあったようだし、鉄器や馬を知らなかったインカ人にとってそれらは畏敬のものとして捉えられたのだろう。
一方で、侵略したスペイン側の神父はこんな事を言っている。
「インデイオは偶像を崇拝し,人間を生贄にささげ,野蛮人である。このような愚鈍な人間は徳の高いスペイン人の支配に服従すべきだ。支配を拒否する場合は戦いを仕掛けて征服し奴隷とする,これが正義である。真の宗教を信じるスペイン人に征服されれば,インデイオは慈悲心や文明を身に着け魂が救済されるのだから,大きな恵みを受けることになる。金銀はインデイオには必要ないものだ。その代わりに鉄を手に入れることができ,文明が進化する。小麦や農畜産技術もスペインが持ち込んだもので,十分な代償ではないか」(参照-岩根圀和著「物語スペインの歴史人物編」)
これは先に挙げた2冊の本に同じような記述がある。
愛とは何なのか
キリスト教では「汝の隣人を愛せよ」と言われる。ここでいう隣人とはなにも物理的な隣の人ではなく、自分以外の全てが当てはまるようだ。
右の頬を叩かれたら左の頬を差し出しなさい
これは、
悪を成す者に対して仕返しや報復はするな、悪を成す者と同じ手は使うな
と言うことで、
最初の目論みを上回るものを突き返されると、最初の目論みが何だかちゃちなものに見える。これは、悪を成す者の面目を失わせることになる。
汝の隣人を愛せよ
これは、迫害する者がイエス様を救い主と信じて、あなたの用意された罪の赦しの救いを受け取ることができるようにして下さい、と悪人や敵のために祈る。すると迫害がなくなる、と言う事らしい。
神が望む、神との結びつきを人間が回復できるように働きかけ、またそれを祈ること、これがキリスト信仰者にとって敵を愛するということらしい。
しかし、次第にはキリスト教を言い訳にして、様々な文化・文明を否定し、壊し、分断してきたように思う。
実のところ、どんな宗教でも、愛でもって人間を救おうとしているように思うが、それを扱う人間が歪曲させているのではないか。
愛を感じる、発する、信じる事ができるか
今回取り上げた二つの本のうち、前者は「だから私たちが今出来る事は何か」を問いかけている。
すべての人間がひとつの家族のようにつながるために。
後者はスペイン人の戦略時における男女の悲恋物語が中心で、その背景に今述べてきたようなことはあるが、そこから何を読み取るかは読者による。二人の波乱万丈な恋物語に心躍らされることだったり、スペイン人の侵略という時代物として読むことも出来る。
しかし、両者を並べて見てみると、今私に響いているのが
私を育んできてくれた自然を大切にする
周りに居てくれる人たちに感謝を持って過ごす
自分自身をもっと大事にする
見知らぬ人も同じ人間として大切にする
ってこと。
私なりの愛の発し方
私は演劇の技法を使って、その人の身体や心の癖を取って、自分らしく輝かせるお手伝いが出来る。これが、私ができる愛の発信だ。
なんじゃ、そりゃ?と思ったら、これを読んで。
おい、結局宣伝かよって思わず、読んでლ(´∀`ლ)
ま、そういうこと。
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