独学でも挫折しないプログラミング学習法~おすすめの言語とやるべきこと~
こんにちは、「Python学院」の政田です!
(Python学院については以下の記事をご覧ください)
「プログラミングにチャレンジしたいけど、独学でもできる?」
「独学でプログラミングを勉強する際のコツがあったら知りたい!」
こんなお悩みや考えをお持ちではありませんか?
この記事では、現役のシステムエンジニアが「独学でも挫折しないプログラミング学習法」についてお伝えいたします。最近プログラミング学習を始めたばかりの人、必見の内容となっております!
そもそもプログラミングは独学でも可能?
結論から言うと、初心者がプログラミングを独学で学ぶことは可能です。自分で学び続けられる環境があり、モチベーションを維持できるのであれば、独学は有効な手段となります!
独学とプログラミングスクールの違い、メリット・デメリット
では続いて、プログラミングを学ぶ方法として挙げられる、独学とプログラミングスクールの違いについて、改めて確認しておきましょう。言うまでもありませんが、独学・スクールともにメリットとデメリットがあります。結局のところ、どちらが良い悪いというものではなく、どちらが自分に合うかが問題となります。
独学は「サポートがないが、出費も少ないのでチャレンジしやすい」
独学の最大のメリットは、大きな費用がかからないのでチャレンジしやすい、ということが挙げられます。独学で学ぶ場合、出費は書籍代くらいです。プログラミング関連の書籍は、他の一般的な書籍に比べると少し高額ですが、それでも高くて1冊3000円くらいです。スクールに通うことと比較すれば、金銭的な負担は雲泥の差と言えます。
一方で、独学の最大のデメリットは、サポートがなく挫折しやすいことが挙げられます。たった1か所のエラーで全く動かなくなるのがプログラムの特徴です。経験者であればすぐに気づけるようなミスでも、初心者であれば全く気づけずに時間を浪費してしまうケースは多々あります。最悪の場合、1か所のエラーを解決できずに、「自分には向いていなかった」と挫折してしまう可能性があるのが、独学のデメリットと言えます。
スクールは「出費が多いが、サポートもあるので挫折しにくい」
スクールの最大のメリットは、学習のステップがあらかじめ設定されており、効率よく学習を進めることができるという点です。
また、新しいことを始める際は、知識や経験豊富な人のサポートを受けることで、挫折しにくくなるのは間違いありません。「何時間考えても分からなかったことが、講師に質問したら3分で解決した」というようなことが、プログラミングの世界ではよく起こります。講師によるサポートが適宜受けられるのは、挫折を防ぐうえで大きなメリットとなります。
一方で、スクールの最大のデメリットは、費用が多くかかる点が挙げられます。高額なスクールでは数十万円かかってしまうケースも存在します。「少しプログラミングに興味がでてきた」というくらいでしたら、まずは独学で始めてみる。その後、本気で取り組めそうであればスクールを検討する、というのが望ましいのではないでしょうか。
プログラミングの独学で挫折しやすいポイント3つ
では続いて、プログラミングを独学で進めていく上で挫折しやすいポイントを3つ挙げます。「プログラミングの挫折率は9割を超える」とも言われますので、前もって挫折しやすいポイントを押さえて対策しておきましょう!
① 完璧に理解しようとしてしまう
挫折しやすいポイント1つ目は、最初から完璧に理解しようとしてしまうことが挙げられます。小学校や中学校で習った勉強とは違い、完璧に理解せずに進めても問題がないのがプログラミングです。完璧な理解を求めると、派生した知識まで覚える必要があり、途中で挫折しやすくなってしまいます。
プログラミングを学習し始めたばかりでは、「プログラムが動いたらそれでOK」と気軽に考えておくことで、挫折しにくくなります。
② エラーを自分だけで解決しようとしてしまう
挫折しやすいポイント2つ目は、エラーを自分だけで解決しようとすることが挙げられます。先ほどもお伝えしましたが、初心者が何時間かけても解決できなかったエラーを、経験者が数分で解決してしまうことがあるのがプログラミングです。
ある程度自分で考えて解決しなければ、ネットで検索してみたり、プログラマーのコミュニティサイトなどで質問をするなど、まずは他の人を頼るというのが大切です。スクールであれば、気軽に講師やサポーターの方に質問できますが、独学であっても、ネットを駆使することで質問が可能です。
③ あまり時間が取れずに学習が進まなくなってしまう
挫折しやすいポイント3つ目は、あまり時間が取れずに学習が進まなくなってしまうことが挙げられます。やはり学習した分だけ成長できますので、絶対的な勉強時間や勉強量は必要になります。
独学の場合、誰かに見張られもせず、どこからどこまでを学習するかも決められていないので、往々にして勉強は後回しになります。徐々にプログラミング学習にかける時間が少なくなっていき、いつの間にか「もういいか」となってしまう可能性があります。
少しずつでも成長している実感があれば、挫折する可能性は下がります。毎日この時間はプログラミング学習を行う、と決めておくなどの対策が重要になります。
プログラミングの独学を成功させるために必要なもの
挫折しやすいのがプログラミングの独学ですが、以下の点を意識すると
挫折することなく独学を成功させることができます。
・学習時間を確保すること
まず大前提として、学習時間を確保することが最重要です。学習しなければ上達はないので、ここは何があっても崩してはいけません。
繰り返しになりますが、1日の中で「何があってもこの時間はプログラミング学習をする」という時間を作っておくことがおすすめです。
・目標を定めて、最後までやり遂げると決意すること
そして、目標までやり遂げると決意することも重要です。そもそも「こんなシステムを作りたい」という目標がなければ、学習を進めてもどこに向かっているのか不明確なため挫折しやすくなります。
そのためには、まずはプログラミング学習を進める目的を振り返り、それに合った目標を設定して、最後までやり遂げることを決意しましょう。
目標を決めておけば、何のために学習しているのかが明確なので、つまずくことがあっても簡単には挫折しません。
プログラミングの独学が向いている人、向いていない人
これまでの内容を振り返って、プログラミングの独学が向いている人と向いていない人をまとめておきます。
独学が向いている人
・プログラミングを学習する目的が明確な人
・学習時間を確保するためのタイムマネジメントができる人
・分からない点があった際にネット上からヒントを見つけ出せる人
独学が向いていない人
・プログラミングを学習する目的が不明確な人
・自分1人で毎日学習時間を確保できる自信がない人
・分からない点があった際に、能動的に解決できる自信がない人
小学校時代に、夏休みの宿題を計画的に進めることができた人や、普段の仕事で、計画したスケジュール通りに業務ができる人であれば、独学でも十分にプログラミング学習を進めることができます!
独学でプログラミングを習得するためにやるべき3つのこと
ではここからは、独学でプログラミングを習得することを前提として、やるべきことの具体的な3ステップを見ていきます。
・プログラミングを学ぶ目的を明確にする
やるべきことの1つ目は、やはり学ぶ目的を明確にすることです。「なんとなく」で始めたことと、「~~がしたい」という明確な目的で始めたことと、どちらが続きやすいかは考えるまでもありません。まずは最低限、挫折を防いで学び続けることができるように、学ぶ目的を明確にしましょう。
・何を作りたいのかを決める
やるべきことの2つ目は、何を作りたいのか決めることです。学習していく上で、「最終的にはこんなものを作ってみよう」というゴールが明確だと、それを作るために学ばなければいけないことが必然的に増えていきます。
学習を進めるにつれて成果物ができていくので、楽しみながら新しいことを学ぶことができます。最終的なゴールの例としては、「普段のルーティンワークを自動化できるツール」や、「オリジナルのWebサービスの構築」などが考えられます。
・学習するプログラミング言語を選ぶ
プログラミングを学ぶ目的と、何を作りたいのかを決めたら、最後は学習するプログラミング言語を選択します。プログラミング学習といっても、プログラミング言語の種類は数多くあります。各プログラミング言語は、それぞれどのような分野に強いなど特徴があります。
「プログラミングを勉強したい」というのは「何か外国語を喋れるようになりたい」と似ています。「英語にしようか、フランス語にしようか」と決めるのと同じように、どの言語を学ぶのか決めましょう。以下では初心者が独学でも習得しやすいプログラミング言語について、3つご紹介します。
独学で習得しやすいプログラミング言語3つ
・Ruby
Rubyは日本人によって作られたプログラミング言語で、Webアプリケーションの開発に向いているという特徴があります。日本人によって作られただけあって、日本語の解説が多く、学習を進めるにあたっての参考が比較的容易に読み解けます。
・Python
Pythonは最近かなり人気がでてきているプログラミング言語で、「機械学習や人工知能を扱うならPython」という立ち位置を確立しています。他にもWebアプリケーションの作成などもできます。また小学生向けのプログラミングスクールでも採用されるほど、文法が分かりやすいという特徴があります。読みやすくて書きやすいため、初心者でも学習を進めやすいです。
・JavaScript
JavaScriptはWebサイト周りで使われることが多いプログラミング言語で、ほぼ100%のWebサイト・WebサービスがJavaScriptを使用して作られています。そのため、学習を進めていく上で必要となる情報は、調べればたくさん存在しています。難易度的にもそこまで難しい言語ではないので、WebサイトやWebサービスに興味があるならJavaScriptを学ぶのがおすすめです。
プログラミングを独学で勉強する際に使える教材
では最後に、プログラミングを独学で勉強する際に使える教材について、
代表的なもの3つを挙げておきます。
・本(書籍)
独学で勉強する際に使える教材、まず1つ目は書籍です。書籍をベースに学習を進めるスクールもあるので、独学においても書籍は使えます。「〇〇 初心者 書籍」などで検索すると、学習する言語ごとにオススメの書籍を見つけることができます(〇〇は、学習するプログラミング言語)。最初は、できるだけ簡単そうなものから始めて、挫折しないことを目標にするのがおすすめです。
・動画
独学で勉強する際に使える教材、2つ目は動画です。動画を見ながらプログラミング学習を進めることも、独学では有効な手段となります。動画のメリットは、書籍とは違って実際の動きをイメージしながら学習できる点です。
具体的には、動画教材を販売しているサイトや、YouTubeにアップされている動画などで学習を進めることが可能です。「〇〇 動画 教材」などで検索することで、多くの動画がヒットします。
・サイト(サービス)
独学で勉強する際に使える教材、3つ目はWebサイトやWebサービスです。
これらは独学でプログラミング学習を進めることを前提に作られているので、使いこなすことができればかなり有益です。有料サービスも無料サービスもあるので、「〇〇 学習 サイト」などで検索し、自分に合ったサービスを探してみましょう。
プログラミングは続けることが大切!独学で挫折しそうになったら経験者に声をかけよう!
ここまで見てきたように、プログラミングを独学で勉強することは可能です。やり方を間違えなければ、途中で挫折することなく、最初に設定した目標物を作れるようになれます。
一方で、やはりスクールに通うよりも挫折しやすいというデメリットは消えません。したがって、どうしても途中で挫折しそうになった際は、身の回りの経験者に声をかけたりして、助けを求めるのが大切です。
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以上、「独学でも挫折しないプログラミング学習法~おすすめの言語とやるべきこと~」をご紹介いたしました。
当社では、過去に膨大な数のIT 研修を実施してきました。Python 学院は、それら研修でのお客さまの声が反映された教育機関です。そのため、システム部門・非システム部門また文系理系を問わず、プログラミング未経験者でも挫折することなくゼロから基礎を学び、実用的なレベルまで習得することができます。
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