飽き性? 続くことに出会ってないだけ
「私、飽きっぽいんです。継続力をつけたいです」と、たまにご相談されます。
わたしの仕事であるセッション中にご相談されたなら、継続力を欠く原因や適したものを透視します。
でも、プライベートのわたしは、「飽き性はいけないことなのかなぁ。飽きてもいいと思うけどなぁ」と思います。
「継続力をつけたいです」とご相談されるのは、どうやらわたしが、継続力がある人に見えているらしいのです。
いえいえ、全く、ナイ! です。
もし継続力がある人に見えるのなら、続けたいものが続いただけなのです。
フィットネスジムが続かない
フィットネスジムは、続かなかったなぁ〜。
・大手スポーツジム、2ヶ月。
・加圧トレーニング、3ヶ月。
・ピラティス(グループレッスン)、3ヶ月。
・EMSトレーニングジム、6ヶ月。
誤解がないように念のため書いておきますが、上記のレッスン内容が悪いのではなく、あくまでもわたし個人の問題です。
言い訳のようですが、上記の期間中は非常に真面目に通っていました。
でも、続かなかった。
結果もボヤッっとしたものでした。
しつこいですが、レッスンの内容が悪いのではなく、あくまでもわたし個人の場合です。事実、継続して結果も出していた人たちが、それぞれのジムにいらっしゃいました。
なぜ続かなかったのか……
合わなかった。ただそれだけです。
まぁ、他に理由を探せば、あるにはあります。
・仕事が忙しくなった。
・季節が冬になり、寒くて行くのが億劫になった。
・遠い。
・辛いのとか、痛いの無理。
・一度やってみたかっただけ。
・そもそも筋トレ嫌いだったみたい。
などなど。
でも、ひとことにすると、やっぱり「合わなかった」になります。
なんなら「合わせたいと思えなかった」です。
合わないなら、仕方ない。
だから、続かなかったからといって自分がダメな人間だと、わたしは自分を責めません。
そうです、わたしの良きところは、反省はしても自分を責めないところです!!
「えー! でも井上さん、普段から『人生はすべて自己責任』とおっしゃっていませんでしたか?」
と叱られそうですが、嘘はついてないですよ、「自己責任」とは自分を責めることではありませんからね。
「たとえ嫌なことがあっても、起きたことは全て自分次第。自分の捉え方や対応次第で自分の人生を楽しくする責任がある」が自己責任だと思っています。
話を戻して……
継続力以上に、ニコニコしていられる状態が大事
しかし、世間では「継続力が重要」と言われますね。確かにその通りだと私も思います。
継続力は重要! ただし、全部に必要ではない。
だってそうでしょう、どれもこれも継続力を発揮していたら、歳をとるほどタスクが増えて、いくら時間があっても足りなくなります。
思うに、ご自分を「飽き性でダメ」と責めてしまいたくなる方は、飽きないものに出会ってないだけだとお見受けします。
大事なことなので、もう一回言いますね!
飽きないものに出会っていないだけ。ご自分を責める必要なし。
むしろ、継続力!継続力!と頭でコントロールしすぎない方が、健やかな人生を創造できます。
ストレスを感じているものを無理やり意思の力で努力して継続しようとすると、病気になったり、何かの依存症になったりと、必ずどこかに歪みがでます。
受験勉強や資格試験などは期間限定ではありますが、確かに継続力が結果に影響するでしょう。しかしそれも長期に渡るほど、ストレスを軽減するために、習慣化する仕組みが必要になります。
ニコニコしていられる状態でなければ継続できない! 恋愛もダイエットも、そうですよね。
楽しい努力なら、ニコニコしながら続くものです。
そして、ニコニコして継続できるものに出会った
そろそろまとめます。
そしてわたしはとうとう、ニコニコ継続できるフィットネススタジオに出会いました。
それは、このマガジンの1回目に書いた「ピラティスのプライベートレッスン」です。毎週1時間のレッスンに通うこと1年。更に継続中です。まだ1年、とも言えますが、わたしのフィットネスジムとの黒歴史では快挙なのです。毎週毎週楽しみで、レッスンが終了すると同時に「早く来週にならないかな」と思っています。必要だから行くのではなくて、行きたいから行くフィットネスジムなんて初めてなのです。
正直、最初は目に見える効果は実感できませんでした。
ピラティスで鍛えるのはインナーマッスル、体幹なので、目に見える部分の変化は後になります。「なんかいい感じ・なんか心地いい」という小さな気持ちよさを信じて積み上げていく作業です。
初日の体験レッスンでは、先生に「(刺激)入った?」と聞かれても、「う〜〜ん、どうだろ?」とわかりませんでした。それでも体験レッスンの日にそのまま入会したのは、「先生、なんかいいな」と思ったのです。
結局は相性ですね! 間合いとか声とか、指摘されるポイントが信頼をおけるとか。ものすごい数のインストラクターの中から「この先生がいいな」と顔写真で選んだのですが、大正解でした。
そして通い続けて1年が過ぎようとする頃、いつの間にか体幹がついていることに気がつきました。先生が指摘することを体が理解できているのですぐ直せます。動きの中で、肩や首の力もうまく抜けるようになりました。伸ばすこと、捻ることがうまくなったのは、体幹ができたからだそうです。
「体幹が整うとストレッチがより気持ちよくなるのよ」と先生がおっしゃるところの「気持良さ」がわかるようになります。
小さな小さな変化を毎週毎週積み上げること。それを信じて続けられたのは、ただただ、楽しかったからです。無理なく続くことに出会ったからです。
継続は力なり
改めて継続は力だと思います!
ただし、ニコニコ継続できることで、です。